阿恵官衙遺跡
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所在地 | 日本 福岡県糟屋郡粕屋町 |
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座標 | 北緯33度36分51.8秒 東経130度27分30.5秒 / 北緯33.614389度 東経130.458472度座標: 北緯33度36分51.8秒 東経130度27分30.5秒 / 北緯33.614389度 東経130.458472度 |
種類 | 遺跡 |
歴史 | |
時代 | 飛鳥時代、奈良時代等 |
追加情報 | |
所有者 | 九州大学農学部 |
管理者 | 九州大学農学部 |
文化財指定 | 国の史跡(2020年指定) |
阿恵官衙遺跡(あえかんがいせき)は、福岡県糟屋郡粕屋町にある、飛鳥時代から奈良時代にかけての筑前国糟屋評(かすやのこおり)の役所跡とされる遺跡。国の史跡に指定されている[1]。
遺構
[編集]博多湾沿岸に位置し[2]、飛鳥時代から奈良時代(7世紀後半から8世紀)にかけての筑前国糟屋評の役所跡とされる遺跡。2013年度から2016年度にかけて、粕屋町の発掘調査で発見された[3]。九州大学農学部付属原町農場で実施された発掘調査の結果、政庁跡、正倉跡、古代道路跡が良好な状態で検出された。政庁、正倉は建替えと増築が行われたことも明らかになっている[1]。また、官衙の特徴を示す道具として、役人が字を書くために用いる円面硯や獣脚硯といった硯も出土した[3]。
その後、周辺の発掘調査も行われた。2023年には伝路跡地を挟んだ向かい側に、県内最大級の竪穴建物の跡が発見されている[4]。
文化財
[編集]国の史跡
[編集]交通
[編集]- 柚須駅から徒歩で約20分。
脚注
[編集]- ^ a b c “阿恵官衙遺跡(あえかんがいせき)”. 粕屋町 (2020年3月10日). 2020年5月30日閲覧。
- ^ “阿恵遺跡”. sitereports.nabunken.go.jp(全国遺跡報告総覧). 奈良文化財研究所. 2020年3月28日閲覧。
- ^ a b c “福岡)粕屋の官衙遺跡が新たに国史跡指定へ:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞. 2020年3月28日閲覧。
- ^ 「無名碑の墓石山中に」『読売新聞』2023年9月9日九州版27面
- ^ “阿恵官衙遺跡を国の史跡に指定 文化審議会答申 /福岡”. 毎日新聞. (2019年11月18日) 2020年5月30日閲覧。
- ^ “阿恵官衙遺跡が国の史跡に指定されました”. 粕屋町 (2020年4月14日). 2020年5月30日閲覧。