静岡鉄道
静鉄鷹匠ビル | |
種類 | 株式会社 |
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略称 | 静鉄 |
本社所在地 |
日本 〒420-8510 静岡県静岡市葵区鷹匠一丁目1番1号 静鉄鷹匠ビル[1] 北緯34度58分33.1秒 東経138度23分15.2秒 / 北緯34.975861度 東経138.387556度座標: 北緯34度58分33.1秒 東経138度23分15.2秒 / 北緯34.975861度 東経138.387556度 |
設立 | 1919年(大正8年)5月1日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 8080001002864 |
事業内容 |
旅客鉄道事業 不動産事業(売買、貸借、リフォーム、駐車場) 索道事業(ロープウェイ) 民間学童保育 介護事業 広告事業 ホテル事業 リゾート事業 カード事業(LuLuCaカード) |
代表者 |
代表取締役会長 酒井公夫[2] 代表取締役社長 川井敏行[2] |
資本金 | 18億円(2022年3月31日現在)[3] |
発行済株式総数 |
2988万株 (2022年3月31日現在)[3] |
売上高 |
連結: 1498億4112万7000円 単独: 144億1134万4000円 (2022年3月期)[3] |
営業利益 |
連結: 14億6195万3000円 単独: △1億1939万1000円 (2022年3月期)[3] |
経常利益 |
連結: 11億2037万1000円 単独: △2681万6000円 (2022年3月期)[3] |
純利益 |
連結: 10億9854万8000円 単独: 5億2700万2000円 (2022年3月期)[3] |
純資産 |
連結: 343億9036万5000円 単独: 58億4834万1000円 (2022年3月31日現在)[3] |
総資産 |
連結: 1660億5503万0000円 単独: 699億3367万2000円 (2022年3月31日現在)[3] |
従業員数 |
連結: 4,534人 単独: 424人 (2022年3月31日現在)[3] |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | かなで監査法人[3] |
主要株主 |
東急 3.87% 静岡銀行 3.68% 静鉄従業員持株会 3.65% 損害保険ジャパン 2.33% 日本生命保険 1.78% 三井住友信託銀行 1.71% 東京海上日動火災保険 1.09% 川井敏行 0.99% スルガ銀行 0.75% 靜甲 0.69% (2022年3月31日現在)[3] |
主要子会社 | 「グループ会社」参照 |
外部リンク |
www |
静岡鉄道株式会社(しずおかてつどう、英: Shizuoka Railway Co.,LTD.[4])は、静岡県静岡市に本社を置き[1]、鉄道路線として静岡清水線を保有し運営している[5][6]鉄道事業者(中小私鉄)。 略称は静鉄(しずてつ)。「静鉄グループ」の中核企業であり、本体や静鉄グループ各社で索道事業(日本平ロープウェイ)、バス・タクシー事業、不動産事業、ホテルなどを展開する。
連結売上高が1,000億円を超えている日本の鉄道事業者は中小私鉄ではわずか3社しかない。残る2社は1位の遠州鉄道(遠鉄)と2位の大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)で、静岡鉄道は3位である。
キャッチコピーは「街にいろどりを。人にときめきを。」。
概要
(旧)静岡市の安西地区に集積する製茶問屋から清水港へ輸出用茶葉を軽便鉄道で運ぶ目的で、(旧)静岡鉄道が1907年に設立された(会社としては現在の静岡鉄道とのつながりはない)[7][8]。その後大日本軌道静岡支社の路線となっていたこの鉄道路線を地元有志が買収し、1919年に駿遠電気として設立された[7]。1923年に静岡電気鉄道に社名変更し[7]、1943年、藤相鉄道・中遠鉄道・静岡乗合自動車・静岡交通自動車を統合して静岡鉄道となった。
静岡電気鉄道時代の1923年から1930年上期に至るまでは、相当な放漫経営であったという[9]。同社専務の熊沢一衛は四日市製紙(現在の王子エフテックス)・四日市銀行(三重銀行を経て、現在の三十三銀行の一部となった。)の専務を兼任しており、手広く事業活動を行っていたが、1932年に四日市銀行が破綻したため、同専務は所有する静岡電気鉄道の株式[10]を大阪電気軌道(大軌、現在の近畿日本鉄道)に譲渡しようとしたが、大軌は静岡電気鉄道の経営には興味を示さなかったため、大軌の監査役をしていた東京横浜電鉄代表取締役の五島慶太に株式引き受けについての依頼があり、最終的に1941年に東京横浜電鉄の傘下に入ることになった[11]。東京横浜電鉄が東京急行電鉄(東急)となった後、静岡鉄道成立時の初代会長に五島慶太が着任し、東急グループの一員となった。1947年に東急グループを離脱したが、現在も東急が約4%の株式を所有する筆頭株主であるために一定のつながりがあり、車両の面では、1973年に導入し2024年に営業運転を終えた1000形は東急車輛製造製で、車体等一部の仕様が東急7200系電車に酷似する。また、2016年に導入したA3000形も一部の仕様が東急7000系電車に酷似する(ただし、製造は東急車輌製造の事業を継承した総合車両製作所である)。過去には東急(目黒蒲田電鉄、東京横浜電鉄の車両を含む)の中古の車両を購入したこともある。
鉄道路線は現在、新静岡駅 - 新清水駅間11.0kmを結ぶ静岡清水線[5][6]のみである。1950年代には静岡県中南部各地に5路線計100km近くの路線を有していたが、1960年代以降のモータリゼーションの影響により、静岡清水線を除き廃止された。またかつては静岡県中部一帯を営業エリアとする路線バス事業が主力事業となっていたが、子会社を設立して一部の路線を分社化したのち、2002年10月1日には静岡鉄道本体が運営していた全バス事業を、子会社のしずてつジャストラインに分社化した。
乗車カードとしてIC乗車カードのLuLuCa(ルルカ)をグループで展開し、鉄道線やしずてつジャストラインのバスに導入している。同時にPiTaPaも並行導入し、全国相互利用(ICOCA・Suica・PASMO・Kitaca・manaca[注釈 1]・TOICA・はやかけん[注釈 1]・nimoca[注釈 1]・SUGOCA)にも対応している。なお、静岡鉄道としずてつジャストラインで導入していた、磁気式のパサールカードは2014年9月末までに販売を終了[注釈 2]し、2022年7月末で利用終了となった[注釈 3]。
日本民営鉄道協会に加盟している(1973年に一度脱退した[注釈 4]が、その後復帰し、2019年時点では加盟していることが確認できる[12])。
沿革
(旧)静岡鉄道→大日本軌道→駿遠電気
特記がなければ(旧)静岡鉄道・大日本軌道・駿遠電気のトピック。年代しか書かれていないトピックは時期未詳。
- 1902年(明治35年) 秋葉馬車鉄道が設立。
- 1907年(明治40年)(旧)静岡鉄道設立[7]。
- 1908年(明治41年)
- 1911年(明治44年)11月 藤相鉄道が設立。
- 1912年(明治45年)8月 中遠鉄道が設立。
- 1915年(大正4年) 藤枝自動車商会が開業。
- 1914年(大正3年)1月12日 中遠鉄道が開業。
- 1916年(大正5年) 堀之内軌道運輸のバスが開業。
- 1919年(大正8年)
- 5月1日 駿遠電気設立(創立)、大日本軌道静岡支社の事業を継承。
- 12月16日 秋葉鉄道が設立。
- 1920年(大正9年)8月2日 静岡清水線が電化。電気供給事業も開始。
- 1921年(大正10年)
- 1月6日 秋葉鉄道が秋葉馬車鉄道の事業を継承し開業。
- 10月7日 安倍電気、羽衣製氷を合併。
- 1922年(大正11年)
- 2月8日 御前崎軌道を堀之内軌道運輸に譲渡。
- 6月28日 鷹匠町 - 静岡駅前間(静岡市内線)開通。
- 宮寺商会(のちに、宮寺自動車商会と改称)が開業。
静岡電気鉄道
特記がなければ静岡電気鉄道のトピック。年代しか書かれていないトピックは時期未詳。
- 1923年(大正12年) 静岡自動車が開業。
- 1924年(大正13年) 待月自動車商会が開業。
- 1925年(大正14年)
- 1926年(大正15年)
- 1927年(昭和2年)
- 4月1日 狐ヶ崎遊園地を本開園。
- 11月25日 ちゃっきり節、狐音頭、新駿河節が発表される。
- 1928年(昭和3年)
- 宮寺自動車商会、森久自動車商会を買収。
- 藤相鉄道が、栄輪社を買収。
- 袋井 - 可睡間に季節営業のバス路線を開業。バス事業の始まり。
- 1929年(昭和4年)
- 自動車会社、船舶会社計10社を1941年(昭和16年)にかけて相次ぎ買収。
- 4月19日 自動車部を設立。
- 1930年(昭和5年) 藤相鉄道が、焼津自動車商会、勝間田自動車を合併。
- 1932年(昭和7年)12月1日 身興自動車商会を買収。静岡電気鉄道の直営ではなく、電鉄自動車を設立。
- 1933年(昭和8年)
- 3月31日 西駿自動車商会を買収。
- 4月26日 待月自動車商会を買収。
- 10月 一般社団法人静岡県バス協会の前身、静岡県乗合自動車組合が設立。
- 1934年(昭和9年)
- 志太中央自動車商会を買収。
- 藤相鉄道が、駿南自動車を合併。
- 観光バス事業営業開始。
- 1935年(昭和10年)
- 駿遠自動車が設立。
- 藤相鉄道が、堀之内軌道運輸を買収。
- 秋葉線の電車と競合関係にあった秋葉自動車商会を買収。
- 電鉄自動車を静岡電気鉄道直営にする。
- 1936年(昭和11年)
- 市川自動車商会を買収。
- 静岡遊覧運輸(のちに、静岡交通自動車と改称)が設立。
- 1937年(昭和12年)
- 掛井自動車商会を買収。
- 駿遠自動車が、静岡自動車を買収し、静岡乗合自動車と改称。
- 1938年(昭和13年) バス路線、全線にわたり停留所制実施。
- 1940年(昭和15年)
- 1941年(昭和16年)
- 4月2日 清水交通株式会社(タクシー会社)が設立。
- 4月 静岡県乗合自動車組合を静岡県乗合自動車運送事業組合に改称。
- 東京横浜電鉄(後の東京急行電鉄〈東急〉)の経営傘下に入る。
- 1943年(昭和18年)
- 2月28日 電気事業設備を中部配電に譲渡。
静岡鉄道
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
特記がなければ静岡鉄道のトピック。年代しか書かれていないトピックは時期未詳。
- 1943年(昭和18年)
- 1944年(昭和19年)
- 1月1日 土屋自動車商会を買収。
- 5月1日 土屋自動車商会を藤枝自動車整備工場と改称。
- 1945年(昭和20年)
- 1947年(昭和22年)
- 12月 社団法人静岡県乗合旅客自動車運送事業組合を解散。
- 戦争の被害より、資金調達が困難と判断。東急グループから脱退。ただし、引き続き東急が筆頭株主。
- 1948年(昭和23年)
- 1950年(昭和25年)
- 1951年(昭和26年)
- 2月15日 駿遠通運が設立。
- 2月駿遠通運が、静鉄グループに入る。
- 9月17日 静岡県乗合自動車協会の事務所を静岡市昭和町1に変更。
- 1952年(昭和27年)5月19日 静岡県乗合自動車協会の事務所を静岡市呉服町2丁目3に変更。
- 1953年(昭和28年)
- 2月18日 静岡県乗合自動車協会の事務所を静岡市追手町54-1に変更。
- 8月13日 喜久屋が設立。
- 新社章制定[17]。
- 1954年(昭和29年)
- 1955年(昭和30年)
- 4月1日 新静岡バスセンター使用開始。
- 10月 駿遠通運が社名を駿遠運送株式会社にする。
- 1956年(昭和31年)
- 静鉄タクシーが富士交通株式会社を吸収し旧清水市へ進出[18]。
- 1月23日 吉野信次運輸大臣から川井健太郎宛に許可書が送られ、社団法人静岡県乗合自動車協会となる。
- 5月7日 静岡トヨペット販売(同年に静岡トヨペットと改称、現在のトヨタユナイテッド静岡)が設立[7]。
- 9月29日 日本急送の経営に参加。
- 1957年(昭和32年)
- 5月31日 日本平ロープウェイ営業開始。
- 7月15日 駿河観光バスが設立。
- 9月5日 駿河観光バスが事業開始。
- 11月20日 静岡トヨタディーゼルが設立。
- 1958年(昭和33年)日本急送タクシー部を静鉄タクシーに譲渡する。
- 1959年(昭和34年)10月 駿遠運送株式会社が、静岡鉄道駿遠線の貨物営業を事業継承する。
- 1960年(昭和35年)11月9日 浅間山リフト営業開始。
- 1961年(昭和36年) 株式会社「ウオチョー」設立[19]。
- 1962年(昭和37年)
- 1963年(昭和38年)
- 1964年(昭和39年)3月1日 静岡駅 - 日本平間路線バス運行開始。
- 1965年(昭和40年)
- 1966年(昭和41年)
- 株式会社トヨタレンタカー静岡設立[7]
- 5月10日 新静岡バスターミナル使用開始。
- 5月15日 新静岡センター開業。
- 6月30日 日本急送を西日本鉄道に譲渡する。
- 7月13日 静鉄総合運輸が設立。
- 7月21日 静岡トヨタディーゼルを譲受。
- 1967年(昭和42年)
- 10月16日 狐ヶ崎遊園地を閉鎖。
- 12月11日 狐ヶ崎ヤングランドの起工式を挙行。
- 1968年(昭和43年)
- 1969年(昭和44年)
- 1970年(昭和45年)
- 3月 新静岡ターミナルビルを新静岡センターに社名変更。
- 8月1日 駿遠線全線廃止。
- 10月 清水交通株式会社が、駿河観光バス株式会社を合併し、バス事業を行う。
- 1973年(昭和48年)日本民営鉄道協会脱退[注釈 4]
- 1974年(昭和49年)
- 株式会社トヨタレンタカー静岡を株式会社トヨタレンタリース静岡に改称[7]
- 7月2日 静岡東急フレックスホームが設立。
- 7月7日 浅間山リフトが七夕豪雨により崩落。
- 1975年(昭和50年)
- 1976年(昭和51年)
- 静岡中央卸売市場が開設
- 4月1日 静鉄情報センターが設立。
- 4月29日 日本平ちゃっきりまつりを開催。
- 1977年(昭和52年)
- 1978年(昭和53年)4月 静岡東急フレックスホームが静鉄住宅建設に社名変更。
- 1979年(昭和54年)
- 1980年(昭和55年)
- トヨタビスタ東静岡株式会社(現在のトヨタユナイテッド静岡)設立[7]
- 1981年(昭和56年)
- 1月 有限会社片瀬工務店が設立
- 7月29日 清水交通が静鉄グループになる。
- 8月 静鉄電車教室を長沼工場で開催(現在も毎年8月に「しずてつ電車まつり」として開催している)。
- 1982年(昭和57年)
- 清水交通株式会社タクシー部を静鉄タクシー株式会社に譲渡する。
- 4月 静鉄産業が静鉄住宅建設を合併し静鉄建設工業に社名を変更。
- 1984年(昭和59年) 静鉄建設工業分室を設置。
- 1985年(昭和60年) 静鉄建設工業静岡営業所を設置。
- 1986年(昭和61年)7月12日 静波リゾート「スウィングビーチ」開業。
- 1987年(昭和62年)
- 静鉄不動産沼津営業所開業[22]。
- 11月16日 掛川バスサービスが設立。
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)
- 3月 静鉄建設工業大井川工場が閉鎖。
- 7月 中小型観光バス7両を移譲。
- 1992年(平成4年)10月 静鉄建設工業株式会社が静鉄建設株式会社に社名変更。
- 1993年(平成5年)
- 2月 静北土建工業が静鉄グループに入る。
- 9月5日 狐ヶ崎ヤングランド閉園。遊園部を廃止。
- 12月 有限会社片瀬工務店が片瀬建設株式会社と社名変更。
- 1994年(平成6年)2月1日 静岡清水線とバスに磁気乗車カード「パサールカード」導入。
- 1996年(平成8年)4月1日 ダイヤ改正で静岡清水線の急行運転を一時廃止。2011年秋のダイヤ改正までは、各駅停車のみの運転となる。
- 1997年(平成9年)4月 静鉄建設が静北土建工業を合併。
- 1999年(平成11年)
- 1月27日 静鉄ストアが設立。
- 4月1日 静鉄ストアが新静岡センターのスーパーマーケット事業を継承。
- 12月 静鉄レストラン(現在の静鉄リテイリング)設立[25]。
- 2000年(平成12年)
- 4月 静鉄レストランが静岡鉄道より牧之原サービスエリア上り線「牧之原静鉄レストラン」、「日本平パークセンター」、「焼津さかなセンター大漁店」の事業を承継し営業開始[25]。
- 10月24日 しずてつジョイステップバス株式会社が設立。
- 2001年(平成13年)4月 静岡観光バス株式会社と清水交通株式会社の一般旅客自動車運送事業をしずてつジョイステップバス株式会社に譲渡する。
- 2002年(平成14年)
- 5月1日 自動車部を分社化し、しずてつジャストラインが設立。本社事務所を静鉄5号館に置く。
- 7月 静鉄建設が静鉄緑化土木を合併。
- 10月1日 路線バス事業、高速バス事業、観光バス事業をしずてつジャストラインに移譲。
- さらに観光バス事業をしずてつジョイステップバスに移譲。
- 2003年(平成15年) 静鉄商事の保険事業部を静鉄保険サービスに移管。
- 2004年(平成16年)
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)
- 静岡鉄道がビジネスホテル事業参入、静鉄ホテルプレジオ静岡駅北オープン[7]
- 3月 静鉄ストアがウオチョーとヤクモを吸収合併する。
- 11月23日 ウオチョー田町店跡にしずてつソーサレアホール田町をオープン。
- 12月15日 しずてつジャストライン本社事務所を静岡市葵区宮前町28番地に移転。
- 2009年(平成21年)
- 2011年(平成23年)
- 静鉄ターミナル開発株式会社を静鉄プロパティマネジメント株式会社に改称[7]
- 静鉄ファシリティーズ株式会社設立[22]
- 4月1日 清水第一タクシーを静鉄タクシーに譲渡する。
- 9月26日 新社屋竣工に伴い、本社事務所を静鉄鷹匠ビルへ移転。
- 9月30日 静鉄タクシーが静岡市タクシー事業協同組合を脱退[28]。
- 10月1日 ダイヤ改正で静岡清水線の急行が復活。同時に通勤急行を新設(いずれも運転開始は10月3日で平日朝のみ)。駅ナンバリング導入によりサインシステムを全面的に改定。
- 10月5日 新静岡セノバ開業。
- 10月 静鉄小型バス株式会社が、しずてつジョイステップバス株式会社を吸収合併し、社名を静鉄ジョイステップバス株式会社とする。
- 2012年(平成24年)
- 4月10日 静鉄タクシーがスマホアプリで配車受付開始。
- 9月30日 しずてつジャストラインでのパサールカードのバス専用学生カードの販売を終了[注釈 3]。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 3月1日 LuLuCa(LuLuCaパサール・LuLuCaプラス)の電車・バス利用割引サービスを入金時のプレミアから乗車時のポイントに変更[31]。
- 4月1日 静鉄タクシーに市内時間制運賃という新たな料金システムを導入。
- 9月30日 静岡鉄道・しずてつジャストラインでのパサールカードの電車・バス共通昼間カードの販売を終了。これにより、両社での全てのパサールカードの販売が終了[注釈 3]。
- 11月27日 2016年度より40年ぶりとなる新型車両(A3000形)の導入を発表[32]。
- 2015年(平成27年)
- 4月1日 LuLuCaの電車・バス利用割引サービスの乗車時のポイントの内容を変更[33]。
- 4月1日 今田智久が社長に就任。
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 2020年(令和2年)
- 3月中旬 グランアネシス沼津大岡竣工予定[44]。
- 9月28日 企業向け共用オフィス「=ODEN」(イコールオデン)を新静岡駅近く開業[45]。
- しずてつキッズステーションあすぷら鷹匠ステーションが、静岡県静岡市葵区鷹匠1-1-1に移転[46]。
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)
鉄軌道事業
現有路線
この路線は旧:静岡市・清水市(現:静岡市葵区・駿河区・清水区)の都市圏輸送兼インターアーバン路線として建設され、かつては両市内の軌道線と直通運転していたことや、1両18mの2両編成で終日約6 - 7分間隔(朝夕で一部例外あり)の短編成・高頻度運転であること、短い駅間距離、簡易な駅施設といった輸送形態等から現在でもLRTの一種として紹介されることもある。
廃止路線
未開業路線
- 三保線(桜橋 - 駒越 - 三保)- 1945年4月に着工するも、空襲で整備車両の大部分を焼失して中止[57]。
- 焼津延長線(運動場前 - 石部トンネル - 大井川)- 1950年12月23日に免許許可が下りるも、着工することなく中止[58]。
車両
静岡清水線では、以前は主に自社長沼工場製(過去には他社からの譲受車も存在した)の車両で運行していた。その後全車が東急車輌製造製の1000形に置き換えられ、同形式のみで運行していた時期が長らく(1985年 - 2016年3月23日)続いたが、2016年3月24日に43年ぶりの新車となる総合車両製作所製のA3000形が運行を開始し[59][60]、2024年7月1日からは、全車がA3000形に統一されている。
-
A3000形電車
乗車カード
静岡清水線では以下の乗車カードが利用できる。
過去には以下のカードも利用できた。
索道事業
このほか静岡市内で「浅間山リフト」を運営していたが、1974年の「七夕豪雨」で支柱が賤機山の斜面ごと崩落し、犠牲者が出たことで、長らく訴訟問題となった。
その他の事業
鉄道・索道事業のほか、以下の事業は静岡鉄道株式会社が直営で行っている。
- 不動産事業(住まいの情報ライブラリー)
- 広告営業(交通広告)
- ホテル事業(静鉄ホテルプレジオ)
- 介護事業(グライフ、ケアステーション、アルシア)
- リゾート事業
- カード事業(LuLuCaカード)
グループ会社
- 交通
- しずてつジャストライン株式会社
- 掛川バスサービス株式会社
- 秋葉バスサービス株式会社
- 静鉄ジョイステップバス株式会社
- 静鉄タクシー株式会社
- 駿遠運送株式会社
- 磐田運送株式会社(駿遠運送の子会社[61])
- 流通
- 自動車販売
- 静鉄GTホールディングス株式会社(2021年4月1日に静岡鉄道に吸収合併[51])
- トヨタユナイテッド静岡株式会社(2021年4月1日に静岡トヨペット・トヨタカローラ東海・ネッツトヨタスルガが合併し発足[50])
- トヨタユナイテッド静岡サービス株式会社(2021年4月1日に静岡トヨペットサービスから改称[52])
- 株式会社トヨタレンタリース静岡
- 東海自動車工業株式会社
- 不動産
- 静鉄プロパティマネジメント株式会社
- 静鉄ホームズ株式会社
- レジャー・サービス
- 建設
備考
- 静岡民謡として有名な『ちゃっきり節』は、静岡鉄道の前身である静岡電気鉄道が、1927年(昭和2年)の狐ヶ崎遊園地開園を記念して、沿線PRのために北原白秋に作詞を依頼して[62]創られた新民謡である(「狐ヶ崎駅」も参照)。
- 演歌歌手となる前の島津悦子が、観光バス(静岡鉄道直営時代)のバスガイドとして勤務していた。
関連項目
脚注
注釈
- ^ a b c d e f g h i 割引用manaca、割引用はやかけん、障がい者用nimocaは利用できない(相互利用対象外)。
- ^ 電車・バス共通カードは2013年3月末、電車・バス共通昼間カードは2014年9月末、バス専用学生カードは2012年9月末に販売を終了。
- ^ a b c d なお、同じ静鉄グループの秋葉バスサービスでは、現在もIC乗車カードのLuLuCa・PiTaPaおよび相互利用カードを導入していないため、その代わりとして磁気式のパサールカード(電車・バス共通カードの7,500円券〈利用可能額8,750円〉を除く)の販売を継続していたが、2019年4月30日に販売を終了した。その後も、同社の案内窓口(遠州森町バスターミナル、袋井駅前)、同社が運行しているバス車内で購入した同カードはかつての静岡鉄道・しずてつジャストラインで購入した同カード(かつての秋葉バスサービスでも購入できた電車・バス共通カードの7,500円券〈利用可能額8,750円〉を含む)と共に静鉄電車(バス専用学生カードは不可)、しずてつジャストライン(一部代替バス、静岡新宿線やしみずライナーなど予約制の高速バスを除く)、秋葉バスサービス(袋井駅・中東遠総合医療センター線を除く)で使用できた。
- ^ a b 当時中小私鉄は廃線が相次ぎ、国の補助金拡大を狙い運動していたが何ら効果がなかった。和久田康雄『人物と事件でつづる私鉄百年史』(鉄道図書刊行会、1991年)245-246頁。
- ^ 民間鉄道事業者で始めて運輸大臣表彰を受賞した[16]。
- ^ 駿河岡部 - 大手間は静岡鉄道に合併する以前の1936年(昭和11年)に廃止となっている。
出典
- ^ a b “会社概要”. 静岡鉄道. 2021年7月17日閲覧。
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参考文献
社史
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その他
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- ふじのくにでかなえよう将来の夢 Future しずおか
- 静岡でえがく未来 Future しずおか 2016-17
- 30年のあゆみ 社団法人静岡県バス協会
- しずてつジャストライン バス・ジャパン ニューハンドブック
- 鈴与百七十年史
- 市政80周年記念写真集・静岡
- 静岡市の100年写真集
- 思い出の静岡
- 続 思い出の静岡
- 静岡市産業百年物語
- 静岡県鉄道興亡史
- 森信勝『静岡県鉄道軌道史』静岡新聞社、2012年10月23日。
- 静岡県会社要覧