鳥居フミ子
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鳥居 フミ子(とりい ふみこ、1927年(昭和2年)6月29日 -2015年(平成27年)1月11日)は、日本文学研究者、東京女子大学名誉教授。専門は日本近世文学[1]、特に土佐浄瑠璃[1]。
経歴
[編集]愛知県宝飯郡塩津村(現・蒲郡市)生まれ[2]。1944年愛知県立国府高等女学校(現・愛知県立国府高等学校)卒業[2]。同年、愛知県立第二師範学校女子部本科(現・愛知教育大学)入学[2]。1947年、愛知県立女子専門学校(現・愛知県立大学)国文学科入学[2]。1950年に同校を卒業すると、東京女子大学文学部日本文学科に編入学[2]。1952年同大学卒業[1]。1953年東京大学人文科学研究科国語国文学専攻修士課程入学[2]。1955年同博士課程進学[2]、1960年単位取得退学[2]。
1958年、実践女子学園短期大学(現・実践女子大学短期大学部)専任講師[2]。1962年実践女子大学助教授[2]。1975年、同教授[1][2]。1977年東京女子大学文理学部教授[2]。1989年志田延義賞受賞[2]。1991年「土佐浄瑠璃の研究」で東京大学文学博士[1][2]。1993年、東京女子大学図書館長[2]。1996年東京女子大学を定年退職[2]、名誉教授。1996年『近世芸能の発掘』で河竹賞受賞[1]。1997年清真学園女子短期大学客員教授。
著書
[編集]- 『近世芸能の研究 土佐浄瑠璃の世界』武蔵野書院、1989
- 『伝承と芸能 古浄瑠璃世界の展開』武蔵野書院、1993
- 『近世芸能の発掘』勉誠社、1995
- 『近松の女性たち』武蔵野書院 1999
- 『在外和書を訪ねて』勉誠出版 遊学叢書、2001
- 『想い出の食彩』勉誠出版、2002
- 『金太郎の誕生』勉誠出版 遊学叢書、2002
- 『元禄浄瑠璃の展開』勉誠出版、2003
- 『旅と花』勉誠出版、2004
- 『伝説を旅する』みやび出版、2007
- 『遥かな愛 時代のはざまに生きて』みやび出版、2008
- 『ガンダーラへの道』みやび出版、2010
- 『鳥居フミ子書誌選集 浄瑠璃』金沢文圃閣、2011 文献探索人叢書
- 『金太郎の謎』みやび出版、2012
- 『愛にめざめた元禄の女性たち -物語として読む土佐浄瑠璃』みやび出版、2015
編纂
[編集]- 『土佐浄瑠璃正本集』全3 編 角川書店、1972 - 77
- 『近世芸文集 台湾大学所蔵』全5巻 編 勉誠社、1981 - 86
- 『伝統と創造』編 勉誠社、1996
- 『東京女子大学所蔵近世芸文集 影印と目録』酒井わか奈共編 ぺりかん社、1996
- 『鳥居文庫浄瑠璃稀本集』第1-2 編 勉誠社、1996
- 『ソウル大学校所蔵近世芸文集』全6巻 勉誠社、1998 - 2000
脚注
[編集]参考文献
[編集]- [ISBN 978-4-903507-05-7]
- 『現代日本人名録』2002年