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駆逐艦菊月会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
駆逐艦菊月会
Destroyer Kikuzuki Association
団体種類 任意団体
設立 1982年5月27日(前身)
所在地 東京都荒川区
法人番号 5700150090575 ウィキデータを編集
起源 駆逐艦菊月会
群青財団設立準備会
主要人物 橋本泰邦(会長)
堀江仁貴(幹事)
活動地域 日本の旗 日本
ソロモン諸島の旗 ソロモン諸島
主眼 駆逐艦菊月の顕彰
活動内容 慰霊祭の斎行
会員数 13人(2022年11月)[1]
子団体 ソロモン諸島の旗 Maritime Archaeological Research Institute Solomon Islands Trust Board Incorporated
ソロモン諸島の旗 Destroyer Kikuzuki Association in Solomon Islands
標語 細く長く、明るく前向きに[2]
ウェブサイト https://www.kikuzukikai.org/
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2019年に復元した駆逐艦菊月の図面

駆逐艦菊月会(くちくかんきくづきかい、: Destroyer Kikuzuki Association)は、大日本帝国海軍駆逐艦菊月に所縁のある旧軍人軍属、戦歿者並びに物故者の遺族、有志によって組織される任意団体[3]。通称菊月会(きくづきかい)。

概要

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2017年一般社団法人菊月保存会の働きによって、駆逐艦菊月の第4主砲がソロモン諸島から日本へ帰還。 その際に戦友遺族会再結成の機運が遺族を中心に高まり、前身となる1982年5月27日に設立された同名の団体[4]より会の名称と軍艦旗を引き継ぎ、同年10月17日に第1回連絡会が行われた。 本部は東京都荒川区に所在する[5]。 全ての行事をその行事ごとの連絡会で定める参加費で行っており、会費や寄付を受け付けていない。2020年10月8日以降、支援金の寄付のみクラウドファンディング形式で受け付けている[6]2021年には、菊月沈没から80年の節目となる翌年、東京都台東区寿仙院に慰霊碑を建立する計画を発表した[7][8]

沿革

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1982年
5月27日 - 神奈川県横須賀市にて発足[9]
1983年
5月5日 - 活動の一時休止を決定[9]
1992年
5月5日 - 広島県呉市にて駆逐艦菊月戦歿者五十回忌法要を斎行[9]
2017年
10月17日 - 第一回連絡会をもって活動再開[9]
2018年
5月3日 - 長崎県佐世保市東公園にて懇親会を開催[9]
8月13日 - 群青財団設立準備会を吸収合併[9]
2019年
3月9日 - ソロモン諸島にて菊月及び長月洋上合同慰霊巡拝を開催[9]
5月5日 - 愛知縣護國神社にて駆逐艦菊月戦歿者慰霊祭を斎行[9]
2020年
4月1日 - 幹事から会長へ代表権を移転[9]

主な実績

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活動の種類

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  • 菊月の元乗組員であり戦歿または物故した者に対する慰霊
  • 会員相互の情報共有
  • 菊月関連の調査研究及び資料の収集
  • 公益に資すると独自に判断した活動に対する支援[15]

会員種別

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会員
入会届に必要事項を記入し、提出することで、連絡会にて会員2名以上の承認を経て会員資格を取得した者[16]

脚注

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注釈

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  1. ^ 同会主導の調査について、2018年8月を最後にするとしており、今後のソロモン諸島での活動は、同会から2名が出向して設立された法人Maritime Archaeological Research Institute, Solomon Islandsに引き継がれることとなった。しかし、翌2019年、高額の登録免許税などを理由にこの法人は閉鎖され、同会はソロモン諸島での活動を再開するとしている。

出典

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  1. ^ 団体概要” (2022年7月18日). 2022年7月20日閲覧。
  2. ^ 団体概要” (2022年7月18日). 2022年7月20日閲覧。
  3. ^ 設立趣意書” (2017年10月17日). 2021年3月14日閲覧。
  4. ^ 会則第1条”. 駆逐艦菊月会 (2018年2月19日). 2019年4月14日閲覧。
  5. ^ 駆逐艦菊月会の情報”. 国税庁法人番号公表サイト (2018年8月24日). 2020年4月17日閲覧。
  6. ^ 寄付に関する方針変更のお知らせ” (2020年10月8日). 2021年3月14日閲覧。
  7. ^ 駆逐艦「菊月」 戦没80年で慰霊碑建立 クラウドファンディング募集”. 産経新聞社 (2021年5月12日). 2021年8月23日閲覧。
  8. ^ 旧海軍の駆逐艦「菊月」を3DやVRで継承 来年には慰霊碑を建立へ”. 東京新聞 (2021年8月17日). 2021年8月23日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h i 駆逐艦菊月会のあゆみ”. 駆逐艦菊月会 (2017年10月17日). 2020年4月17日閲覧。
  10. ^ 2018年2月13日のヘッドラインニュース”. Gigazine (2018年2月13日). 2018年12月31日閲覧。
  11. ^ 駆逐艦「菊月」の復元図面がGitHubで公開される”. Gigazine (2019年6月10日). 2019年6月10日閲覧。
  12. ^ 艦船研究や模型製作に……旧日本海軍の駆逐艦「菊月」の復元図面がGitHubにて無料公開中”. INTERNET Watch (2019年6月11日). 2021年8月23日閲覧。
  13. ^ 「丸」2019年2月号第874号、潮書房光人新社、2018年12月25日。 
  14. ^ 「丸」2019年3月号第875号、潮書房光人新社、2019年1月26日。 
  15. ^ 支援規程”. 駆逐艦菊月会 (2020年12月19日). 2021年6月15日閲覧。
  16. ^ 会則第3章”. 駆逐艦菊月会 (2021年5月1日). 2022年9月20日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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