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霜月信二郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

(しもつき しんじろう、1944年 -)は日本推理作家名古屋市生まれ。幻影城新人賞の佳作となった短編「炎の結晶」でデビューした。

来歴

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本名は原信夫。1969年、慶應義塾大学経済学部中退。1977年、探偵小説専門誌『幻影城』の第2回幻影城新人賞小説部門で「炎の結晶」が佳作となり、デビューした(入選作なし、霜月以外の佳作は加藤公彦辻蟻郎[1] 。幻影城新人賞の受賞者を中心に結成された「影の会」のメンバー。デビュー作を含め、『幻影城』には6篇の短編が掲載されている。

1979年、『六方水晶の女』で第25回江戸川乱歩賞最終候補になる。

2019年より電子書籍で既存の作品の再録及び新作を発表。2021年には論創ミステリ叢書より紙の書籍での初の単著が発売された。

作品リスト

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単著

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  • 霜月信二郎探偵小説選(2021年12月 論創ミステリ叢書
    • 収録作品:炎の結晶 / 葬炎賦 / 密室のショパン / 黄金の小指 / 消えた原稿 / 運ばれた死体 / 仮面の殺意 / ロード / キャップ / チェンジ / あうん / 分身 / 死角 / 消えた密室 / 探偵小説・夢・ぼく(評論・随筆篇) / 幻影城・影の会の思い出(評論・随筆篇)

電子書籍

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  • 霜月信二郎 作品集 (1) 炎の結晶 葬炎賦(2019年6月)
    • 収録作品:炎の結晶 / 葬炎賦
  • 霜月信二郎 作品集 (2) 女探偵白川エミの事件簿(2019年7月)
    • 収録作品:密室のショパン / 黄金の小指 / 消えた原稿 / 運ばれた死体 / 仮面の殺意
  • 霜月信二郎 作品集 (3) 女探偵白川エミの事件簿(2019年9月)
    • 収録作品:ロード / キャップ
  • 霜月信二郎 作品集 (4) 女探偵白川エミの事件簿(2019年12月)
    • 収録作品:チェンジ / あうん
  • 霜月信二郎 作品集 (5) 女探偵白川エミの事件簿(2020年2月)
    • 収録作品:分身
  • 霜月信二郎 作品集 (6) 女探偵白川エミの事件簿(2020年10月)
    • 収録作品:死角
  • 霜月信二郎 作品集 (7) 女探偵白川エミの事件簿(2021年3月)
    • 収録作品:消えた密室
  • 霜月信二郎 作品集 (8) 女探偵白川エミの事件簿(2021年6月)
    • 収録作品:猟奇異聞
  • 霜月信二郎 作品集 (9) 女探偵白川エミの事件簿(2021年8月)
    • 収録作品:ホームタウン
  • 霜月信二郎 作品集 (10) 女探偵白川エミの事件簿(2021年11月)
    • 収録作品:幽霊 / 女探偵誕生秘話

雑誌掲載作品

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幻影城
  • 炎の結晶 (No.27、1977年2月号) - 第2回幻影城新人賞 佳作
  • 密室のショパン (No.32、1977年7月号)
  • 黄金の小指 (No.43、1978年5月号)
  • 消えた原稿 (No.44、1978年6・7月合併号)
  • 葬炎賦 (No.46、1978年9月号)
  • 運ばれた死体 (No.52、1979年6月号)

アンソロジー収録作品

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脚注

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  1. ^ 『甦る「幻影城」Ⅰ 新人賞傑作選』(1997年8月、角川書店)の著者紹介参照

関連項目

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