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青木商店 (果物店)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社青木商店
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
963-8052
福島県郡山市八山田5-405[1]
(本宮オフィス)
福島県本宮市荒井字恵向37-1[1]
設立 1950年5月2日(創業は1924年5月)[2]
業種 小売業
法人番号 2380002007326
事業内容 果物類の販売、ジュースバーおよび菓子店の運営
代表者 青木大輔(代表取締役社長)[3]
資本金 4500万円[2]
売上高 82億5千万円(2019年2月)[4]
純利益 6916万円(2019年2月)[5]
純資産 8082万2000円(2019年2月)[5]
総資産 39億751万4000円(2019年2月)[5]
従業員数 2581[2]
決算期 2月[5]
主要株主 青木フルーツホールディングス株式会社
外部リンク http://aoki-group.com/
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青木フルーツホールディングス株式会社
種類 株式会社
市場情報 非上場
法人番号 5380001028741
代表者 青木信博(代表取締役会長兼社長)[6]
資本金 2300万円[7]
純利益 235万1000円[7]
総資産 8598万2000円[7]
決算期 2月[7]
主要子会社 株式会社青木商店(100%子会社)[3]
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株式会社青木商店(あおきしょうてん)は、福島県郡山市に本社を置く果物店、フルーツジュース店、菓子店をチェーン展開する企業。本項では、持株会社である青木フルーツホールディングス株式会社(以下、青木フルーツHD)についても言及する。

概要

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1924年、ブドウ農家であった初代店主の青木松吉がバナナ問屋として創業[注釈 1][8][9]。「フルーツ文化創造企業」を企業理念として掲げており[6]果物専門店「フルーツショップ青木」、「果汁工房 果琳」(以下、果琳と記す)をはじめとするフルーツジュース店、果物類で作ったタルトなどを扱う菓子店「フルーツピークス」などの事業を行っている。2017年12月には持株会社体制への移行により、純粋持株会社として青木フルーツHDを設立している[4]

2019年1月時点で、全業態合わせて211店舗を展開[2][4]。海外では2018年に同国の大型商業施設サイアム高島屋に「Fruits Bar KARIN」を出店している[10][11]。2019年現在の未出店または撤退した地域は鳥取県高知県長崎県熊本県大分県宮崎県の6県。鳥取県は同県のイオンモール日吉津に出店していた果琳の店舗の閉店により撤退している[12]

なお青木フルーツホールディングス代表の青木信博は2014年9月、イギリスの大手会計事務所アーンスト・アンド・ヤング社による国際的な起業家表彰制度「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー賞英語版」の東北地区大会において同賞を受賞している[13]

歴史

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  • 1924年5月:青木松吉が郡山駅前にバナナ問屋「青木商店」を開店[1][4]
  • 1950年5月:青木商店が法人化[4]
  • 1955年8月:卸売部門を分離独立、小売部門を果物専門店に変更[4]
  • 1964年5月:創業40周年を機に旧店舗を解体、小売部門充実のため本社ビルを新築[4]
  • 1970年4月:バナナ加工能力の大幅な向上を目的に、福島県地方卸売市場団地内に「青木バナナセンター」を新設[4]
  • 1977年5月:果物専門店が「フルーツショップ青木」としてリニューアル[4]
  • 2000年3月:「フルーツショップ青木」内にメロンセラーを新設[4]
  • 2002年6月1日:フルーツジュース専門店「フルーツバーAOKI」1号店をうすい百貨店内にオープン[4][9]、フルーツジュース用のフルーツ加工場として「フルーツファクトリー」を創業。
  • 2004年2月: フルーツタルト専門店事業「ルヴェルジェ」をスタート。1号店である「中町店」をオープン[4]
  • 2008年11月:茨城県の商業施設イーアスつくば内に「フルーツバーAOKI イーアスつくば店」をオープンし、同県に進出。また、大型商業施設への出店はこれが初となる[4]
  • 2010年
    • 3月:会社および店舗のロゴマークを一新、新たにフルーツジュース店のブランド「果汁工房 果琳」を立ち上げる[4]
    • 4月:「果汁工房 果琳」の店舗「イオン郡山フェスタ店」、「イオンモール下田店」がオープン[4]
    • 11月:「フルーツショップ青木」、「ルヴェルジェ本店」をオープンと同時に本社を現所在地の郡山市八山田に移転[4]
  • 2011年6月:フルーツ原材料の供給拠点として、東京都大田市場内に東京支社を開設[4]
  • 2012年10月:新店開発の拠点として東京都台東区御徒町に東京オフィスを開設[4]
  • 2013年11月:「タルトファクトリー川口」(埼玉県川口市)を操業[4]
  • 2014年11月:本宮オフィス、本宮工場(フルーツファクトリー本宮/タルトファクトリー本宮)を開設[4]
  • 2016年3月1日:「ルヴェルジェ」のブランド名を「フルーツピークス」に変更[4]
  • 2017年12月:純粋持株会社として「青木フルーツホールディングス株式会社」を設立。
  • 2018年
    • 7月30日:タイに現地法人「アオキフルーツ(タイランド)」を設立[14]
    • 11月9日:タイの商業施設「サイアム高島屋」に同社初の海外店舗「Fruits Bar KARIN」をオープン[10][11]
  • 2025年3月1日:社名を「青木フルーツ株式会社」に変更予定[15]

店舗ブランド

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フルーツショップ青木

福島県・宮城県・茨城県・東京都に7店舗を展開している[16]果物専門店。

果汁工房 果琳(かじゅうこうぼう かりん)、フルーツバー青木、Wonder Fruits(ワンダーフルーツ)、V2&M

日本全国に展開するフルーツジュース専門店。店舗によって使用されるブランド名がそれぞれ異なっているものの、基本的なメニューは共通している。また、ジュース以外にもスムージーやフローズンヨーグルトを提供している[17]

FRUITS IN LIFE(フルーツインライフ)

東京・大手町にあったジュースバー[18]。スロージューサーで絞って作るミックスジュースやスムージーを販売していたが[19]、2019年3月20日に閉店[20]。ちなみに大阪・堺にあるイオンモール堺北花田に果汁工房 果琳とのコラボ店舗がある[21][22]

フルーツピークス(fruits peaks)

福島県・宮城県・茨城県・埼玉県・東京都に15店舗を展開している[23]フルーツタルト専門店。店内にカフェが併設されており、タルトやパフェなどのスイーツメニューの他にもフードメニューが用意されている[24]

その他

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脚注

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注釈

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  1. ^ 青木松吉は、青木フルーツHD現代表である青木信博の祖父にあたる人物であり、当時は台湾高雄から義理の弟を派遣してバナナを輸入していたという。

出典

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  1. ^ a b c 株式会社 青木商店/会社概要
  2. ^ a b c d マイナビ2021|(株)青木商店【青木フルーツホールディングス】の新卒採用・会社概要マイナビ、2020年3月30日閲覧。
  3. ^ a b 青木フルーツホールディングス株式会社 ブランド広報部を新設しました (PDF) 青木フルーツホールディングス株式会社プレスリリース、2020年3月30日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 会社概要株式会社青木商店 新卒採用ページ、2019年4月6日閲覧。
  5. ^ a b c d 株式会社 第69期決算報告官報決算データベース、2020年3月30日閲覧。
  6. ^ a b 経営理念を極める! ~フルーツ文化創造企業を目指して~ 報告者 青木フルーツホールディングス㈱ 代表取締役会長兼社長 青木信博さん”. 福島県中小企業家同友会 (2016年10月13日). 2019年4月6日閲覧。
  7. ^ a b c d 青木フルーツホールディングス株式会社 第2期決算報告官報決算データベース、2020年3月30日閲覧。
  8. ^ 社長の晩餐|青木信博 CEO・グループ会長 AOKIグループふくラボ!、2019年4月6日閲覧。
  9. ^ a b 15年で200店舗超。全国展開するフルーツショップ「青木商店」快進撃の秘密”. メディアロケット (2017年10月23日). 2019年4月6日閲覧。
  10. ^ a b 青木フルーツ、タイに現法 ジュースバー3年で5店計画”. 日本経済新聞 (2018年10月30日). 2019年4月6日閲覧。
  11. ^ a b 「果汁工房 果琳」海外第1号店となるFruits Bar KARINがバンコク(タイ)にオープン! (PDF) 2019年4月6日閲覧。
  12. ^ 【閉店】果琳 イオンモール日吉津店食べログ、2019年4月6日閲覧。
  13. ^ 東北地区の起業家3名を表彰”. EY Japan (2014年9月2日). 2019年4月6日閲覧。
  14. ^ 《日系進出》青木フルーツ、海外初出店へ”. NNA.ASIA (2018年7月31日). 2019年4月6日閲覧。
  15. ^ 青木商店 創業100周年を機に3/1より社名・ロゴ刷新 次の100年もフルーツとともに「フルーツ文化創造」実現へ”. 株式会社青木商店 (2024年11月14日). 2024年11月20日閲覧。
  16. ^ お店のご案内フルーツショップ青木、2019年4月6日閲覧。
  17. ^ メニュー紹介果汁工房 果琳、2019年4月6日閲覧。
  18. ^ アクセス”. FRUITS IN LIFE. 2019年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月30日閲覧。
  19. ^ 商品について”. FRUITS IN LIFE. 2019年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月30日閲覧。
  20. ^ 大手町ビル店閉店のお知らせFRUITS IN LIFE、2019年4月6日閲覧。
  21. ^ FRUITS IN LIFE × Karin イオンモール堺北花田店
  22. ^ イオンモール堺北花田に「FRUITS IN LIFE×Karin」3/20オープン! (PDF) FRUITS IN LIFE、2019年4月6日閲覧。
  23. ^ 店舗情報フルーツピークス、2019年4月6日閲覧。
  24. ^ メニューフルーツピークス、2019年4月6日閲覧。
  25. ^ JR東日本 仙台支社 - フルーティアふくしま

外部リンク

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