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高桑昭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

高桑 昭(たかくわ あきら、1937年4月1日[1] - )は、日本の法学者・法務官僚弁護士。学位は、法学博士京都大学[2])。立教大学法学部教授・京都大学大学院法学研究科教授・帝京大学教授などを歴任。

略歴

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東京市渋谷区生まれ。1955年東京都立小石川高等学校卒業、1959年司法試験合格、1960年東京大学法学部卒業[3]

1962年東京地方裁判所判事補、その後法務省民事局参事官(外務省条約局併任)、1968年コロンビア大学修士課程修了。1976年辞職[1]

1988年立教大学法学部教授、1993年京都大学大学院法学研究科教授、2000年定年、帝京大学教授、2003年成蹊大学大学院法務研究科教授、2013年退職[3]。2002年 京都大学において法学博士の学位を取得[2]。弁護士(森・濱田松本法律事務所)。この間、法制審議会国際私法民法商法各部会幹事、国際連合国際商取引法委員会、ハーグ国際私法会議における日本国政府代表、司法試験(民法)、新司法試験(国際関係法私法系)の各委員を務める[4]

妻は英文学者の高桑美子(1941-2016)[5]

著書

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  • 『国際商事仲裁法の研究』信山社出版 2000
  • 『国際商取引法』有斐閣 2003
  • 『国際取引における私法の統一と国際私法』有斐閣 2005
  • 『国際民事訴訟法・国際私法論集』東信堂 2011

共編

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翻訳

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  • アーウィン・O.スマイゲル『ウォール街の弁護士 組織社会学的分析』高橋勲共訳 サイマル出版会 1969
  • ハーバート・ジェイコブ『アメリカの司法 制度と運営の政治学』サイマル出版会 1971

脚注

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  1. ^ a b 退官発令日順の元裁判官の名簿(平成29年8月10日時点)”. 弁護士山中理司のブログ (2017年8月12日). 2024年5月31日閲覧。
  2. ^ a b 高桑昭『国際商事仲裁法の研究』京都大学〈博士(法学) 乙第10994号〉、2002年。hdl:2433/149318NAID 500000224456https://hdl.handle.net/2433/149318 
  3. ^ a b 高桑昭教授年譜及び業績目録」『成蹊法学』第78巻、成蹊大学法学会、2013年6月、67-85頁、CRID 1390010292757224192doi:10.15018/00000194hdl:10928/388ISSN 0388-8827 
  4. ^ 『国際民事訴訟法・国際私法論集』著者紹介
  5. ^ 高桑美子さん死去:朝日新聞