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鷲ノ巣信号場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鷲ノ巣仮乗降場から転送)
鷲ノ巣信号場
旅客営業末期の待合所(2008年10月)
わしのす
Washinosu
H54 八雲 (3.1 km)
(4.1 km) 山崎 H52
地図
所在地 北海道二海郡八雲町花浦
北緯42度16分41.65秒 東経140度16分11.61秒 / 北緯42.2782361度 東経140.2698917度 / 42.2782361; 140.2698917 (鷲ノ巣信号場)座標: 北緯42度16分41.65秒 東経140度16分11.61秒 / 北緯42.2782361度 東経140.2698917度 / 42.2782361; 140.2698917 (鷲ノ巣信号場)
駅番号H53
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 函館本線
キロ程 84.2 km(函館起点)
電報略号 ワシ
駅構造 信号場
ホーム 2線
乗車人員
-統計年度-
0人/日(降車客含まず)
-2012年度-
開業年月日 1944年昭和19年)9月1日
備考 1987年(昭和62年)4月1日に旅客駅として開業。2016年(平成28年)3月26日より信号場。
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鷲ノ巣信号場(わしのすしんごうじょう)は、北海道二海郡八雲町花浦にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線信号場。かつてはであったが、2016年(平成28年)3月26日に旅客営業を廃止し、信号場となった[新聞 1][1]。駅番号はH53電報略号ワシ事務管理コードは▲140123[2]。函館本線は森駅から当信号場まで複線、当信号場から山崎駅まで単線となる。また、現存する北海道内の停車場としては最西端に位置する[注 1]

歴史

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1976年の鷲ノ巣信号場と周囲約1km範囲。下が函館方面。駅裏下り方面ホームは上り方面よりも短い。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

信号場として設置され、その後仮乗降場、信号場、駅と変遷しているが、1944年(昭和19年)の開設から2016年(平成28年)の旅客扱い廃止まで一貫して旅客取り扱いが行われてきた。

年表

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信号場名の由来

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古い地名からとされている[9]

現在の地名は「花浦」となっているが、太田(2004)によると当地にかつて鷲が住んでいたという話が伝わっているという[7]

構造

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前述の通り、当信号場は単線区間と複線区間の境界となっており、長万部方に両開き分岐器(制限速度90km/h。安全側線付帯)が設置されている。

鷲ノ巣駅時代は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅八雲駅管理の無人駅)であった[10]。短いホームが互い違いに設置されており、ホーム同士は構内踏切で連絡していた[10]駅舎はなく、ホーム脇に待合所[新聞 2]が置かれていた。

同駅の廃止後、待合所やホームは全て撤去され、現在は信号関係の建物のみが残されている。

周辺

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その他

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ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグのチーム、レバンガ北海道のマスコット「レバード」(オオワシがモチーフ)の出生地という設定がある[11][12]

隣の施設

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
八雲駅 (H54) - (鷲ノ巣信号場) - 山崎駅 (H52)

脚注

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注釈

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  1. ^ 現在旅客扱いのある停車場の北海道内最西端は八雲駅となっている。

出典

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  1. ^ a b 「函館本線458.4km+α」『鉄道ジャーナル』No.628、2019年2月、27頁。 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、214頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ a b c d 『道南鉄道100年史 遥』 北海道旅客鉄道函館支社 2003年2月発行。
  4. ^ a b 八雲町史編さん委員会 編『改訂 八雲町史』 下、八雲町役場、1984年6月20日、51頁。doi:10.11501/9571214https://dl.ndl.go.jp/pid/95712142023年7月13日閲覧 
  5. ^ a b c 停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II、P808。
  6. ^ a b 八雲町史編さん委員会 編『改訂 八雲町史』 下、八雲町役場、1984年6月20日、48-60頁。doi:10.11501/9571214https://dl.ndl.go.jp/pid/95712142023年7月13日閲覧 
  7. ^ a b c 太田幸夫 (2004-02-29). 北海道の駅 878ものがたり ~駅名のルーツ探求~ (1 ed.). 札幌市: 富士コンテム. p. 32. ISBN 4-89391-549-5 
  8. ^ 『道南鉄道100年史 遥』P98。
  9. ^ 八雲町総務課 編『八雲町百年のあゆみ : 八雲町写真年表(先史~昭和53年)』八雲町、1979年2月、144頁。doi:10.11501/9570319https://dl.ndl.go.jp/pid/9570319/1/75 
  10. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 11号 函館駅・大沼公園駅・倶知安駅ほか72駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月21日、23頁。 
  11. ^ レバードが生家へ帰省しました”. レバンガ北海道 (2016年3月2日). 2016年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月23日閲覧。
  12. ^ レバードが来ました!”. 八雲町(情報政策室ブログ) (2016年2月19日). 2016年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月26日閲覧。

JR北海道

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  1. ^ 駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2007年9月12日。オリジナルの2007年9月30日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20070930015220/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2007/070912-3.pdf2007年9月30日閲覧 
  2. ^ 平成28年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2015年12月18日。オリジナルの2015年12月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20151219125248/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/151218-2.pdf2015年12月19日閲覧 
  3. ^ 平成28年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2015年12月18日。オリジナルの2015年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20151218154545/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/151218-3.pdf2015年12月18日閲覧 

新聞記事

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  1. ^ a b “「道内8駅」、3月25日廃止〜鉄道ファン訪れ撮影&書き込み〜”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2016年3月14日) 
  2. ^ “鷲ノ巣駅は今...。”. 鉄道ホビダス(編集長敬白) (ネコ・パブリッシング). (2015年9月4日). オリジナルの2015年9月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20150907014317/http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2015/09/3_7.html 2015年9月7日閲覧。 

関連項目

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