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2006 ワールド・ベースボール・クラシック プエルトリコ代表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2006 ワールド・ベースボール・クラシック プエルトリコ代表(2006 - プエルトリコだいひょう)は、2006年に開催された第1回ワールド・ベースボール・クラシックに出場した、野球プエルトリコ代表チームである。監督はホセ・オケンドーMLBセントルイス・カージナルス三塁コーチ)が務めた。

経緯

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地元開催という地の利もあり、第1ラウンドを3戦全勝で突破した。第2ラウンド進出8チームの中では打率が日本アメリカ合衆国に次ぐ3位、出塁率は日本に次ぐ2位であった。しかし第2ラウンドではドミニカ共和国に勝ったものの、打線が繋がりを欠いたベネズエラ戦、キューバ戦に連敗し、敗退した。

最終成績

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第2ラウンド敗退(大会通算成績:4勝2敗)

第1ラウンド

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POOL C を3戦全勝で1位通過。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
パナマ(1敗) 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 5 1
プエルトリコ(1勝) 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 5 1
  1. 勝利ホセ・サンティアゴ(1勝)  
  2. セーブフェルナンド・カブレラ(1S)  
  3. 敗戦マニー・アコスタ(1敗)  
  4. 本塁打
    プエルトリコ:アレックス・リオス1号(ソロ、レニン・ピコタ
プエルトリコは4回に押し出し四球で1点の先制を許した。しかし5回にアレックス・リオスのソロ本塁打で同点に追いつくと、一死二塁からバーニー・ウィリアムスが適時打を放ち逆転。そのまま逃げ切り、WBC白星スタートを切った。
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
プエルトリコ(2勝) 1 0 1 1 0 2 2 0 1 8 14 4
オランダ(1敗) 0 0 0 1 2 0 0 0 0 3 5 1
  1. 勝利オーランド・ロマン(1勝)  
  2. 敗戦ジェイアー・ジャージェンス(1敗)  
  3. 本塁打
    プエルトリコ:ハビー・ロペス1号(ソロ、ロブ・コルデマンス)、イバン・ロドリゲス1号(ソロ、ヤイアー・ユリヘンス)、カルロス・ベルトラン1号(ソロ、デーブ・ドライハー
4回までに3点を挙げながら5回に追いつかれたプエルトリコだったが、6回に再び勝ち越しに成功すると、その後も得点を重ね8-3で勝利。第2ラウンド進出へ近づいた。
  1 2 3 4 5 6 7 R H E
プエルトリコ(3勝) 1 2 0 5 5 2 2 12 10 2
キューバ(2勝1敗) 0 1 0 1 2 0 1 2 5 1
  1. (7回規定によりコールドゲーム)
  2. 勝利ディッキー・ゴンザレス(1勝)  
  3. 敗戦ルイス・ボロト(1敗)  
  4. 本塁打
    プエルトリコ:バーニー・ウィリアムス1号(2ラン、ルイス・ボロト)、アレックス・シントロン1号(2ラン、ルイス・ボロト)、カルロス・ベルトラン2号(3ラン、ホンデル・マルティネス
2連勝チーム同士の対戦は、3本の本塁打などで12点を奪ったプエルトリコが7回コールド勝ち。3勝無敗で第1ラウンド首位通過を決めた。

第2ラウンド

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POOL 2 で1勝2敗の最下位に終わり敗退。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
 プエルトリコ(1勝) 0 0 0 1 0 3 3 0 0 7 13 1
 ドミニカ共和国(1敗) 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 6 2
ハビアー・バスケス(1勝) ダマソ・マルテ(1敗)
本塁打:[ドミニカ共和国] エイドリアン・ベルトレ4号(ソロ、ハビアー・バスケス
プエルトリコ先発のハビアー・バスケスが、強打のドミニカ共和国打線を相手に5回1失点の好投を見せ、その後登板したリリーフ陣も0点に抑えた。6回のホゼ・クルーズ・ジュニアの2点適時打が決勝点となり、プエルトリコが勝利した。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
 ベネズエラ(1勝1敗) 0 0 0 0 2 0 0 4 0 6 6 2
 プエルトリコ(1勝1敗) 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 0
カルロス・ザンブラーノ(1勝) ジョエル・ピネイロ(1敗)
本塁打:[ベネズエラ] エンディ・チャベス2号(2ラン、ジョエル・ピネイロ) ビクター・マルティネス1号(満塁、イバン・マルドナド
プエルトリコが大会初黒星を喫した。打線はベネズエラ投手陣に完封され、投手陣も本塁打2本を浴び6失点を許した。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
 キューバ(2勝1敗) 1 0 0 3 0 0 0 0 0 4 6 2
 プエルトリコ(1勝2敗) 1 0 0 0 0 0 2 0 0 3 9 1
オルマリ・ロメロ(2勝) Sビショアンドリ・オデリン(2敗1S) ディッキー・ゴンザレス(1勝1敗)
本塁打:[プエルトリコ] バーニー・ウィリアムス2号(ソロ、オルマリ・ロメロ
1次リーグの再戦で、両者とも「勝てば準決勝進出、負ければ2次リーグ敗退」となる試合。前回のキューバ戦で好投したディッキー・ゴンザレスがこの日は4失点。7回に1点差まで追い上げたプエルトリコだったが、あと1点が奪えずに敗れた。

代表選手

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背番号 氏名 所属球団 備考
監督 ホセ・オケンドー*
José Oquendo
アメリカ合衆国の旗セントルイス・カージナルス
コーチ ホセ・クルーズ・シニア
José Cruz Sr.
アメリカ合衆国の旗ヒューストン・アストロズ ホセ・クルーズ
・ジュニアの父
投手 9 フェデリコ・バエス
Federico Báez
アメリカ合衆国の旗ウェストテン・ダイヤモンドジャックス
23 ハビアー・バスケス
Javier Vázquez
アメリカ合衆国の旗シカゴ・ホワイトソックス
29 フアン・パディーヤ
Juan Padilla
アメリカ合衆国の旗ニューヨーク・メッツ
33 J.C.ロメロ
J. C. Romero
アメリカ合衆国の旗ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム
38 ジョエル・ピネイロ
Joel Piñeiro
アメリカ合衆国の旗シアトル・マリナーズ
40 ホセ・サンティアゴ
Jose Santiago
アメリカ合衆国の旗ニューヨーク・メッツ
43 ディッキー・ゴンザレス
Dicky Gonzalez
日本の旗東京ヤクルトスワローズ
45 ジョシュ・マトス
Josué Matos
アメリカ合衆国の旗ニューアーク・ベアーズ
48 ペドロ・フェリシアーノ
Pedro Feliciano
アメリカ合衆国の旗ニューヨーク・メッツ
50 キコ・カレーロ
Kiko Calero
アメリカ合衆国の旗オークランド・アスレチックス
52 オーランド・ロマン
Orlando Román
アメリカ合衆国の旗ビンガムトン・メッツ
55 イバン・マルドナド
Iván Maldonado
アメリカ合衆国の旗ビンガムトン・メッツ
56 フェルナンド・カブレラ
Fernando Cabrera
アメリカ合衆国の旗クリーブランド・インディアンス
57 クリス・ロハス
Chris Rojas
アメリカ合衆国の旗アルトゥーナ・カーブ
58 ウィリー・コラーゾ
Willie Collazo
アメリカ合衆国の旗ビンガムトン・メッツ
捕手 4 ヤディアー・モリーナ
Yadier Molina
アメリカ合衆国の旗セントルイス・カージナルス
7 イバン・ロドリゲス
Iván Rodríguez
アメリカ合衆国の旗デトロイト・タイガース
8 ハビー・ロペス
Javy López
アメリカ合衆国の旗ボルチモア・オリオールズ
17 ハビアー・バレンティン
Javier Valentín
アメリカ合衆国の旗シンシナティ・レッズ
内野手 5 エドゥアルド・ペレス
Eduardo Pérez
アメリカ合衆国の旗クリーブランド・インディアンス
6 ルーベン・ゴタイ
Rubén Gotay
アメリカ合衆国の旗カンザスシティ・ロイヤルズ
10 ホセ・バレンティン
José Valentín
アメリカ合衆国の旗ニューヨーク・メッツ
12 アレックス・シントロン
Alex Cintrón
アメリカ合衆国の旗シカゴ・ホワイトソックス
13 アレックス・コーラ
Alex Cora
アメリカ合衆国の旗ボストン・レッドソックス
25 カルロス・デルガド
Carlos Delgado
アメリカ合衆国の旗ニューヨーク・メッツ
外野手 15 カルロス・ベルトラン
Carlos Beltrán
アメリカ合衆国の旗ニューヨーク・メッツ
19 アレックス・リオス
Alex Ríos
カナダの旗トロント・ブルージェイズ
20 ホセ・クルーズ・ジュニア
José Cruz Jr.
アメリカ合衆国の旗ロサンゼルス・ドジャース
24 リッキー・レディ
Ricky Ledée
アメリカ合衆国の旗ロサンゼルス・ドジャース
32 ルイス・マトス
Luis Matos
アメリカ合衆国の旗ボルチモア・オリオールズ
51 バーニー・ウィリアムス
Bernie Williams
アメリカ合衆国の旗ニューヨーク・ヤンキース

外部リンク

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