山本駅 (兵庫県)
山本駅 | |
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南口 | |
やまもと Yamamoto (平井) | |
◄HK-51 雲雀丘花屋敷 (1.5 km) (1.8 km) 中山観音 HK-53► | |
所在地 | 兵庫県宝塚市平井一丁目1番1号[1] |
駅番号 | HK52 |
所属事業者 | 阪急電鉄 |
所属路線 | ■宝塚本線 |
キロ程 | 19.7 km(大阪梅田起点) |
駅構造 | 地上駅[2] |
ホーム | 2面2線[2] |
乗降人員 -統計年次- |
(特定日)19,285人/日 (通年平均)13,054人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1910年(明治43年)3月10日*[2] |
備考 | * 1944年(昭和19年)に平井駅を統合[2] |
山本駅 (やまもとえき)は、兵庫県宝塚市平井一丁目にある、阪急電鉄宝塚本線の駅。2003年8月30日以降はすべての列車が停車している。駅番号はHK-52。
阪急不動産が開発する宝塚山手台住宅への玄関口である。また、宝塚市内における宝塚本線の駅では宝塚駅に次いで乗降客数が多く、特急や快速急行が運転されていた時分にはその停車駅にもなっていた。
歴史
[編集]開業当初の駅はホームの有効長が2両程度の小さな駅で、3両編成の列車は通過し、2両編成の列車も乗客からの申し出が無ければ通過することになっていた[3]。現在の山本駅は戦時中に旧山本駅と平井駅(ひらいえき)を統合したもので、両駅の中間よりやや平井駅寄りに設置され[4]、所在地も平井となっているが、駅名は山本とされた。そのため、住民の希望により「平井」が副駅名として括弧書きで記されている[1]。また、旧山本駅の位置にある民家のブロック塀には駅が所在した旨を記したプレートが埋め込まれている。
1989年には宝塚山手台住宅地の開発に合わせて駅の改良が行われ、それまで駅の北側にあった改札が地下化された。
年表
[編集]- 1910年(明治43年)
- 1944年(昭和19年)9月1日:平井駅を山本駅に統合し、現在位置に移設[5]。
- 1989年(平成元年)8月1日:地下駅舎化[6]。
- 2000年(平成12年)6月4日:特急[7]停車駅となる。
- 2013年(平成25年)12月21日:駅番号導入[8][9]。
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅[2]。分岐器や絶対信号機を持たないため停留所に分類される。改札口は地下に設置されている[2]が、駅が山裾に位置している関係で駅南側と同一平面上にある。駅の北側広場には地下駐輪場およびバスやタクシーのりばがある。
のりば
[編集]号線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■宝塚本線 | 下り | 宝塚・神戸・西宮北口・仁川・今津方面 |
2 | 上り | 大阪梅田・十三・箕面・京都・北千里方面 |
利用状況
[編集]2019年(令和元年)の通年平均の乗降人員は16,904人である。阪急電鉄全90駅中47位である[10]。
各年度の特定日における1日の乗車・乗降人員推移は下表の通り[11]。
年度 | 特定日 | |
---|---|---|
乗降人員 | 乗車人員 | |
1996年(平成 | 8年)14,118 | 7,115 |
1997年(平成 | 9年)15,328 | 7,619 |
1998年(平成10年) | 15,704 | 7,847 |
1999年(平成11年) | - | |
2000年(平成12年) | 18,829 | 9,886 |
2001年(平成13年) | 16,570 | 8,251 |
2002年(平成14年) | 16,251 | 7,999 |
2003年(平成15年) | 15,110 | 7,542 |
2004年(平成16年) | 16,700 | 8,256 |
2005年(平成17年) | 16,912 | 8,852 |
2006年(平成18年) | 16,282 | 8,192 |
2007年(平成19年) | 17,122 | 8,530 |
2008年(平成20年) | 17,209 | 8,573 |
2009年(平成21年) | 16,954 | 8,514 |
2010年(平成22年) | 17,547 | 8,856 |
2011年(平成23年) | 18,711 | 9,343 |
2012年(平成24年) | 17,891 | 9,045 |
2013年(平成25年) | 18,896 | 9,436 |
2014年(平成26年) | 19,029 | 9,586 |
2015年(平成27年) | 18,818 | 9,455 |
2016年(平成28年) | 18,752 | 9,411 |
2017年(平成29年) | 19,023 | 9,560 |
2018年(平成30年) | 18,964 | 9,537 |
2019年(令和元年) | 19,285 | 9,703 |
駅周辺
[編集]駅周辺は古くから園芸の街として知られ、駅北口には接ぎ木の技法を確立した坂上頼泰の顕徳碑がある[1]。
- あいあいパーク[2](徒歩約5分)
- 伊丹市立荒牧バラ公園[2](徒歩約20分)
- 最明寺滝
- 松尾神社
- 天満神社
- 宝教寺
- 宝塚市長尾サービスセンター
- 宝塚山本郵便局
- コープこうべコープ山本
- 阪急宝塚山手台
- ニシイチドラッグ 健康館山本駅前店
バス路線
[編集]駅前に「阪急山本駅」バス停があり、阪急バスの路線が乗り入れる[12]。下記路線は2022年4月30日現在[13]。
- 1のりば
- 72系統(宝塚市内線) 野里循環(口谷東経由)
- 72系統(宝塚市内線) 阪急逆瀬川駅 行(JR中山寺駅(南口)・宝塚市立病院(玄関)・宝塚市役所前経由)
- 72系統は平日にのみ運行
- 宝塚すみれ墓苑線 宝塚すみれ墓苑中央 行(宝塚すみれ墓苑管理事務所まで下車不可)
- 宝塚すみれ墓苑線は特定日のみ運行
- 2のりば(宝塚山手台系統)
- 84系統:宝塚山手台東三丁目方面循環(宝塚山手台中央・山手台芝桜公園前経由)
- 85系統:五月台六丁目方面循環(宝塚山手台中央・宝塚山手台四丁目・五月台五丁目経由)
- 85系統:宝塚山手台四丁目 行(宝塚山手台中央経由)
- 186系統:阪急中山観音駅(南口)行(宝塚山手台中央・宝塚山手台四丁目・五月台六丁目・五月台五丁目・桜台二丁目経由)
- 五月台六丁目から先は150系統として運行。日中はJR中山寺駅(北口)経由。
- 186系統:センター前止(深夜バス)
隣の駅
[編集]- 阪急電鉄
- ■宝塚本線
脚注
[編集]- ^ a b c 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、38頁。ISBN 4-89485-051-6。
- ^ a b c d e f g h 『兵庫の鉄道全駅 私鉄・公営鉄道』神戸新聞総合出版センター、2012年12月10日、60頁。ISBN 9784343006745。
- ^ 橋本雅夫 『阪急電車 青春物語』、1996年、51頁
- ^ a b 阪急電鉄株式会社総務部広報課編 『阪急電車 駅めぐりー空から見た街と駅 宝塚線の巻ー』、1980年、34頁
- ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 11号 阪急電鉄 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年10月、14-17頁。ISBN 978-4-02-340141-9。
- ^ 阪急阪神ホールディングス株式会社編 『100年のあゆみ 部門史』、2008年、375頁
- ^ 2003年に快速急行に格下げ、2006年に急行に統合
- ^ 『「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します』(PDFlink)(プレスリリース)阪急電鉄株式会社、2013年4月30日。オリジナルの2013年12月15日時点におけるアーカイブ 。2016年4月8日閲覧。
- ^ “阪急電鉄:21日から駅名変更 宝塚線、中山駅→中山観音駅 神戸線、三宮駅→神戸三宮駅 京都線新駅開業に合わせ”. 毎日新聞(朝刊) (毎日新聞社): p. (地方版/兵庫)p.24. (2013年12月19日)
- ^ 阪急電鉄 鉄道情報ホームページ 駅別乗降人員
- ^ 宝塚市統計書 - 宝塚市
- ^ “路線図・系統図 > 各バス停情報 >阪急山本駅(0466)”. 阪急バス. 2022年5月2日閲覧。
- ^ “【2022年4月30日(土)】宝塚市南部 ダイヤ変更のお知らせ” (PDF). 阪急バス (2022年4月21日). 2022年5月1日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 山本駅 - 阪急電鉄