高橋彰
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高橋 彰(たかはし あきら、1932年9月18日 - 2008年3月10日[1])は、日本の経済学者・地理学者。専門は、開発途上国、特にアジアを対象とした低開発経済論。フィリピン研究者としても知られる。東京大学名誉教授。
略歴
[編集]- 1932年:北海道札幌市生まれ
- 1955年:東京大学理学部地理学科卒業後、東京大学大学院理学研究科へ進学
- 1958年-1960年:フィリピン大学留学
- 1961年:東京大学大学院理学研究科退学
- 1961年:アジア経済研究所
- 1968年:東京大学東洋文化研究所講師・助教授
- 1972年:東京大学経済学部助教授・教授
- 1992年:アジア経済研究所理事
- 1996年:国士舘大学政経学部教授、国士舘大学国際交流センター長
などを歴任。
フィリピン大学、ニューヨーク州立大学、カンザス大学、メキシコ大学、チュラーロンコーン大学(タイ)、ロンドン大学などでの研究員、教授を兼任。様々な国際会議で議長として活動した。
著書
[編集]- 『中部ルソンの米作農村』(アジア経済研究所、1965年)
- 『アジアの農村』(東京大学出版会、1969年)
- 『Land and Peasants in Central Luzon, Honolulu』(East-West Center Press、1970年)
- 『東南アジアの価値体系4』(共著)(現代アジア出版会、1972年)
- 『スリランカの稲作農村』(共著)(東京大学出版会、1980年)
- 『フィリピンの農業』(国際農林業協力協会、1980年)
- 『第三世界と経済学』(共編著)(東京大学出版会、1982年)
- 『ルソン農村とジャワ農村』(東京大学出版会、1982年)
訳書
[編集]- G. サイデ『フィリピン:国土と人々』(帝国書院、1978年)
- L. デアシス『南方特別留学生トウキョウ日記』(秀英書房、1982年)
- ジェームズ・C・スコット『モーラル・エコノミー』(勁草書房、1999年)