須賀駅 (東京都)
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須賀駅 | |
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すか Suka | |
◄王子 (2.5 km) | |
所在地 | 東京都北区豊島五丁目 |
所属事業者 | 日本国有鉄道 |
所属路線 | 東北本線貨物支線(須賀線) |
キロ程 | 2.5 km(王子起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)12月20日 |
廃止年月日 | 1971年(昭和46年)3月1日 |
備考 | 貨物専用駅 |
須賀駅(すかえき)は、かつて東京都北区豊島五丁目にあった日本国有鉄道(国鉄)東北本線貨物支線(通称:須賀線)の貨物駅(廃駅)である[1]。須賀線の終着駅であった。
歴史
[編集]須賀線は大日本人造肥料(現・日産化学工業)の専用鉄道として1926年(大正15年)に開通していたが、当駅は設置されていなかった。専用鉄道沿線に陸軍造兵廠豊島貯弾場が設置されたことにより、専用鉄道が1927年(昭和2年)に買収・国有化され、鉄道省(後・日本国有鉄道)東北本線貨物支線(須賀線)の貨物駅として正式に開業する。太平洋戦争後も工場の進出により貨物輸送量は増加するが、1969年(昭和44年)以降、公害問題により周辺の各工場が移転・撤退することになり、貨物輸送がなくなった須賀線は廃止になり、当駅も廃止となった。
年表
[編集]駅構造
[編集]地上駅であり、各工場内へ伸びる引き込み線があった。
駅周辺
[編集]当駅は日産化学工業の工場敷地内にあったが、日産化学工業の工場が千葉県へ移転した後、跡地は豊島五丁目団地となっている。
- 東京都道307号王子金町江戸川線
- 豊島五丁目公園
- 豊島橋
- 隅田川
- 北区立としま若葉小学校
廃止後の現状
[編集]当駅および路盤があった一帯は豊島五丁目団地となっており、痕跡を見つけることはできない。
その他
[編集]1954年(昭和29年)頃、北区役所が須賀線への国電乗り入れ構想を練っていたとしている[5]。当駅以外に中間駅を2駅設置する予定もあったが、実現には至らなかった。
隣の駅
[編集]- 日本国有鉄道
- 東北本線貨物支線(須賀線)
- 王子駅 - (貨)須賀駅
脚注
[編集]- ^ 昭和12年10月1日現在鉄道停車場一覧 - 国立国会図書館近代デジタルライブラリー
- ^ 「鉄道省告示第294号」『官報』1927年12月17日 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 3 関東1、新潮社、2008年、26頁。ISBN 978-4-10-790021-0。
- ^ 1971年(昭和46年)2月13日日本国有鉄道公示第50号「貨物運輸営業の廃止の件」
- ^ “北区の部屋だより 第52号” (PDF). 北区役所 (2013年11月). 2014年3月27日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 1948年3月29日米軍撮影の空中写真 - 地図・空中写真閲覧サービス(国土地理院)
- 日産化学工業の工場敷地の南側に須賀線が見える。