高橋貞一郎
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高橋 貞一郎(たかはし ていいちろう、1897年(明治30年) - 1955年(昭和30年)9月18日[1])は、長野県岡谷市出身の洋画家。諏訪地域の美術界の草創期を支え、美術教育にも力を注いだ人物である。
来歴
[編集]この節の出典:[2]
長野県諏訪郡平野村(現・岡谷市)出身。長野県立諏訪中学校(現・長野県諏訪清陵高等学校。教師に西岡瑞穂がいた)を経て、長野師範学校(現・信州大学教育学部)を卒業。
1922年、岸田劉生に師事し、「夏牛」の雅号が贈られた。教員をしながら油絵を制作。母校である諏訪中学校で絵画部顧問を勤め、同部の教え子に矢崎博信がいる[3][4]。
1937年、フランスへ留学しポール・セザンヌを研究。一水会会員、日展委嘱作家となった。
家族
[編集]五男は洋画家で女子美術大学名誉教授、国画会会員の高橋靖夫(1938年−2021年4月29日)[5][6]。
孫、宮原むつ美(麗子の娘)も画家として、スペインを拠点に制作活動を行っている [7]。
パブリック・コレクション
[編集]関連書籍
[編集]- 『宮坂勝・高橋貞一郎』長野県信濃美術館(宮坂勝と高橋貞一郎遺作展図録1980年.10.04-10.26)
- 『高橋貞一郎滞欧作品集1』美術工芸会、1940年国会図書館
- 高橋靖夫著『最新透視図技法 着彩編』相模書房(1977年)ISBN 978-4782477069
- 高橋靖夫、高橋久美子著『最新透視図技法 入門編』相模書房 (1980年)ISBN 978-4782480021
- 高橋靖夫著『最新透視図技法 図法編』相模書房 (1983年)ISBN 978-4782483015
脚注
[編集]- ^ 『昭和物故人名録 : 昭和元年~54年』日外アソシエーツ、1983年、p.290。
- ^ 市立岡谷美術考古館/高橋貞一郎参照
- ^ 生誕100年 矢﨑博信展 幻想の彼方へ - 茅野市美術館(2014年の企画展)参照
- ^ 諏訪市博物館/なんでも諏訪百科/高橋貞一郎参照
- ^ 市立岡谷美術考古館/高橋靖夫参照
- ^ 女子美術大学ホームページ・「髙橋靖夫 回顧展」市立岡谷美術考古館参照
- ^ ESJAPON.HP・83回 Salón de Otoño 絵画コンクールにて、日本人画家・宮原むつ美氏がTRITOMA賞を受賞