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龍腹寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
龍腹寺
所在地 千葉県印西市竜腹寺626
位置 北緯35度48分10.1秒 東経140度11分37.2秒 / 北緯35.802806度 東経140.193667度 / 35.802806; 140.193667座標: 北緯35度48分10.1秒 東経140度11分37.2秒 / 北緯35.802806度 東経140.193667度 / 35.802806; 140.193667
山号 玄林山
宗派 天台宗
本尊 薬師如来
創建年 伝・大同2年(807年
開山 慈観
正式名 玄林山勝光院延龍腹寺
文化財 梵鐘(千葉県指定有形文化財)
法人番号 2040005006499 ウィキデータを編集
龍腹寺の位置(千葉県内)
龍腹寺
龍腹寺
龍腹寺 (千葉県)
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龍腹寺(りゅうふくじ)は、千葉県印西市竜腹寺にある天台宗の寺院。山号は玄林山。本尊は薬師如来

歴史

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天和元年(1681年)に書かれたという略縁起によれば、大同2年(807年)の創建で、開山は慈観、初めは慈雲山延命院勝光寺と号したとされ[1]、また龍福寺とも称されたが、釈命上人が雨乞いの祈願をした時、が死んでその腹が落ちた地であるため、龍腹寺に改めたとされる[2]

むかし、旱魃に苦しむ下総の村人を救うため、許しを得ずに雨を降らせた小龍が、竜王の怒りに触れ、3つに裂かれて地上に落ち、龍福寺地蔵堂の裏には腹部が落ちたので、村人は懇ろに葬り寺号を龍腹寺と改めて冥福を祈った。それ以来、降雨祈願の聖地として崇められているという[1]

当寺のほか、栄町の龍閣寺には角のついた龍の頭が落ちたので龍角寺に、匝瑳市の大寺には尾が落ちたので龍尾寺と寺号を改めたといわれる。なお、近隣の木下廃寺を本来の龍腹寺に、匝瑳市の大寺廃寺を龍尾寺に充てると、いずれも山田寺式の系譜を持つ軒丸瓦を採用した7世紀後半の初期寺院であり、寺院の繋がりが想定され興味深い[3]

当寺が最も栄えたのは、鎌倉室町時代で、嘉吉2年(1442年)に千葉胤直によって五重塔が建立され、その鋳銅棟札には寺号が見える。南北朝時代の作とされる千葉県指定有形文化財の梵鐘には「印西荘龍腹寺玄林山大鐘」と刻まれている[1]

脚注

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参考文献

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  • 平凡社地方資料センター編集 編『日本歴史地名大系 12 千葉県の地名』平凡社、1996年7月。ISBN 978-4-582-49012-1 
  • 高橋莞爾「印旛沼の龍伝説に学ぶ」『環境情報研究』第15巻、敬愛大学千葉敬愛短期大学、2007年11月、103-109頁、NAID 1100070563062016年9月24日閲覧  オープンアクセス

関連項目

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外部リンク

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