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阿倍陸奥 永宗(あべのむつ の ながむね、生没年不詳)は、9世紀日本の陸奥国(現在の宮城県)柴田郡の郡司である。姓は臣。官位は外従五位下・柴田郡権大領。
貞観11年(869年)3月15日に、名取団大毅・刑部本継とともに外従五位下に叙された(この時の官職は陸奥国柴田郡大領)。その時までの永宗の位階は外正八位上であった[1]。柴田郡は名取団に兵士を供給した地域の一部と推定される。六国史への記載はこの叙位記録のみであり、他の事績は不明。
- ^ 『日本三代実録』貞観11年3月15日条、『新訂増補国史大系 日本三代実録(前編)』245頁。