順天中学校・高等学校
順天中学校・高等学校 | |
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北緯35度45分13.1秒 東経139度44分4.83秒 / 北緯35.753639度 東経139.7346750度座標: 北緯35度45分13.1秒 東経139度44分4.83秒 / 北緯35.753639度 東経139.7346750度 | |
過去の名称 |
順天堂塾 順天求合社 尋常中学順天求合社 順天求合社中学校 順天中学校 順天高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人順天学園 |
校訓 | 順天求合 |
設立年月日 | 1834年(天保5年) |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型(外部混合有) |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード |
C113311700093 中学校) D113311700037 (高等学校) | (
高校コード | 13587K |
所在地 | 〒114-0022 |
東京都北区王子本町一丁目17番13号 | |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
順天中学校・高等学校(じゅんてんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、東京都北区王子本町一丁目に所在し、中高一貫教育を提供する私立中学校・高等学校。
運営は学校法人順天学園。文部科学省から、スーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定された(2014~2018年度[1])。
概説
[編集]順天学園は、建学の精神「順天求合」(自然の摂理にしたがって真理を探求する)の下、1834年に創立された。幕末・明治の和算の大家とされている福田理軒創立の「順天堂塾」に由来する学校で180年の伝統をもつ。明治時代には、旧制一高にも多くの進学者を出した。
大東亜戦争(太平洋戦争)終結後、弁護士・実業家の渡辺酉蔵が理事長となり1962年に女子校に転換し、1990年に男女共学となった。1995年に中学校が開設された。
中高一貫プログラムと高等学校プログラムに分かれており、高等学校プログラム(高校からの入学者)は、特進選抜類型・英語選抜類型・理系選抜類型の類型に分かれている。
なお、順天堂大学とは全く関係がない。
教育理念等
[編集]歴史
[編集]- 1834年 - 創立者福田理軒が順天堂塾を大坂に創立。
- 1871年 - 東京府神田区中猿楽町に移転し、順天求合社と改称。
- 1882年 - 専修学校(専修大学の前身)が順天求合社の校舎を借用(1885年まで)。
- 1894年 - 尋常中学順天求合社を設置。
- 1899年 - 順天求合社中学校に改称。
- 1900年 - 順天中学校に改称。
- 1928年 - 東京府東京市神田区三崎町に移転し、校舎を新設。
- 1933年 - 姉妹校の順天商業高等学校を開校。
- 1945年 - 神田三崎町校舎を焼失し、葛飾区青戸町に移転。
- 1948年 - 学制改革により、順天高等学校・順天商業高等学校・順天中学校に。
- 1953年 - 東京都北区王子に移転し、中学校を閉鎖。順天商業高等学校を高田外国語学校(閉校)に譲渡し、分離。
- 1958年 - 埼玉県北本市に移転するも、運営困難から1961年に休校。
- 1962年 - 王子校舎で女子校として再開。
- 1990年 - 男女共学化。
- 1995年 - 中学校を再開。
- 2005年 - 新校舎完成。
- 2014年 - 文部科学省より、スーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定。
- 2023年 - 学校法人北里研究所との2026年に合併を発表
クラブ活動
[編集]部活動は活発で、女子陸上競技部は群を抜き、全国高校駅伝の常連校である。他にも、中高バトン部、高校ダンス部が全国大会出場を果たしている。
また、2020年に科学部から派生した科学部鉄道科は、部のSNSアカウントを持ち、日々の活動や文化祭、大会出場などの情報を随時配信している。部員は2023年5月現在11人、順天学園2号館3階の実験室で活動しており、全国鉄道模型コンテストにも出場している。
年間スケジュール
[編集]- 4月
- 1学期始業式
- 入学式
- 新入生歓迎会
- 新入生オリエンテーション
- 5月
- 集団検診
- 体力診断・身体測定
- 強歩大会(中3・高1)
- 6月
- 父母の集い(第1回)
- 英語検定(第1回)
- 北斗祭(体育祭)
- 7月
- 生徒会役員改選
- 1学期終業式
- 夏期休業
- 夏期講習(課外講習)
- 8月
- (課外講習)
- 創立記念日 (26日)
- 夏期講習(課外講習)
- 研修旅行(高2)
- 9月
- 2学期始業式
- 10月
- 北斗祭(文化祭)
- 父母の集い(第2回)
- 芸術鑑賞
- 英語検定(第2回)
- 11月
- 弁論大会
- 12月
- 2学期終業式・冬期休業
- 1月
- 3学期始業式
- 英語検定(第3回)
- 2月
- 入学試験
- 英語スピーチコンテスト
- 3月
- 卒業式
- 3学期終業式
- 春期休業
交通
[編集]- 王子キャンパス (本館・2号館・3号館・5号館・6号館・JSハウス・理軒館)
- 新田キャンパス:(体育館・武道館・研修館・メモリアルホール・グラウンド)
著名な出身者
[編集]- 金井正夫(衆議院議員、官選和歌山県知事)
- 幸田成友(経済史学者)
- 大杉栄(社会運動家、アナーキスト)
- 工藤忠(満州国皇帝溥儀の側近)
- 大田政作(琉球政府行政主席 / 沖縄一中を経て入学)
- 瀬長亀次郎(政治家)
- 宮原民平(拓殖大学学監)
- 亀山一二(外務省電信課長、駐ソ連大使館参事官。戦後関市長)
- 山中徳二(外務省管理局長)
- 百木三郎(東洋陶器(現TOTO)社長)
- 大悟法弘一(放送作家)
- 宝井誠明(俳優)
- 野崎良太(DJ、作曲家、編曲家、Jazztronik)
- 渡辺酉蔵(弁護士、実業家、前理事長)
- 宮島郁芳(作詞、作曲家)
- 伊藤直温(海軍大技士) - 東京数学会社の同人として明治の数学界で活躍した。
- 稲葉幸夫(騎手 /中退)
- 赤羽末吉(絵本作家)
- 坂口謹一郎(農学者)
- 中村震太郎(日本陸軍軍人 / 中村大尉事件)
- 伊集院浩(ラグビー日本代表選手、新聞記者、プロレス解説者)
- 大橋彰彦(ミュージシャン、「表参道レーベル」代表)
- ニポポ (アーティスト)
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海外交流校
[編集]主な海外交流校より:
- St Michael’s University School(カナダ、BC)
- Centenary State High School(オーストラリア、クイーンズランド)
- Cavendish Road State High School(オーストラリア、クイーンズランド)
- St Ives High School(オーストラリア、シドニー)
- Oxford Area School(ニュージーランド、クライストチャーチ)
- Rangiora New Life School(ニュージーランド、ランギオラ)
- セント・ピーターズ・カレッジ(ニュージーランド、オークランド)
- Rangitoto College(ニュージーランド、オークランド)
- Chitralada School(タイ、バンコク)
研修旅行先
[編集]中等部は、沖縄、高等部は、シドニー、ブリスベン、ニュージーランド、カナダ、タイ、台湾の6つのコースから選択できる。
ブリスベンは理系クラスが中心となっており、ニュージーランドは英語クラスが主体となっている。シドニー、台湾は標準型として多くの生徒が選択している。カナダは、現地の生徒と共に学校で学ぶことができ、タイでは現地の人と実際に生活できる。
なお、留学先として、アメリカ、イギリス等があり、フィリピンでのフィールドワークなどを実施している。