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1.FCウニオン・ベルリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1.FCウニオン・ベルリン
原語表記 1. FC Union Berlin
愛称 Die Eisernen(鉄人)
クラブカラー    
   
創設年 1966年
所属リーグ ドイツ・ブンデスリーガ
所属ディビジョン 1部(2024-25
昨季リーグ順位 15位(2023-24
ホームタウン ベルリン ベルリン
ホームスタジアム
アルテ・フェルステライ
収容人数 22.012
代表者 ドイツの旗 ディルク・ツィンクラー
監督 デンマークの旗 ボー・スヴェンソン
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

1. FCウニオン・ベルリンドイツ語: 1. FC Union Berlin)は、ドイツの首都ベルリンを本拠地とするサッカークラブ。旧西ベルリンのヘルタBSCと異なり、旧東ドイツ地区のクラブである。東ドイツ時代は1部と2部を往復することが多く、カップ戦で1度の優勝、1度の準優勝を果たした。ドイツ再統一後もカップ戦で準優勝を1度経験している。

歴史

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母体となるクラブ「FCオリンピア・オーバーシェーネヴァイデ」は1906年にベルリン南東郊外のオーバーシェーネヴァイデ地区で結成された。1909/1910年のシーズンよりSCウニオン・オーバーシェーネヴァイデ(SC Union Oberschöneweide)と名乗っている。

1922-23シーズンでドイツ選手権決勝まで進んだがハンブルガーSVに0-3で敗れた。当時は同じベルリン市内のヘルタ・ベルリンも強豪で1920年代にドイツ選手権を2度制している。

第二次世界大戦後、オーバーシェーネヴァイデ地区は東ベルリンの一部となった。東ドイツ政府の主導でサッカークラブの再編が行われ、オーバーシェーネヴァイデは他のクラブとの合併を強いられ改名と改組を繰り返した。現在のクラブである「1.FCウニオン・ベルリン」は1966年に発足した。東ドイツ時代に、1967年-68シーズンのカップ戦(FDGB-Pokal)で優勝したのが、クラブ史に残る輝かしい記録である。1985-86シーズンのカップ戦(FDGB-Pokal)でも決勝にまで進出したが、1. FCロコモティフ・ライプツィヒ に敗れて準優勝に終わった。リーグ戦(DDRオーバーリーガ、東ドイツの1部リーグ)では、1970年の5位が最高位であった。

1990年の東西ドイツ再統一後は、スポンサー難などに苦しみ、旧西ドイツのヘルタ・ベルリンが躍進するかたわらで低迷を続けた。しかし、2000-01のシーズンは、ウニオン・ベルリンにとって記念すべきものとなった。カップ戦(DFB-Pokal)において、レギオナルリーガ(3部)のクラブでありながら決勝まで進出を果たし、シャルケ04に1対4で敗れたものの、クラブの潜在的な実力を示すことになった。同年には、レギオナルリーガで優勝を果たし、ブンデスリーガ2部へと昇格を果たした。

2001-02のシーズンには6位につけたが、翌年の不振から3部へ、さらに4部へと降格してしまった。2006年、オーバーリーガ(4部)の優勝を決めてレギオナルリーガへと復帰した。2008年、新設されたブンデスリーガ3部に所属することになったが、残り3節を残した時点で優勝を決め、2部に昇格した。2018-19のシーズンは3位で、VfBシュトゥットガルトとの入れ替え戦に出場し、2試合合計2-2 (アウェーゴール 2-0) の末に勝利して史上初めての1部昇格が決定した。

2019-20シーズン、ウニオンベルリンにとって1部リーグ初勝利はブンデスリーガ第3節ドルトムント戦で、3-1で勝利した。 初の1部でのシーズンは11位で残留。2020-21シーズンは7位、2021-22シーズンは5位で終了し初のUEFAヨーロッパリーグ出場が決定。2022-23シーズンは4位で終え、初のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を得た。ライバルのヘルタ・ベルリンが2部降格など低迷する一方で躍進した。

2023-24シーズンは一転してリーグで苦戦を強いられ、9連敗を喫するなど一時は最下位に転落する。プレーオフ圏の16位で迎え、自動降格の可能性を残した最終節のフライブルク戦、後半40分に堂安律のゴールで同点に追いつかれるも、後半ATにPKの跳ね返りをヤニク・ハベラーが押し込み勝利。15位に浮上し劇的残留を果たす[1]

タイトル

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国内タイトル

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スタジアムの風景
スタジアムの風景
  • 3. リーガ :1回
    • 2008-09
  • FDGBポカール :1回
    • 1968
  • ブランデンブルク選手権 :2回
    • 1920, 1923
  • ガウリーガ・ベルリン=ブランデンブルク :1回
    • 1940
  • オーバーリーガ・ベルリン :1回
    • 1948
  • ベルリナー・ランデスポカール :5回
    • 1947, 1948, 1994, 2007, 2009

国際タイトル

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なし

過去の成績

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シーズン リーグ DFBポカール
ディビジョン 順位
2000-01 レギオナルリーガ 36 21 10 5 62 23 73 1位 準優勝
2001-02 ブンデスリーガ2部 34 16 8 10 61 41 56 6位 ベスト16
2002-03 34 10 15 9 36 48 45 9位 2回戦敗退
2003-04 34 8 9 17 43 53 33 17位 2回戦敗退
2004-05 レギオナルリーガ 36 6 9 21 32 50 27 19位 1回戦敗退
2005-06 オーバーリーガ 30 21 6 3 73 22 69 1位
2006-07 レギオナルリーガ 36 13 9 14 45 39 48 12位
2007-08 36 17 9 10 67 49 60 4位 1回戦敗退
2008-09 3. リーガ 38 22 12 4 59 23 78 1位
2009-10 ブンデスリーガ2部 34 11 11 12 42 45 44 12位 1回戦敗退
2010-11 34 11 9 14 39 45 42 11位 1回戦敗退
2011-12 34 14 6 14 55 58 48 7位 1回戦敗退
2012-13 34 13 10 11 50 49 49 7位 2回戦敗退
2013-14 34 11 11 12 48 47 44 9位 3回戦敗退
2014–15 34 12 11 11 46 51 47 7位 1回戦敗退
2015-16 34 13 10 11 56 50 49 6位 1回戦敗退
2016-17 34 18 6 10 51 39 60 4位 2回戦敗退
2017-18 34 12 11 11 54 46 47 8位 2回戦敗退
2018-19 34 14 15 5 54 33 57 3位 2回戦敗退
2019-20 ブンデスリーガ1部 34 12 5 17 41 58 41 11位 準々決勝敗退
2020-21 34 12 14 8 50 43 50 7位 2回戦敗退
2021-22 34 16 9 9 50 44 57 5位 準決勝敗退
2022-23 34 18 8 8 51 38 62 4位 準々決勝敗退
2023-24 34 9 6 19 33 58 33 15位 2回戦敗退

欧州の成績

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現所属メンバー

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2023-24シーズン 基本フォーメーション(3-5-2
2024年5月20日現在[2]

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK デンマーク フレデリク・レノウ
2 DF ドイツ ケヴィン・フォクト
3 DF ドイツ パウル・イェッケル
4 DF ポルトガル ディオゴ・レイテ
5 DF オランダ ダニーリョ・ドゥーヒ ()
6 DF ドイツ ロビン・ゴセンス ()
7 MF アメリカ合衆国 ブレンデン・アーロンソン
8 MF ドイツ ラニ・ケディラ ()
9 FW デンマーク ミッケル・カウフマン
10 FW ドイツ ケヴィン・フォラント
11 FW コートジボワール クリス・ベディア英語版 ()
12 GK デンマーク ヤコブ・ブスク
No. Pos. 選手名
13 MF ハンガリー シェーファー・アンドラーシュ
13 FW ベルギー ヨルベ・フェルテセン
16 FW ドイツ ベネディクト・ホラーバッハ
18 DF クロアチア ヨシプ・ユラノヴィッチ
19 MF ドイツ ヤニク・ハベラー
20 MF チュニジア アイッサ・ライドゥニ ()
26 DF グアドループ ジェローム・ルシヨン ()
28 DF オーストリア クリストファー・トリメル ()
29 MF フランス リュカ・トゥザール
31 DF ドイツ ロビン・クノッヘ
33 MF チェコ アレックス・クラール
37 GK ドイツ アレクサンダー・シュヴォロウ

※括弧内の国旗はその他保有国籍、もしくは市民権、星印はEU圏外選手を示す。

監督

ローン移籍選手

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in

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
7 MF アメリカ合衆国 ブレンデン・アーロンソン (リーズ・ユナイテッド)
33 MF チェコ アレックス・クラール (スパルタク・モスクワ)
No. Pos. 選手名
11 FW コートジボワール ダトロ・フォファナ (チェルシー)
out

注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
-- FW アメリカ合衆国 ジョルダン・シエバチュ (ボルシアMG)()
-- MF ノルウェー モアテン・トルスビー (ジェノア)
-- FW ドイツ ジェイミー・レヴェリンク (シュトゥットガルト)()
-- FW ドイツ ティム・スカルケ (ダルムシュタット)
-- DF ポーランド ティモテウシュ・プハチ (カイザースラウテルン)
-- GK ドイツ レナート・グリル (オスナブリュック)
No. Pos. 選手名
-- MF ドイツ アリオシャ・ケムレイン英語版 (FCザンクトパウリ)
-- MF 日本 遠藤渓太 (FC東京)
-- GK ドイツ ヤニック・シュタインドイツ語版 (VfBリューベック)
-- DF ドイツ マティス・ブルンス (シュトゥットガルター・キッカーズ)
-- FW ドイツ デイビット・プレウ (アーレン)


歴代監督

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歴代所属選手

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脚注

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  1. ^ ゲキサカ編集部 (2024年5月19日). “堂安律が相手を“凍りつかせる”2戦連発弾も…フライブルクはウニオン・ベルリンに敗戦、他会場の浅野拓磨ボーフムが2部との昇降格POへ”. ゲキサカ. 2024年5月25日閲覧。
  2. ^ Team”. - 1. FC Union Berlin. 2024年5月20日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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