斎藤一郎
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斎藤 一郎(さいとう いちろう、1909年8月23日 - 1979年11月16日)は、日本の映画音楽の作曲家である[1]。彩木 暁(さいき あきら)のペンネームも用いた。
経歴
[編集]1909年(明治42年)8月23日、千葉県に生まれる[1]。
国立音楽学校でヴァイオリンを学んだ後、ヴァイオリニストとして映画音楽のオーケストラで演奏し、作曲を池内友次郎と池譲に学んだ。1952年(昭和27年)、第7回毎日映画コンクールにおいて『西鶴一代女』、『おかあさん』、『稲妻』、『秘密』で音楽賞を受賞。1954年(昭和29年)には第1回東南アジア映画祭(現在のアジア太平洋映画祭)において『金色夜叉』で音楽賞を受賞した。
1979年(昭和54年)11月16日、死去した[1]。満70歳没。
作品
[編集]映画音楽
[編集]- 父子桜(1944年、小石栄一監督)
- 五重塔(1944年、五所平之助監督)
- 轟先生(1947年、島耕二監督)
- 緑の小筐(1947年、島耕二監督)
- 長屋紳士録(1947年、小津安二郎監督)
- 女の闘い(1949年、千葉泰樹監督)
- 流れる星は生きている(1949年、小石栄一監督)
- 女医の診察室(1950年、吉村廉監督)
- 転落の詩集(1950年、加戸敏監督)
- 宗方姉妹(1950年、小津安二郎監督)
- 處女峰(1950年、木村恵吾監督)
- お茶漬の味(1952年、小津安二郎監督)
- 西鶴一代女(1952年、溝口健二監督)
- 朝の波紋(1952年、五所平之助監督)
- おかあさん(1952年、成瀬巳喜男監督)
- 港へ来た男(1952年、本多猪四郎監督)
- 夫婦(1953年、成瀬巳喜男監督)
- 妻(1953年、成瀬巳喜男監督)
- あにいもうと(1953年、成瀬巳喜男監督)
- 思春の泉 (のちに草を刈る娘に改題)(1953年、中川信夫監督)
- 恋文(1953年、田中絹代監督)
- 金色夜叉(1954年、島耕二監督)
- 山の音(1954年、成瀬巳喜男監督)
- 晩菊(1954年、成瀬巳喜男監督)
- 浮雲(1955年、成瀬巳喜男監督)
- 月夜の傘(1955年、久松静児監督)
- おふくろ(1955年、久松静児監督)
- 薔薇いくたびか(1955年、衣笠貞之助監督)
- おえんさん(1955年、本多猪四郎監督)
- 藤十郎の恋(1955年、森一生監督)
- 七つボタン(1955年、古川卓巳監督)
- くちづけ(1955年、筧正典・鈴木英夫・成瀬巳喜男監督)
- 婦系図 湯島の白梅(1955年、衣笠貞之助監督)
- しいのみ学園(1955年、清水宏監督)
- 次郎物語(1955年、清水宏監督)
- 幼き者は訴える(1955年、春原政久監督)
- 驟雨(1956年、成瀬巳喜男監督)
- 色ざんげ(1956年、阿部豊監督作品)
- 妻の心(1956年、成瀬巳喜男監督)
- 屋根裏の女たち(1956年、木村恵吾監督)
- 乳母車(1956年、田坂具隆監督)
- 流れる(1956年、成瀬巳喜男監督)
- 何故彼女等はそうなったか(1956年、清水宏監督)
- 母を求める子ら(1956年、清水宏監督)
- 美貌の都(1957年、松林宗恵監督)
- あらくれ(1957年、成瀬巳喜男監督)
- 朱雀門(1957年 、森一生監督)
- 踊子(1957年、清水宏監督)
- 佳人(1958年、滝沢英輔監督)
- 忠臣蔵(1958年、渡辺邦男監督)
- 杏っ子(1958年、成瀬巳喜男監督)
- 鰯雲(1958年、成瀬巳喜男監督)
- 人肌孔雀(1958年、森一生監督)
- 母の旅路(1958年、清水宏監督)
- 人肌牡丹(1959年、森一生監督)
- こだまは呼んでいる(1959年、本多猪四郎監督)
- かげろう絵図(1959年、衣笠貞之助監督)
- 薄桜記(1959年、森一生監督)
- 大いなる旅路(1960年、関川秀雄監督)
- 大いなる驀進(1960年、関川秀雄監督)
- 夜の流れ(1960年、成瀬巳喜男、川島雄三監督)
- 路傍の石(1960年、久松静児監督)
- 秋立ちぬ(1960年、成瀬巳喜男監督)
- 大菩薩峠 竜神の巻 (1960年、三隅研次監督)
- 警察日記 ブタ箱は満員(1961年、若杉光夫監督)
- 鯉名の銀平 (1961年、田中徳三監督、大映京都)
- 妻として女として(1961年、成瀬巳喜男監督)
- 黒い画集 第二話 寒流(1961年、鈴木英夫監督)
- 女の座(1962年、成瀬巳喜男監督)
- 早乙女家の娘たち(1962年、久松静児監督)
- 続・座頭市物語(1962年、森一生監督)
- 新選組始末記(1963年、三隅研次監督)
- 女系家族(1963年、三隅研次監督)
- 新選組血風録 近藤勇(1963年、小沢茂弘監督)
- 女の歴史(1963年、成瀬巳喜男監督)
- 影を斬る(1963年、池広一夫監督)
- 悪名波止場(1963年、森一生監督)
- 乱れる(1964年、成瀬巳喜男監督)
- 座頭市千両首(1964年、池広一夫監督)
- 博徒対テキ屋(1964年、小沢茂弘監督)
- 沓掛時次郎 遊侠一匹(1966年、加藤泰監督)
- 博徒七人(1966年、小沢茂弘監督)
- 陸軍中野学校 雲一号指令(1966年、森一生監督)
- 座頭市海を渡る(1966年、池広一夫監督)
- 座頭市鉄火旅(1967年、安田公義監督)
- 陸軍中野学校 密命 (1967年、井上昭監督)
- 侠客の掟(1967年、鳥居元宏監督)
- かあちゃんと11人の子ども (1968年、五所平之助監督)
- 女と味噌汁(1968年、五所平之助監督)
- 大奥絵巻(1968年、山下耕作監督)
- 関東おんな極道(1969年、森一生監督)
- 戦後最大の賭場(1969年、山下耕作監督)
- 四谷怪談 お岩の亡霊(1969年、森一生監督)
- 緋牡丹博徒 お竜参上(1970年、加藤泰監督)
- 日本侠客伝 昇り龍(1970年、山下耕作監督)