阿倍真君
表示
時代 | 飛鳥時代 |
---|---|
生誕 | 不明 |
死没 | 不明 |
官位 | 従五位下、越後守 |
主君 | 文武天皇→元明天皇 |
氏族 | 阿倍氏 |
阿倍 真君(あべ の まきみ)は、飛鳥時代の貴族。姓は朝臣。官位は従五位下・越後守。
経歴
[編集]文武朝の慶雲2年12月(706年)一族で従六位上の狛秋麻呂と阿倍安麻呂、同じ従六位下の佐伯男・田口広麻呂・巨勢小邑治・紀男人らとともに昇進して従五位下に叙爵する。翌慶雲3年(706年)大伴男人の後任として大倭守に任官する。
慶雲4年(707年)11月に威奈大村の後任として越後守に任ぜられるが、『続日本紀』では翌年の和銅元年(708年)3月にも越後守の任官記事がある[1]。この時の任官記事には、大伴安麻呂の任大納言、阿倍宿奈麻呂の任中納言、笠麻呂の任美濃守といった重複が多く見られ、これらをただの記事の重複とするか、あるいは再任と解釈するのかは、意見が分かれている[2]。
官歴
[編集]『続日本紀』による。
- 時期不詳:従六位上
- 慶雲2年(705年) 12月27日:従五位下(越階)
- 慶雲3年(706年) 7月27日:大倭守
- 慶雲4年(707年) 11月2日:越後守
- 和銅元年(708年) 3月13日:越後守(再任?)