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阿部時一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

阿部 時一 (あべ ときいち、1892年明治25年)[1]12月4日[2] -1957年昭和32年)[1]10月17日[3][4][5][注釈 1])は、日本の地方政治家。初代岩手県一関市長。

来歴

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岩手県西磐井郡一関町(現・一関市)生まれ[1]1921年慶應義塾大学部理財科[2][1]。卒業後は第三銀行に就職したが、間もなく退職した[2]。帰郷し、1929年一関町会議員[1]。その傍ら『磐井毎夕新聞』を発行[6]。同紙は後に合併により『岩手日日新聞』となる[6]1938年保証責任西磐井郡北部販売組合連合会専務理事となるが、翌年退任[2]。その後は一関町助役となる[2][1]

1947年一関町長に当選[2]。翌1948年市制施行により一関市長に就任する[2][1]。一関市は市制施行の年を挟みカスリン台風アイオン台風の被害を大きく受け、多数の死者、行方不明者を出した。これらの大災害からの復興と防災都市計画事業を行い、消防本部の設置と磐井川の大堤防や橋梁の建設などに着手した[2]

市長は1期務め、1952年に退任。1957年に死去した[3]

親族

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脚注

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注釈

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  1. ^ 『全国歴代知事・市長総覧』(日外アソシエーツ、2022年)27頁の没年月日は「1952年(昭和27年)」と記載。

出典

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  1. ^ a b c d e f g 『岩手県姓氏家系歴史人物大辞典』52頁。
  2. ^ a b c d e f g h 『日本の歴代市長』第1巻、歴代知事編纂会、246頁。
  3. ^ a b 『岩手年鑑』1958、600頁。
  4. ^ 『一関市史 第4巻 地域史』258頁。
  5. ^ 『願成寺ゆかりの一関の先人』135頁。
  6. ^ a b 『一関地方ゆかりの人物事典』一関43頁。

参考文献

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  • 歴代知事編纂会編『日本の歴代市長』第1巻、歴代知事編纂会、1983年。
  • 岩手県姓氏歴史人物大辞典編纂委員会 編著『岩手県姓氏家系歴史人物大辞典』角川書店、1998年。
  • 『岩手年鑑』1958、岩手日報社、1957年。
  • 『一関地方ゆかりの人物事典』一関文化会議所、2015年、非売品。
  • 一関市史編纂委員会『一関市史 第4巻 地域史』一関市、1977年。
  • 願成寺先人顕彰刊行委員会編『願成寺ゆかりの一関の先人』願成寺、1997年。