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韓雨 (カーリング選手)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
韓 雨
カーリング選手
Han Yu
基本情報
中国語 韩雨
国籍 中華人民共和国の旗 中国
出生国 中華人民共和国の旗 中国
出身地 中華人民共和国の旗 中国山東省
生年月日 (2000-10-06) 2000年10月6日(24歳)
チーム
スキップ 韓雨
サード 王芮
セカンド 董子斉
リード 張麗君英語版
リザーブ 姜馨迪英語版
オリンピック
4人制
出場大会
世界選手権
4人制
出場大会
ミックス
出場大会
パシフィックアジア選手権
4人制
出場大会
最高成績 11位 金メダル(2019
獲得メダル
中華人民共和国の旗 中国代表
カーリング
パシフィックアジア選手権
1位 2019 深圳 女子
ユースオリンピック
2位 2016 リレハンメル 混合ダブルス
ユニバーシアード
1位 2023 レークプラシッド 女子
2023年1月23日現在
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韓 雨(かん う、中国語: 韩雨2000年10月6日 - )は、中華人民共和国カーリング選手。

経歴

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2000年10月6日山東省で生まれ、両親とともに北京市懐柔区へ移住した[1]。小学校では、身長の高さからバスケットボールを勧められたが、練習中に指を負傷したため両親によって止められた[1]。しかし、現在でもバスケットボールを趣味としており、尊敬する人物としてコービー・ブライアントを挙げている[2]。カーリングを始めたのは、北京市懐柔区第五中学入学後の12歳のときである。最初はカーリングという競技については何も知らず、興味本位で挑戦しただけだったが、1度講習を受けただけでコーチからチームのキャプテンに指名された[1][2]。中学卒業後は、より専門的なトレーニングを希望し、北京世紀星スケートクラブに加入して本格的にカーリング競技へ打ち込むようになった[1][3]

2016年ノルウェーリレハンメルで開催されたユースオリンピックカーリングNOC混合ダブルスに中国代表選手として出場し、イギリスロス・ホワイト英語版とペアを組んで2位を獲得した[4][3]2019年2月には、カナダリヴァプールで開催された世界ジュニア選手権に、中国代表チームのフォースとして初出場を果たした。この大会では、予選を8勝1敗で1位通過したが、準決勝でロシアに、三位決定戦でスイスに敗れたため、4位に終わった[5]。11月には、中国・深圳市で開催されたパシフィックアジアカーリング選手権大会に出場した。この大会では、スキップとして中国代表チームを率い、決勝で日本代表チームを破って優勝を遂げた[6]。これにより、2020年世界女子カーリング選手権大会への出場が決定したが、新型コロナウィルス感染症の流行によって選手権大会は中止となった。

2021年カナダカルガリーで開催された世界女子カーリング選手権大会に出場した。自身初の世界選手権大会出場であり、スキップとして中国代表チームを率いたものの、6勝7敗で予選を突破できず10位に終わった[2][7]2022年、自国で開催される北京オリンピックのカーリング競技に、女子代表チームのスキップとして出場した。

チーム

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4人制

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シーズン スキップ サード セカンド リード リザーブ コーチ 出場大会
2018–19 韓雨(フォース) 姜嘉怡(スキップ) 趙芮伊 尚怡寧 丁悦心 ペリー・マーシャル WJCC 2019(4位)
2019–20 韓雨 張麗君中国語版 姜馨迪中国語版 趙芮伊 于佳新英語版 マルコ・マリアーニ英語版
ソーレン・グラーン英語版
PACC 2019 1位
韓雨 張麗君 姜馨迪 于佳新 董子斉 マルコ・マリアーニ
2020–21 韓雨 董子斉 張麗君 姜馨迪 焉会英語版 マルコ・マリアーニ
ソーレン・グラーン
WWCC 2021(10位)
2021–22 韓雨 王芮中国語版 董子斉 張麗君 姜馨迪 マルコ・マリアーニ
ソーレン・グラーン

混合

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シーズン スキップ サード セカンド リード コーチ 出場大会
2015–16 杜泓鋭 趙芮伊 張文欣 韓雨 柳蔭英語版 WYOG 2016英語版(11位)
2017–18 劉斯佳英語版 凌智英語版 韓雨 王瑋昊平 Xu Lingli WMxCC 2017英語版(9位)

混合ダブルス

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シーズン 男子 女子 出場大会
2015–16 ロス・ホワイト英語版 韓雨 WYOG 2016英語版 2位

脚注

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  1. ^ a b c d 与王冰玉成长路径相似 19岁校园美女冰壶队长正式上线!”. 腾讯网 (2019年12月6日). 2022年2月13日閲覧。
  2. ^ a b c Yu HAN”. IOC. 2022年2月13日閲覧。
  3. ^ a b 韩雨:不一样的成长过程 一样的热爱之心”. 国家体育总局 (2019年4月26日). 2022年1月15日閲覧。
  4. ^ 第二届冬季青年奥运会开幕 中国冰壶首战告负找差距”. 人民网 (2016年2月14日). 2022年1月15日閲覧。
  5. ^ World Junior Curling Championships 2019”. World Curling Federation. 2022年2月13日閲覧。
  6. ^ Pacific-Asia Curling Championships 2019”. World Curling Federation. 2022年2月13日閲覧。
  7. ^ LGT World Women’s Curling Championship 2021”. World Curling Federation. 2022年2月13日閲覧。

外部リンク

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