市民公園前駅
市民公園前駅 | |
---|---|
岐阜方面の駅舎 | |
しみんこうえんまえ SHIMINKŌEN-MAE | |
◄KG10 新那加 (0.6 km) | |
所在地 | 岐阜県各務原市那加門前町四丁目51 |
駅番号 | KG 09 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 各務原線 |
キロ程 | 8.1 km(名鉄岐阜起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
516[1]人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1926年(大正15年)1月21日 |
備考 |
無人駅 管理駅:名鉄岐阜 |
市民公園前駅(しみんこうえんまええき)は、岐阜県各務原市那加門前町四丁目にある名古屋鉄道各務原線の駅である。駅番号はKG09。
歴史
[編集]かつては旧制岐阜高農とその後身である岐阜大学農学部および工学部の最寄り駅で、一時は急行も停車していたが、大学の移転・その跡地の各務原市民公園の完成に伴い改称された。 岐阜大学が岐阜市内へ移転後も、数年間、駅名は岐阜大学前のままだった。
2023年3月18日のダイヤ改正後は早朝深夜を除き、毎時4本の普通列車が停車している。
年表
[編集]- 1926年(大正15年)1月21日 - 各務原鉄道の高農駅(こうのうえき)として開業[2]。
- 1944年(昭和19年) - 営業休止[2]。
- 1946年(昭和21年)9月15日 - 再び旅客駅として営業再開[2]。
- 1949年(昭和24年)12月1日 - 農大前駅(のうだいまええき)に改称[2]。
- 1954年(昭和29年)10月1日 - 岐阜大学前駅(ぎふだいがくまええき)に改称[2]。
- 1968年(昭和43年)頃 - 無人化[2]。
- 1989年(平成元年)7月9日 - 前年に市民公園が完成したことを期に、市民公園前駅(しみんこうえんまええき)に改称[2]。
- 2007年(平成19年)3月14日 - 共通SFカードシステムトランパス導入。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
駅構造
[編集]6両編成対応の2面2線の相対式ホームを持つ地上駅。駅集中管理システムが導入された無人駅(管理駅は名鉄岐阜)である。改札口は各ホームの名鉄岐阜寄りに1箇所ずつ設けられており、付近には自動券売機(継続manaca定期乗車券及び新規通勤manaca定期乗車券の購入も可能ではあるが、名鉄ミューズカードでの決済は7:00~22:00の間に限られる[3])及び自動精算機(ICカードのチャージ等も可能)を1台ずつ備えている。なお、改札内には互いのホームを行き来できる通路はない。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | KG 各務原線 | 下り | 犬山方面[4] |
2 | 上り | 名鉄岐阜ゆき[4] |
-
犬山方面駅舎
-
プラットホーム
-
駅名標
配線図
[編集] ← 新那加・ 岐阜方面 |
→ 三柿野・ 名古屋方面 |
|
凡例 出典:[5] |
利用状況
[編集]現在、技術上の問題で一時的にグラフが表示されなくなっています。 |
- 「移動等円滑化取組報告書」によると、2023年度の1日平均乗降人員は516人である[1]。
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は311人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中271位、各務原線(18駅)中18位であった[6]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は444人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中279位、各務原線(18駅)中18位であった[7]。
『岐阜県統計書』『各務原市統計書』『統計書かかみがはら』によると、年間乗車人員、年間乗降人員、一日平均乗降人員の推移は以下の通りである。
年 | 年間統計 | 一日平均 乗降人員 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
乗車人員 | 乗降人員 | |||
1955(昭和30)年度 | 604853 | 1205181 | [8] | |
1956(昭和31)年度 | 615167 | 1226859 | [9] | |
1957(昭和32)年度 | 612616 | 1220306 | [10] | |
1958(昭和33)年度 | 603344 | 1202908 | [11] | |
1959(昭和34)年度 | 619850 | 1235514 | [12] | |
1960(昭和35)年度 | 634441 | 1264912 | [13] | |
1961(昭和36)年度 | 653318 | 1312618 | [14] | |
1962(昭和37)年度 | 677165 | 1350334 | [15] | |
1963(昭和38)年度 | 827709 | 1653999 | [16] | |
1964(昭和39)年度 | 781498 | 1563579 | [17] | |
1965(昭和40)年度 | 804562 | 1613318 | [18] | |
1966(昭和41)年度 | 760301 | 1520698 | [19] | |
1967(昭和42)年度 | 629458 | 1257642 | [20] | |
1968(昭和43)年度 | 440944 | 880099 | [21] | |
1969(昭和44)年度 | 342000 | 687000 | [22] | |
1970(昭和45)年度 | 271000 | 544000 | [22] | |
1971(昭和46)年度 | 242000 | 485000 | [23] | |
1972(昭和47)年度 | 216000 | 433000 | [23] | |
1973(昭和48)年度 | 210000 | 423000 | [23] | |
1974(昭和49)年度 | 185000 | 376000 | [24] | |
1975(昭和50)年度 | 181000 | 367000 | [25] | |
1976(昭和51)年度 | 163000 | 325000 | [25] | |
1977(昭和52)年度 | 160000 | 318000 | [26] | |
1978(昭和53)年度 | 156000 | 311000 | [26] | |
1979(昭和54)年度 | 154000 | 306000 | [27] | |
1980(昭和55)年度 | 152000 | 302000 | [28] | |
1981(昭和56)年度 | 132000 | 263000 | [28] | |
1982(昭和57)年度 | 128000 | 255000 | [28] | |
1983(昭和58)年度 | 116000 | 232000 | [29] | |
1984(昭和59)年度 | 109000 | 220000 | [30] | |
1985(昭和60)年度 | 93000 | 188000 | [31] | |
1986(昭和61)年度 | 92000 | 185000 | [31] | |
1987(昭和62)年度 | 93000 | 186000 | [31] | |
1988(昭和63)年度 | 89000 | 178000 | [31] | |
1989(平成元)年度 | 85000 | 171000 | [32] | |
1990(平成 | 2)年度85000 | 171000 | [32] | |
1991(平成 | 3)年度81970 | 164547 | 453 | [33] |
1992(平成 | 4)年度80173 | 160956 | 444 | [33] |
1993(平成 | 5)年度79983 | 160766 | 443 | [33] |
1994(平成 | 6)年度84554 | 169503 | 467 | [33] |
1995(平成 | 7)年度83551 | 167341 | 461 | [33] |
1996(平成 | 8)年度81397 | 162838 | 448 | [33] |
1997(平成 | 9)年度69918 | 139929 | 386 | [34] |
1998(平成10)年度 | 68701 | 137030 | 379 | [35] |
1999(平成11)年度 | 66649 | 132962 | 367 | [35] |
2000(平成12)年度 | 76625 | 153303 | 422 | [35] |
2001(平成13)年度 | 78276 | 156718 | 432 | [35] |
2002(平成14)年度 | 77109 | 153501 | 422 | [35] |
2003(平成15)年度 | 65189 | 129594 | 357 | [36] |
2004(平成16)年度 | 68019 | 134746 | 372 | [36] |
2005(平成17)年度 | 61091 | 122279 | 338 | [36] |
2006(平成18)年度 | 60453 | 120769 | 333 | [36] |
2007(平成19)年度 | 68624 | 135875 | 374 | [37] |
2008(平成20)年度 | 67110 | 133830 | 369 | [37] |
2009(平成21)年度 | 59262 | 119428 | 330 | [37] |
2010(平成22)年度 | 59159 | 119049 | 330 | [38] |
2011(平成23)年度 | 58080 | 118013 | 326 | [38] |
2012(平成24)年度 | 62972 | 127386 | 352 | [38] |
2013(平成25)年度 | 55322 | 112381 | 311 | [38] |
2014(平成26)年度 | 56694 | 115634 | 319 | [38] |
2015(平成27)年度 | 58850 | 119402 | 330 | [39] |
2016(平成28)年度 | 61699 | 126677 | 351 | [40] |
2017(平成29)年度 | 67286 | 136613 | 377 | [40][41] |
2018(平成30)年度 | 70733 | 142265 | 394 | [40][41] |
2019(令和元)年度 | 79970 | 159003 | 439 | [40][41] |
2020(令和 | 2)年度57007 | 113142 | 314 | [42][40][41] |
2021(令和 | 3)年度61837 | 123434 | 341 | [41][43] |
斜体の値は千人単位(千人未満四捨五入)
両隣の駅間距離が短く、各務原線の駅では最も利用者が少ないが、近年は停車本数と共に利用者も増加傾向である。
駅周辺
[編集]隣の新那加駅、各務原市役所前駅とはともに600m程度の距離で、新那加駅方はカーブがあり見通せないが、各務原市役所前駅方は直線なので、ホームから隣駅のホームが見える。駅周辺は駐車場がある。また、桜の名所である新境川堤がすぐそばにあり、花見シーズン(桜まつり20万人の広場)には花見客で賑わい、かつて各務原線で運行されていた昼間の急行が特別停車をしていた。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b “令和5年度 移動等円滑化取組報告書” (PDF). 名古屋鉄道. 2024年7月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、258頁。ISBN 978-4777013364。
- ^ “名古屋鉄道”. 名古屋鉄道. 2024年11月11日閲覧。
- ^ a b “市民公園前(KG09)(しみんこうんまえ) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部(編)『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年、651-653頁。
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和30年』、岐阜県、1957年、10 運輸・通信
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和31年』、岐阜県、1958年、11 運輸・通信
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和32年』、岐阜県、1959年、12 運輸・通信
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和33年』、岐阜県、1960年、12 運輸・通信
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和34年』、岐阜県、1961年、12 運輸・通信
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和35年』、岐阜県、1962年、12 運輸・通信
- ^ 岐阜県総務部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和36年』、岐阜県、1963年、12 運輸・通信
- ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和37年』、岐阜県、1964年、12 運輸・通信
- ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和38年』、岐阜県、1965年、12 運輸・通信
- ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和39年』、岐阜県、1966年、270頁
- ^ 岐阜県企画管理部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和40年』、岐阜県、1967年、276頁
- ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和41年』、岐阜県、1968年、256頁
- ^ 岐阜県企画部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和42年』、岐阜県、1969年、286頁
- ^ 岐阜県企画開発部統計課(編)『岐阜県統計書 昭和43年』、岐阜県、1970年、278頁
- ^ a b 各務原市長公室企画開発課(編)『各務原市統計書 昭和47年版』、各務原市、1972年、47頁
- ^ a b c 各務原市市長公室企画調整課(編)『各務原市統計書 昭和54年版』、各務原市、1979年、118頁
- ^ 各務原市市長公室企画調整課(編)『各務原市統計書 昭和54年版』、各務原市、1979年、118-119頁
- ^ a b 各務原市市長公室企画調整課(編)『各務原市統計書 昭和54年版』、各務原市、1979年、119頁
- ^ a b 各務原市企画財政部企画調整課(編)『各務原市統計書 昭和59年度版』、各務原市、1985年、104頁
- ^ 各務原市企画財政部企画調整課(編)『各務原市統計書 昭和59年度版』、各務原市、1985年、104-105頁
- ^ a b c 各務原市企画財政部企画調整課(編)『各務原市統計書 昭和59年度版』、各務原市、1985年、105頁
- ^ 各務原市企画財政部企画調整課(編)『各務原市統計書 平成元年度版』、各務原市、1990年、110頁
- ^ 各務原市企画財政部企画調整課(編)『各務原市統計書 平成元年度版』、各務原市、1990年、110-111頁
- ^ a b c d 各務原市企画財政部企画調整課(編)『各務原市統計書 平成元年度版』、各務原市、1990年、111頁
- ^ a b 各務原市企画財政部企画調整課(編)『各務原市統計書 平成7年度版』、各務原市、1996年、82頁
- ^ a b c d e f 各務原市企画財政部企画調整課(編)『統計書かかみがはら 平成9年度版』、各務原市、1997年、70頁
- ^ 各務原市企画財政部企画調整課統計係(編)『統計書かかみがはら 平成11年度版』、各務原市、1999年、72頁
- ^ a b c d e 各務原市総務部総務課文書統計係(編)『統計書かかみがはら 平成15年度版』、各務原市、2004年、72頁
- ^ a b c d 各務原市総務部総務課文書統計係(編)『統計書かかみがはら 平成19年度版』、各務原市、2008年、64頁
- ^ a b c 各務原市総務部総務課統計係(編)『統計書かかみがはら 平成24年度』、各務原市、2013年
- ^ a b c d e 各務原市総務部総務課統計係(編)『統計書かかみがはら 平成27年度』、各務原市、2017年
- ^ 各務原市役所企画総務部総務課統計係(編)『統計書かかみがはら 令和元年度版』、各務原市、2019年
- ^ a b c d e “令和2年度版 統計書かかみがはら” (PDF). 各務原市. 2022年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月11日閲覧。
- ^ a b c d e “令和3年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月7日閲覧。
- ^ “令和2年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2021年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月7日閲覧。
- ^ “統計書かかみがはら 令和3年度統計” (PDF). 各務原市. 2023年3月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月7日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 市民公園前駅 - 名古屋鉄道