高松鉄道郵便局
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高松鉄道郵便局(たかまつてつどうゆうびんきょく)とは、かつて香川県高松市に本局を置いていた郵便局である。
概要
[編集]鉄道郵便局は、日本の郵便局の種類の一つで、鉄道事業者に郵便車を運行させてこれに職員が乗務し、鉄道沿線の郵便局から継送される郵便物を輸送するとともに、郵便車内で郵便物をあて先地域別に区分する業務を行っていた[1]。当局はそのうち四国島内の区間を担当した。
沿革
[編集]- 1910年(明治43年)
- 1913年(大正2年)
- 1914年(大正3年)3月25日 - 小松島船戸線が小松島池田線となる[6]。
- 1916年(大正5年)4月1日 - 多度津観音寺線が多度津三島線となる[7]。
- 1919年(大正8年)9月1日 - 多度津三島線が多度津入野線となる[8]。
- 1921年(大正10年)6月21日 - 多度津入野線が多度津西条線となる[9]。
- 1923年(大正12年)
- 1924年(大正13年)
- 1925年(大正14年)12月5日 - 高知須崎線が山田須崎線となる[14]。
- 1926年(大正15年)3月28日 - 岡山琴平線の内高松琴平間が多度津琴平線に、多度津松山線が高松松山線となる[15]。
- 1928年(昭和3年)
- 1929年(昭和4年)4月28日 - 多度津琴平線が多度津池田線となる[18]。
- 1930年(昭和5年)
- 1934年(昭和9年)10月28日 - 杉須崎線が東豊永須崎線となる[21]。
- 1935年(昭和10年)
- 1936年(昭和11年)
- 1939年(昭和14年)
- 1942年(昭和17年)3月26日 - 五郎内子線を追加[31]。
- 1944年(昭和19年)
- 1949年(昭和24年)7月1日 - 組織改正
- 線路区域[34]
- 高松宇和島線
- 高松窪川線
- 高松牟岐線
- 玉野高松線
- 小松島池田線
- 線路区域[34]
- 1950年(昭和25年)2月21日 - 組織改正、積替駐在設置
- 線路区域及び積替駐在[35]
- 高松宇和島線
- 高松窪川線
- 高松牟岐線
- 玉野高松線
- 小松島池田線
- 高松桟橋
- 線路区域及び積替駐在[35]
- 1986年(昭和61年)3月1日 - 四国島内の鉄道郵便線路全廃に伴い、廃止[36]。
取扱内容
[編集]- 鉄道郵便車に乗務し、車内で区分及び郵袋、小包の積み下ろし事務。
- 駅の郵便室で、郵便物の受け渡し・郵袋や小包の区分事務。
→「鉄道郵便局 § 高松鉄道郵便局」も参照
脚注
[編集]- ^ a b 「鉄道と郵便の114年」(『鉄道ジャーナル』1986年12月号(No.240)、鉄道ジャーナル社、p.63-p.68)
- ^ “逓信省告示第435号. 官報. 1910年03月29日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第681号. 官報. 1910年06月10日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第362号. 官報. 1913年04月17日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第924号. 官報. 1913年12月20日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第189号. 官報. 1914年03月25日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第260号. 官報. 1916年04月01日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第1090号. 官報. 1919年08月28日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第1044号. 官報. 1921年06月18日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第862号. 官報. 1923年05月15日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第1791号. 官報. 1923年12月20日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第1566号. 官報. 1924年11月14日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第1647号. 官報. 1924年11月29日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第1820号. 官報. 1925年12月03日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第667号. 官報. 1926年03月29日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第946号. 官報. 1928年04月14日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第2225号. 官報. 1928年09月28日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第1227号. 官報. 1929年04月23日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第921号. 官報. 1930年04月01日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第1609号. 官報. 1930年06月23日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第2663号. 官報. 1934年10月24日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第647号. 官報. 1935年03月16日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第2490号. 官報. 1935年09月27日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ “逓信省告示第3062号. 官報. 1935年11月27日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月2日閲覧。
- ^ a b 『続逓信事業史 第三巻 郵便』 p.401-p.403
- ^ “逓信省告示第1212号. 官報. 1936年05月30日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月3日閲覧。
- ^ “逓信省告示第1570号. 官報. 1936年07月01日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月3日閲覧。
- ^ “逓信省告示第300号. 官報. 1939年02月03日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月3日閲覧。
- ^ “逓信省告示第3345号. 官報. 1939年11月16日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月3日閲覧。
- ^ “逓信省告示第3645号. 官報. 1939年12月14日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月3日閲覧。
- ^ “逓信省告示第469号. 官報. 1942年03月25日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月3日閲覧。
- ^ 『続逓信事業史 第三巻 郵便』 p.403
- ^ “通信院告示第345号. 官報. 1944年07月21日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月4日閲覧。
- ^ “郵政省告示第52号. 官報. 1949年06月30日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月4日閲覧。
- ^ “郵政省告示第32号. 官報. 1950年02月11日 - 国立国会図書館デジタルコレクション”. dl.ndl.go.jp. 2022年1月4日閲覧。
- ^ 昭和61年1月8日郵政省告示第4号
参考文献
[編集]- 郵政省編 『続逓信事業史 第三巻 郵便』 前島会、1960年
- 郵政省郵務局郵便事業史編纂室 『郵便創業120年の歴史』 ぎょうせい、1991年
- 小林正義 「鉄道と郵便の114年」(『鉄道ジャーナル』1986年12月号(No.240)、鉄道ジャーナル社、p.63-p.68掲載)