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阿部信雄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

阿部 信雄 (あべ のぶお、1948年昭和23年)3月1日 - )は、 日本美術評論家

専門は、近現代美術博物館学。父は英文学者で作家の阿部知二。兄はフランス文学者の阿部良雄。科学史家で評論家の赤木昭夫は義兄。

人物

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兵庫県姫路市に生まれる。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院修士課程修了。

1977年より、石橋財団ブリヂストン美術館学芸員となり、後に学芸部長を務める。1993年に退職。

1989から92年まで、東急Bunkamuraザミュージアムのプロデューサーを兼任。

ニューオータニ美術館顧問、鎌倉大谷記念美術館運営委員、セキ美術館(愛媛県)顧問を歴任した。

また、美術館外では、名古屋大学学習院大学成城大学玉川大学武蔵工業大学などの非常勤講師を務めた。

現在、フジヤマミュージアム(山梨県)、久万高原町立久万美術館(愛媛県)顧問。

日曜美術館(新日曜美術館)・クローズアップ現代ラジオ深夜便などのNHKの番組や民放各局の報道番組などにもしばしば出演している。

著書

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  • 『ルドン』(アート・ギャラリー現代世界の美術6、共著)、集英社刊、1986
  • 『ゴーギャン-楽園のまぼろし』(少年少女名作絵画館)、サンケイ新聞写真ニュース刊、1987年
  • 『青木繁』(日本の水彩画)、第一法規出版刊、1989年
  • 『青木繁』(新潮美術文庫)、新潮社刊、1997年
  • 『芸術経営学講座1美術編』(共著)、東海大学大学出版会編、1994年
  • 『博物館展示法』(新版博物館学講座、共著)、雄山閣出版刊、2000年

訳書:

  • 『コンスタブル』(世界の巨匠シリーズ)、美術出版社刊、1979年

ブリヂストン美術館に於ける展覧会企画

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  • 『青木・坂本の芸術とその円周』(ブリヂストン美術館開館25周年記念)、1977年
  • 『生誕90年記念 安井曾太郎展』、1978年
  • 『ひろしま美術館名作展』(ブリヂストン美術館・ひろしま美術館交換展)、1981年
  • 『イタリア大統領来日記念 ウフィツィ美術館秘蔵イタリア名作デッサン展』(ブリヂストン美術館開館30周年記念)、1982年
  • 『フランス大統領来日記念 具象絵画の革命-セザンヌから今日まで』(ブリヂストン美術館開館30周年記念)、1982年
  • 『エルミタージュ美術館秘蔵レンブラント展』(ブリヂストン美術館開館30周年記念)、1982年
  • 『青木繁=明治浪漫主義とイギリス』、1983年
  • 『ラファエル・コラン、ジャン=ポール・ローランスと日本の弟子たち -日本近代洋画の巨匠とフランス』、1983年
  • 『岡鹿之助展』、1984年
  • 『古賀春江-前衛画家の歩み』、1986年
  • 『ウフィツィ美術館所蔵 17世紀イタリア素描展』、1987年
  • 『ピーテル・ブリューゲル全版画展』、1989年
  • 『ギュスターヴ・クールベ展』、1989年
  • 『メナード美術館名作展 ヨーロッパと日本近代の絵画と彫刻』、1990年
  • 『モネ展』、1994年

(以上、ブリヂストン美術館にて開催)

阿部信雄事務所による展覧会企画・監修

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  • 『コーポレート・アート・コレクション展-モネ、ルノワールからピカソまで』(財団法人長野オリンピック組織委員会主催)、1997年
  • 『マリー・ローランサン展』、(中日新聞社/共同通信社主催、松坂屋美術館、千葉そごう美術館、ひろしま美術館にて開催)、1997〜98年
  • 『ムンク版画展』(日本放送協会主催、京都国立近代美術館、ひろしま美術館、福岡三越美術ギャラリー、千葉そごう美術館にて開催)、1999年
  • 『印象派とフランス近代絵画の展開』(神戸新聞社主催、加古川総合文化センターにて開催)、2000年
  • 『山寺 後藤美術館コレクション展』(東急文化村ザミュージアム、ひろしま美術館、美術館〈えき〉Kyotoにて開催)、2013〜14年

出典

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