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駒月仁人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
駒月 仁人
江戸川区球場にて(2022年8月12日)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 京都府向日市
生年月日 (1993-04-21) 1993年4月21日(31歳)
身長
体重
176 cm
93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手外野手
プロ入り 2011年 ドラフト3位
初出場 2019年5月11日
最終出場 2019年9月26日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

駒月 仁人(こまづき ひとと、1993年4月21日 - )は、京都府向日市出身[1]の元プロ野球選手捕手)。右投右打。

経歴

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プロ入り前

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向日市立第4向陽小学校3年生の時に向日ウイングスで野球を始め[2]、5年生の時から捕手としてプレー[3]

向日市立西ノ岡中学校時代は[2]「西京ビッグスターズ」に所属していた[4]

京都市立塔南高等学校3年生の時には4番・捕手を務め、高校通算で24本塁打を放ったが、甲子園出場経験は無い[2]。同じ西武ライオンズの森脇亮介は高校の1学年先輩にあたる。

2011年10月27日に行われたプロ野球ドラフト会議では、埼玉西武ライオンズから3位指名を受け[5]、契約金4500万円、年俸600万円(金額は推定)で仮契約を結んだ[6]。背番号は62[7]

西武時代

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2012年1月17日に外野手として登録することが発表された[8]。この年は二軍で29試合に出場し、1本塁打、3打点だった[9]

2013年は二軍で54試合に出場し、打率.189、3本塁打、8打点、1盗塁だった[10]

2014年は二軍で92試合に出場し、打率.195、8本塁打、24打点、4盗塁だった[11]

2015年は5月に二軍戦で20試合に出場し、64打数25安打、打率.391の成績を残し、イースタン・リーグの月間MVPを受賞した[12][13]。この年は、最終的に二軍で87試合に出場し打率.228、11本塁打、44打点、1盗塁だった[14]

2016年は二軍で87試合に出場し、打率.230、7本塁打、29打点、4盗塁だった[15]。この年は外野だけでなく、一塁手として16試合に出場している[16]。オフには、チームメイトの本田圭佑野田昇吾と共にオーストラリアウィンターリーグであるオーストラリアン・ベースボールリーグメルボルン・エイシズに派遣された[17]が、駒月のみ出場機会のないまま帰国した。帰国後の契約交渉で、2017年度は外野手から捕手登録に戻ることが決まった[18]

2019年は5月11日の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ8年目にして一軍初出場を果たし、8月13日のオリックス・バファローズ戦でプロ初安打を放った[19]。しかし、7試合の出場にとどまり打率.143だった。

2020年は一軍出場は無かった。

2021年も一軍出場が無く、10月25日に球団から戦力外通告を受け[20]、引退を発表。今後はブルペン捕手兼スコアラーとして球団に残ることとなった[20]。同年12月8日、メットライフドームで開催された12球団合同トライアウトではサポート要員の捕手として出場した[21][注釈 1]

2022年岡田雅利が左膝関節鏡下半月板部分切除術、牧野翔矢が右肘内側側副靱帯再建術と関節鏡視下クリーニング術、古市尊中熊大智新型コロナウイルス感染と、二軍の捕手陣が立て続けに離脱したことを受けて、8月10日に育成選手契約を結び、現役復帰した。背番号はブルペン捕手として着用していた101から変更なし[22]。この措置は2019年に同様に捕手陣が離脱して当時育成コーチから現役復帰した星孝典以来であった。非常時の備えとしての面が強かったこともあり試合への出場はなく、10月23日に2年連続の戦力外通告を受け[23]、再度ブルペン捕手に戻った。2024年時点では査定補佐を兼務している。

選手としての特徴

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高校生時代にスイングスピードが150km/hを記録[2]。遠投は105メートルで、本塁から二塁までの送球タイムは1.82秒を計測している。一方で、打撃力に課題があった[3]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2019 西武 7 7 7 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .143 .143 .143 .286
通算:1年 7 7 7 1 1 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .143 .143 .143 .286

年度別守備成績

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捕手






















2019 西武 7 16 0 0 0 1.000 1 2 2 0 .000
通算 7 16 0 0 0 1.000 1 2 2 0 .000

記録

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初記録

背番号

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  • 62(2012年 - 2021年)
  • 101(2022年 - )

脚注

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注釈

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  1. ^ 本来は、戦力外通告を受けて12球団合同トライアウトに参加した捕手が担当するが、2021年は捕手を守れる選手が1人も参加しなかったため駒月がサポート要員として参加することとなった[21]

出典

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  1. ^ 活躍を期待 駒月選手が出発報告 向日市ホームページ 2012年1月5日掲載
  2. ^ a b c d 西武ドラ3駒月、雑草食べて主砲になる 日刊スポーツ 2012年1月15日紙面から
  3. ^ a b 2011年 プロ野球 ドラフト”. スポーツニッポン. 2015年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月16日閲覧。
  4. ^ チーム紹介 京都軟式少年野球・西京ビッグスターズ公式ブログ 2014年11月28日掲載
  5. ^ 2011年 ドラフト会議開催! 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト 2011年10月27日配信
  6. ^ 西武 ドラフト3位の駒月と合意 スポニチ Sponichi Annex 2011年11月13日掲載
  7. ^ 2011ドラフト指名6選手 入団発表会! 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト 2011年12月7日配信
  8. ^ 【西武】捕手2人を「外野手」に変更 日刊スポーツ 2012年1月17日掲載
  9. ^ 2012年度 埼玉西武ライオンズ 個人打撃成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. 2016年11月14日閲覧。
  10. ^ 2013年度 埼玉西武ライオンズ 個人打撃成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. November 14, 2016閲覧。
  11. ^ 2014年度 埼玉西武ライオンズ 個人打撃成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. November 14, 2016閲覧。
  12. ^ 2015年度 ミズノ月間MVP (ファーム月間MVP) 日本野球機構オフィシャルサイト
  13. ^ 駒月選手がイースタン・リーグ5月度「ミズノ月間MVP」初受賞! 埼玉西武ライオンズ オフィシャルサイト 2015年6月9日配信
  14. ^ 2015年度 埼玉西武ライオンズ 個人打撃成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. November 14, 2016閲覧。
  15. ^ 2016年度 埼玉西武ライオンズ 個人打撃成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. November 14, 2016閲覧。
  16. ^ 2016年度 埼玉西武ライオンズ 個人守備成績(イースタン・リーグ)”. 日本野球機構. November 14, 2016閲覧。
  17. ^ ABL(オーストラリア ベースボールリーグ)参加選手について 埼玉西武ライオンズ 公式サイト (2016年11月7日) 2016年11月7日閲覧
  18. ^ 西武本田圭佑、現状維持で契約更改 1軍では「真っ直ぐが通用しなかった」”. Full-Count (2016年12月26日). 2017年8月30日閲覧。
  19. ^ 西武 駒月、8年目のプロ初安打「ホッとしています」指揮官も笑顔”. Sponichi Annex (2019年8月13日). 2021年6月20日閲覧。
  20. ^ a b 西武駒月捕手が戦力外「サポートに徹して頑張る」球団スタッフへ”. 日刊スポーツ (2021年10月25日). 2021年11月2日閲覧。
  21. ^ a b “【トライアウト】西武引退の駒月仁人が捕手役 捕手の出場選手なく参加”. 日刊スポーツ. (2021年12月8日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202112080000249.html 2021年12月8日閲覧。 
  22. ^ “西武・駒月ブルペン捕手が「現役復帰」 2軍で一時的捕手不足のため育成契約”. Sponichi Annex. (2022年8月10日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2022/08/10/kiji/20220810s00001173463000c.html 2022年8月15日閲覧。 
  23. ^ “【西武】駒月仁人と育成契約結ばず 昨季限りで引退もファームの捕手不足で“現役復帰”していた”. 日刊スポーツ. (2022年10月23日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202210230000912.html 2022年12月12日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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