須見洋行
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人物情報 | |
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生誕 |
1945年(78 - 79歳) 日本・奈良県 |
出身校 |
山梨大学 徳島大学大学院 |
学問 | |
研究分野 | 食品機能学 |
研究機関 |
山梨大学 徳島大学 浜松医科大学 九州大学 シカゴ大学 宮崎医科大学 岡山県立大学 倉敷芸術科学大学 |
学位 | 医学博士 |
称号 | 倉敷芸術科学大学名誉教授 |
主な業績 | ナットウキナーゼの発見 |
須見 洋行(すみ ひろゆき、1945年 - )は、日本の生理学者。専門は食品機能学[1]。倉敷芸術科学大学名誉教授。医学博士。
概説
[編集]1945年、奈良県生まれ。1974年、徳島大学医学部大学院修了。九州大学理学部、宮崎医科大学生理学助教授、倉敷芸術科学大学教授などを歴任した。シカゴ大学マイケルリース研究所で研究中、血栓溶解に働く「プロウロキナーゼ」「ナットウキナーゼ」を発見。1986年に日本で初めて、納豆に強力な血栓溶解酵素があるという研究成果を発表した[2]。納豆研究の第一人者。「納豆博士」の異名を持つ[2]。著書に『納豆は効く 解明された納豆パワーの秘密』(ダイナミックセラーズ出版)など多数[3]。
略歴
[編集]- 1945年 奈良県生まれ
- 1968年 山梨大学工学部発酵生産学科(現生命環境学部生命工学科)卒業[4][5]
- 1970年 山梨大学大学院修士課程発酵生産学専攻(現生命工学専攻)修了[4][5]
- 1974年 徳島大学医学部大学院修了
- 1978年 シカゴ・マイケルリース研究所文部省在外研究員[6]
- 1982年 宮崎医科大学生理学助教授
- 1993年 岡山県立大学栄養学科助教授
- 1997年 倉敷芸術科学大学産業科学技術学部機能物質化学科(現生命科学部生命科学科)教授[7]
- 2015年 倉敷芸術科学大学生命科学部生命科学科特任教授[8]
- 2017年 倉敷芸術科学大学名誉教授[9]
受賞歴
[編集]- 1974年 財団法人 三木康楽会学術賞[10]
- 1991年 財団法人 中埜研究奨励賞 [10]
- 1992年 飯島記念食品科学財団研究奨励賞 [10]
- 1997年 財団法人杉山産業化学研究所研究奨励賞 [10]
- 2000年 飯島記念食品科学振興財団研究奨励賞 [10]
- 2024年 瑞宝小綬章[11]
脚注
[編集]- ^ “asahi.com :教育・入試: NIE”. www.asahi.com. 2021年5月24日閲覧。
- ^ a b “JAFRA:”日本人の長寿体質ささえた納豆に、世界が注目 "倉敷芸術科学大学機能物質化学科 教授 須見 洋行 氏”. www.jafra.gr.jp. 2021年5月24日閲覧。
- ^ “【納豆の健康効果】腸内環境を整えて抗菌・抗ウイルス作用も 感染症予防にピッタリの食べ物 - かぽれ”. ca-pore.com. 2020年12月2日閲覧。
- ^ a b “卒業生の活躍”. 山梨大学生命環境学部生命工学科. 2021年5月24日閲覧。
- ^ a b “学科の歴史”. 山梨大学生命環境学部生命工学科. 2021年5月24日閲覧。
- ^ “12月25日発売の「Osera(オセラ)」に須見教授の記事が掲載されました。”. 倉敷芸術科学大学情報発信サイト「つなぐ」 (2013年12月27日). 2021年5月24日閲覧。
- ^ 山本千尋 (2019年1月30日). “美肌になる裏技。納豆と組みあわせるといいものとは?”. MYLOHAS. 2021年5月24日閲覧。
- ^ 須見洋行 (2016). “納豆の文化と機能性”. Functional Food 10 (29): 33.
- ^ “2017年度名誉教授授与式について”. 倉敷芸術科学大学情報発信サイト「つなぐ」 (2017年5月17日). 2021年5月24日閲覧。
- ^ a b c d e “須見 洋行 (Hiroyuki Sumi) - 受賞 - researchmap”. researchmap.jp. 2021年5月24日閲覧。
- ^ “「春の叙勲」エリアの受章者紹介 第一線で不断の努力重ねる:山陽新聞デジタル|さんデジ”. 山陽新聞デジタル|さんデジ. 2024年4月29日閲覧。