07式122mm自走榴弾砲
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07式122mm自走榴弾砲 | |
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ボストーク2018で行進する07式自走122mm榴弾砲 | |
種類 | 自走砲 |
原開発国 | 中華人民共和国 |
諸元 | |
重量 | 24.5 t[1] |
全長 | 6.6 m[1] |
全幅 | 3.28 m |
全高 | 2.5 m |
要員数 | 5名 |
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口径 | 122 mm |
旋回角 | 360° |
最大射程 |
通常: 18 km ベースブリード弾: 22 km ロケットアシスト弾: 27 km[2] |
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主兵装 | PL-96 32口径122 mm 榴弾砲[3] |
副兵装 | 88式12.7mm重機関銃 |
エンジン |
V型6気筒水冷ディーゼル 600 hp |
懸架・駆動 | トーションバー |
行動距離 | 500 km |
速度 | 65 km/h[1] |
07式122mm自走榴弾砲(07しき122ミリじそうりゅうだんほう、PLZ-07自行榴弹炮または07式122毫米自行榴弹炮)は、中華人民共和国で開発された自走榴弾砲。中国人民解放軍にて運用されている。
概要
[編集]89式122mm自走榴弾砲の後継として開発された[2]。
全体的に角ばった形状をしており、車体後部に全周旋回式の砲塔を有する。装軌式車両であり、車体は04式歩兵戦闘車の改良型とされる[2][4]。
主武装は旧ソ連のD-30 122mm榴弾砲をベースとした122mm榴弾砲であり[2]、装薬のみ手動の半自動装填方式、発射速度は毎分8発[2]。射撃統制には、デジタルリンクを採用した[2]。
水上航走能力は無く、上陸戦向けには別途、07B式122mm自走榴弾砲が開発されている[2]。
派生型
[編集]- 07式 (PZL-07)
- 基本型。
- 07B式 (PZL-07B)
- 05式水陸両用歩兵戦闘車のシャーシをベースに07式の砲塔を載せた水陸両用型[5]。
運用
[編集]- 中華人民共和国
- 人民解放軍陸軍: 2021年時点で700両が運用中。07式が550両、07B式が150両[6]。
- 人民解放軍海軍陸戦隊: 2021年時点で07B式が20両以上運用中[7]。
脚注
[編集]- ^ a b c 俄称中国PLZ-07火炮性能先进远超俄军同类装备
- ^ a b c d e f g 世界のAFV 2011-2012 PANZER 7月号増刊,P162,2011年,アルゴノート社
- ^ [仰首咆哮撼山岳——07式122毫米自行榴弹炮展新姿],《现代兵器》,2009年11期
- ^ 中国07式自行火炮性能远超俄同类装备
- ^ “PLZ-07B”. Military Today. 2022年11月3日閲覧。
- ^ International Institute for Strategic Studies: The Military Balance 2022, p.257
- ^ International Institute for Strategic Studies: The Military Balance 2022, p.260