鬼郷
鬼郷 | |
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귀향 | |
監督 | 趙正萊(チョ・ジョンレ[1]、チョ・ジョンネ) |
製作会社 | JO Entertainment |
配給 |
大韓民国 Waw Pictures[2] 中華人民共和国 Red Apollo Group[2] 台湾 Long Shong Entertainment Multimedia Company[2] オーストラリア Dreamwest Pictures, JBG Pictures[2] アメリカ合衆国 Pan Media & Entertainment[2] |
公開 | 2016年2月24日[2] |
上映時間 | 127分[2] |
製作国 | 韓国 |
言語 | 朝鮮語 |
『鬼郷』(ききょう、귀향)は2016年2月24日に公開された韓国映画。日本未公開。
概要
[編集]2002年、監督のチョ・ジョンネがナヌムの家(慰安婦被害者の後援施設)で慰安婦に認定されている姜日出(カン・イルチュル)を取材して、制作を企画。クラウドファンディングなどで制作費を集めて、14年をかけて完成させた。韓国では累積観客数358万人を突破して、興業的に成功した[1]。2017年9月にはシーンの追加と慰安婦の証言を加えたディレクターズ・エディション『鬼郷:終わらない物語』が発売された[3]。
あらすじ
[編集]この節には内容がありません。(2020年7月) |
キャスト
[編集]この節には内容がありません。(2020年7月) |
論争
[編集]フリーライターの崔碩栄は、姜日出(カン・イルチュル)の証言に基づいた内容ではなく、30名以上の元慰安婦の証言の中から、絵になりそうな部分だけを切り取って寄せ集めたり、証言にないシーンを付け加えたりしているという反日映画であると批判している[4]。
2017年、韓国の歴史家シム・ヨンファンが自身のフェイスブックに掲載した韓国映画『軍艦島』の評論の中で、本作『鬼郷』について数年間慰安婦関連の資料を見て来たが映画の半分以上が慰安婦問題の歪曲であり、強制動員の現実は『軍艦島』の方がはるかに正確だと記述したところ、元慰安婦が共同生活を営むナヌムの家から「歴史を否定する悪意ある発言で、反歴史的、反人権的な詭弁」「被害者の名誉を毀損するもの」「映画『鬼郷』は日本軍性奴隷被害者のおばあさんたちの証言と実証資料を通じて制作されたものだ」とする報道資料を出され、慰安婦への名誉棄損として公開謝罪を要求された。これを受け、シムはフェイスブック上で「慰安婦のおばあさんに謝罪申し上げます。理由のいかんを問わず、おばあさんたちが傷付いたのだとしたらすべて私の過ちです。誠に申し訳ない」と謝罪した[5]。
脚注
[編集]- ^ a b “<インタビュー>慰安婦映画『鬼郷』、21日東京で初上映…「正式公開は不発」”. 中央日報 (2016年7月19日). 2020年5月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g “Gwi-hyang (2016)” (英語). インターネット・ムービー・データベース (2018年8月27日). 2020年5月18日閲覧。
- ^ “韓国映画『鬼郷』の監督「日本で上映、多くの日本人が泣いた」”. 中央日報 (2017年9月6日). 2020年5月18日閲覧。
- ^ 崔碩栄 「韓国「慰安婦映画」大ヒットの病理」 文藝春秋 2016年5月号
- ^ “韓国の歴史家「慰安婦描いた映画は歪曲だらけ」発言でバッシング受け謝罪”. レコードチャイナ. (2017年7月31日) 2017年8月2日閲覧。