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高階業遠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

高階 業遠(たかしな の なりとお、康保2年〈965年〉 - 寛弘7年4月10日1010年5月26日〉)は、平安時代中期の貴族左衛門権佐高階敏忠の子。官位従四位上春宮権亮

経歴

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一条朝の中期に越中守を務めたほか、春宮少進/大進/亮として春宮・居貞親王(のち三条天皇)にも仕えた。寛弘元年(1004年羅城門の移築の功により丹波守に重任され、翌寛弘2年(1005年)には豊楽院造営の宣旨を受けている[1]。寛弘4年(1007年)再び丹波守に重任されるが、寛弘7年(1010年)3月に病気のため丹波守を辞任し、同年4月10日に卒去享年46。最終官位は春宮権亮従四位上

左大臣藤原道長家司として無双の者と評された[2]。また、高倉に邸宅があったが、業遠の没後に道長や頼通が度々滞在している[3]

官歴

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系譜

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系図纂要』による。

脚注

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  1. ^ 『御堂関白記』寛弘2年9月10日条
  2. ^ 『小右記』寛仁2年12月7日条
  3. ^ 『御堂関白記』長和5年3月23日条,長和5年3月24日条,『左経記』長和5年5月1日条,『小右記』長和5年5月7日条,同5月11日条,寛仁2年12月17日条など
  4. ^ a b c 『権記』
  5. ^ 『日本紀略』
  6. ^ 『小右記』
  7. ^ 『魚魯愚鈔』
  8. ^ 『除目大成抄』
  9. ^ 『御堂関白記』寛弘7年3月30日条

参考文献

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