高見澤今朝雄
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高見澤今朝雄[1](たかみざわ けさお、1952年 - )は長野県在住のアマチュア天文家、昆虫研究家。
業績
[編集]アマチュア天文家として
[編集]1984年に発見した周期彗星 98P/高見澤彗星など5つの彗星を発見している[1]。また1995年から2000年にかけて3つの新星[2]、1996年と1999年には超新星を発見し[3]、日本で初めて彗星・新星・超新星を発見する「新天体発見三冠[4]」を達成している。
彼の業績を記念して、小惑星(8720)高見澤に命名された[5]。
昆虫研究家として
[編集]信州昆虫学会の会員でハチ類の生態研究も行っており、昆虫に関する著書もある。2005年にはクロスズメバチの新種として「シナノヤドリクロスズメバチ」の発見を報告したが、新種として認められるに至ってはいない。
発見した新天体
[編集]彗星
[編集]新星
[編集]超新星
[編集]- SN 1996X (NGC 5061銀河超新星)
- SN 1999gh (NGC 2986銀河超新星)
受賞
[編集]著作
[編集]- 高見澤今朝雄『天文少年物語: 新天体発見のドラマ』信毎書籍出版センター、1997年3月。
- 高見澤今朝雄『日本の真社会性ハチ 全種・全亜種生態図鑑』信濃毎日新聞社、2005年10月1日。ISBN 978-4784070046。
- 高見澤今朝雄 編『コイ・フナの絵本 (そだててあそぼう)』農山漁村文化協会、2010年7月。ISBN 978-4540101304。
- 木野田君公; 高見澤今朝雄『日本産マルハナバチ図鑑』北海道大学出版会、2013年7月。ISBN 9784832913967。
脚注
[編集]- ^ a b c “日本人が発見した彗星一覧”. 新天体関連情報. 国立天文台 (2014年10月21日). 2015年1月21日閲覧。
- ^ a b “CBAT List of Novae in the Milky Way”. IAU Central Bureau for Astronomical Telegrams. 2015年1月21日閲覧。
- ^ a b “日本人が発見した超新星一覧”. 新天体関連情報. 国立天文台 (2015年1月20日). 2015年1月21日閲覧。
- ^ 佐野康男. “1998・東亜天文学会総会・三重県伊賀上野大会”. 2015年1月21日閲覧。
- ^ “8720 Takamizawa (1995 WE1)”. JPL Small-Body Database Browser. ジェット推進研究所. 2015年1月21日閲覧。
- ^ “日本天文学会天体発見賞受賞者”. 日本天文学会. 2015年1月22日閲覧。
- ^ “日本天文学会天体発見功労賞受賞者”. 日本天文学会. 2015年1月22日閲覧。