コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

高月観音号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

高月観音号(たかつきかんのんごう)は、滋賀県長浜市の高月地区で運行していたコミュニティバスの総称。名称は、地区内にある向源寺(渡岸寺観音堂)に因む。

運行は湖国バス長浜営業所に委託し、2004年10月1日から運行が開始された。しかし、2018年以降に廃止された(後述)。

高月駅西口に並ぶ南回り線と北回り線(2007年7月)
高月支所に駐車中の南回り線と東回り線(2009年6月)

概要

[編集]
  • 運賃は200円均一(小児は100円)。車内では専用の回数券が利用できたが、2013年に廃止された。
  • 定期券には1か月と3か月があり、一般定期券の他に満61歳以上を対象とした「小判手形」があった[1]
  • 全路線とも、停留所以外でのフリー乗降が可能。
  • 以下の路線間乗継には乗継券が発行され、1乗車扱いとなる。
    • 東回り線 - ほのぼのホール方面
    • 東回り線・南回り線 - 高月駅 - 国道物部・北近江リゾート
  • 身体障害者については、運賃・回数券は半額、定期券は3割引(介助人含む)となる。また小学校中学校への通学に関しては運賃免除となる。

沿革

[編集]
  • 2004年平成16年)10月1日 - 運行開始。
  • 2011年(平成23年)7月1日 - 高月駅の乗り場を東口に統一し、全便が休日運休となる。
  • 2013年(平成25年)5月13日 - デマンド運行に変更し、回数券の販売を廃止する。
  • 2018年(平成30年)4月1日 - 長浜市地域公共交通網形成計画(※同年3月に作成されたもの)で予約型乗合タクシーに切り替える方針[2]を公表。同線はその後、すべて廃止された。

廃止当時の路線

[編集]

高月観音号線

[編集]

定時便

[編集]

予約便

[編集]
  • 高月駅東口 - 高月支所前、北近江温泉、 唐川、磯野、西野、東物部
※ともに、循環運行などの詳細は不明[3]

過去の路線

[編集]

北循環線

[編集]

(高月駅 - 古保利北地区・七郷地区)

  • 高月駅東口 - 高月支所 - メガマート北 - 西野 - 布施 - 北近江の湯 - メガマート北 - 高月支所 - 高月駅東口

ラインカラー:赤

南循環線

[編集]

(高月駅 - 高月地区・古保利南地区)

  • 高月駅東口 - 高月支所 - ほのぼのホール - 片山 - 宇根 - 高月駅東口

ラインカラー:青

東循環線

[編集]

(高月駅 - 富永地区・高月東地区)

  • 高月駅東口 - 馬上 - 高野 - 尾山 - 柏原 - 高月支所 - 高月駅東口

ラインカラー:緑

北近江リゾート線

[編集]

(高月駅 - 北近江リゾート

  • 高月駅東口 - メガマート北 - 北近江の湯

ラインカラー:深緑(東循環線車両で運行)

車両

[編集]

沿線の観光地

[編集]
  • 北近江リゾート - 北循環線・北近江リゾート線
  • 雨森芳洲関連史跡・渡岸寺観音堂 - 東循環線
  • 古保利古墳群 - 南循環線

脚注

[編集]
  1. ^ 湖国バス・近江鉄道バスとも共用で、どこまで乗っても1乗車100円。
  2. ^ 長浜市地域公共交通網形成計画 平成30年3月”. 長浜市. pp. 5・36. 2022年4月22日閲覧。
  3. ^ 長浜市地域公共交通網形成計画 平成30年3月”. 長浜市. p. 5. 2022年4月22日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]