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阪急ファミリーストア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
阪急ストアから転送)
株式会社阪急ファミリーストア
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
560-0023
大阪市北区角田町8番7号
阪急百貨店内
設立 2003年(平成15年)1月1日[1]
廃止 2008年(平成20年)10月1日
(消滅)
業種 小売業
代表者 代表取締役社長 宮崎賢司
資本金 1億円
売上高 110億円(2006年度)
主要株主 阪食 100%
外部リンク 公式ウェブサイト
特記事項:会社情報は2008年9月30日時点での情報を記載
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阪急ファミリーストア天六店
阪急ファミリーストア天六店(旧店舗)
2009年導入の「阪急百貨店スーパーマーケットグループ」のCI(阪急オアシス茨木駅前店)」

阪急ファミリーストア(はんきゅうファミリーストア)は、かつてエイチ・ツー・オー リテイリング傘下の株式会社阪食が、大阪府を中心に展開していたスーパーマーケット

当項目では、2008年(平成20年)9月30日まで存在した株式会社阪急ファミリーストアについても説明する。

歴史・概要

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阪急百貨店の関連会社だった阪急共栄物産株式会社が阪急共栄ストアを展開していた[2]

阪急共栄ストア(のちの阪急ファミリーストア)は、阪急百貨店グループのスーパーマーケット事業の整備の一環として郊外に展開する同じ阪急百貨店の関連会社であった阪急オアシスに対して都市部での出店という棲み分けを行っていた[2]

阪急共栄物産の事業再編として分社化され2003年(平成15年)1月1日付で株式会社阪急ファミリーストアとして独立、同年3月1日付で阪急共栄物産は、阪急百貨店に吸収合併され阪急百貨店の直接子会社となった[1]。以降は阪急ファミリーストアへブランドの転換を行った。阪急共栄ストア時代から武蔵小山など東京都内にも出店していたが、阪急ファミリーストアに転換したばかりの武蔵小山店を2003年5月31日に閉鎖して完全に撤退し、大阪市内を中心とした展開へ移行した[3]

2008年(平成20年)10月1日付けで当時同じく阪食の設立した当時から子会社であった阪急オアシス阪急ニッショーストア阪急フレッシュエールとともに計4社が阪食に吸収合併されたため、阪食が運営する食品スーパーの店舗ブランドとなった[4]

2009年(平成21年)から「阪急百貨店スーパーマーケットグループ」として展開している。

都心型の店舗とされていた[5]ため、2003年に大阪市北区に開店した同心店、2005年(平成17年)11月26日に大阪市天王寺区に開店した上六店[6]2006年(平成18年)4月4日に大阪市天王寺区に開店した真法院店[7]2007年(平成19年)2月15日に大阪市天王寺区に開店した桃坂店[8]株式会社阪食が初めて開発した大阪市東成区の今里駅前のロハスプラザ今里に2008年(平成20年)5月20日に開店した今里店[9]、同年11月28日に大阪市都島区の大阪市営地下鉄谷町線都島駅近くに開店した都島店[10]2009年(平成21年)2月21日に大阪市住之江区に開店した東加賀屋店[11]2010年(平成22年)2月2日に大阪市住吉区の住吉大社の近くに開店した住吉店[12]など大阪市内の出店が中心となっていた[11]。そのため、人口密度が高く自転車と徒歩の来店客が多い傾向にあった[12]

しかし、2010年(平成22年)春に淡路駅周辺土地区画整理事業に伴い閉店した大阪市東淀川区の淡路店が移転・建て替え後の同年11月2日に高質食品専門館の都市型小型店として阪急オアシス淡路店にブランドを切替えて開店し[13]2012年(平成24年)6月7日に大阪市阿倍野区の昭和町店[14]、同年7月7日に大阪市北区の同心店を改装して阪急オアシスに切り替えた[15]ほか、野江店やあべの店も同様に改装して阪急オアシスへ転換した[16]

プライベートブランド

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かつてはプライベートブランドとしてザ・阪急を展開していた[7]

2008年(平成20年)1月にプライベートブランドに関してバローと阪食が業務提携し[17]、グループ会社の阪急フーズなどとも連携して[18]価格訴求型のプライベートブランドハートフルデイズを同年9月27日から店頭に展開し始め[19]、その後高価格帯のプライベートブランドプライムタイムの展開も始めて価格帯の異なる2ブランド[19]を展開している[18]

電子マネーへの対応

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2008年(平成20年)4月22日からedyiDQUICPayの3種類の電子マネーによる支払が可能になった[20]

改装して阪急オアシスとなった店舗

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  • 塚本店(大阪市淀川区
  • 瓦屋町店(大阪市中央区
  • 京橋店(大阪市都島区
  • 真法院店(大阪市天王寺区) - 2006年(平成18年)4月4日開店[7]
  • 桃坂店(大阪市天王寺区) - 2007年(平成19年)2月15日開店[8]
  • 今里店(大阪市東成区) - 2008年(平成20年)5月20日開店[9]
  • 都島店(大阪市都島区) - 2008年(平成20年)11月28日開店[10]
  • 住吉店(大阪市住吉区) - 2010年(平成22年)2月2日開店[12]
  • 天六店(大阪市北区) - 1925年(大正14年)に新京阪鉄道天神橋駅(天六駅)のターミナルビルとして建設された天六阪急ビルに入居していた阪急ファミリーストア[21]が、再開発による同ビル建て替えのため[21]2010年(平成22年)1月15日をもって仮店舗に移転、その後2013年(平成25年)3月7日、跡地に建設されたジオタワー天六1Fにリニューアルオープン[22]
  • 南茨木店(茨木市)- 2008年(平成20年)10月1日にリニューアル
  • 淡路店(大阪市東淀川区)- 2010年(平成22年)春に閉店し、同年11月2日に移転後の新店舗が阪急オアシスとしてリニューアルオープン[13]
  • 野江店(大阪市城東区[16]
  • 同心店(大阪市北区)- 2012年(平成24年)7月7日にリニューアルオープン[15]
  • あべの店(大阪市阿倍野区)- 阪急ニッショーストアからリニューアルした店舗だったが、再びリニューアルオープンして阪急オアシスに[16]
  • 昭和町店(大阪市阿倍野区)- 2012年(平成24年)6月7日にリニューアルオープン[14]

かつて展開していた店舗

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  • 武蔵小山店(東京都品川区) - 阪急共栄ストア武蔵小山店として開業し、2003年1月にグルメマーケット阪急共栄武蔵小山店から転換されたが、同年5月31日をもって閉店。6月からは東急ストアが引継ぎ「パルム武蔵小山東急ストア」になったものの、2021年(令和3年)5月16日に閉店[3]
  • 上六店(大阪市天王寺区うえほんまちハイハイタウン内) - 2005年(平成17年)11月26日開店[6]- 2012年(平成24年)5月15日閉店[23]
  • 東加賀屋店(大阪市住之江区)- 2011年(平成23年)12月10日に改装して阪急オアシスとなったが、2015年(平成27年)8月5日閉店

脚注・出典

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  1. ^ a b “阪急百貨店、阪急共栄物産を分社化、食品など5社を直接子会社に”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2003年2月7日) 
  2. ^ a b “阪急百貨店、グループSMを整備、椙岡社長が見解”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2002年5月24日) 
  3. ^ a b https://toshoken.com/news/22137
  4. ^ 西井由比子 (2008年10月1日). “「阪急阪神百貨店」が誕生 経営効率の向上を図る”. 神戸新聞 (神戸新聞社) 
  5. ^ “H2O傘下の阪食、スーパー3割全面改装、主力店が対象”. 日経MJ (日本経済新聞社). (2010年6月2日) 
  6. ^ a b “阪急ファミリーストア「上六店」11月26日オープン”. タイハン特報 (大量販売新聞社). (2005年12月15日) 
  7. ^ a b c “阪急ファミリーストア、「真法院店」をオープン”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2006年4月14日) 
  8. ^ a b “阪急ファミリーストア桃坂店 2月15日(木)オープン 大阪市天王寺区”. タイハン特報 (大量販売新聞社). (2007年3月8日) 
  9. ^ a b “阪急ファミリーストア、「今里店」オープン 利便性重視で差別化狙う”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2008年5月30日) 
  10. ^ a b “阪急ファミリーストア、「都島店」オープン 惣菜売場の充実図る”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2008年12月8日) 
  11. ^ a b “阪食、「阪急ファミリーストア東加賀屋店」オープン お得感、安全・安心を提供”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2009年2月27日) 
  12. ^ a b c “阪食、「阪急ファミリーストア住吉店」オープン 商圏対応でEDLP強化”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2010年2月10日) 
  13. ^ a b “阪食、「阪急オアシス淡路店」オープン 都市型小型店のプロトモデル構築へ”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2010年11月19日) 
  14. ^ a b “阪食「阪急オアシス昭和町店」6月7日(木)改装オープン”. タイハン特報 平成24年6月18日号 (大量販売新聞社). (2012年6月18日) 
  15. ^ a b “阪食、「阪急オアシス同心店」を改装オープン 都市型小型強化MD打ち出す”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2012年7月13日) 
  16. ^ a b c “阪食、「阪急オアシス平野西店」オープン 都市型小型店舗のプロトタイプ”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (2012年2月10日) 
  17. ^ 当社子会社の業務提携に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社、2008年1月28日https://www.h2o-retailing.co.jp/news/pdf/2007/20080128teikei.pdf2015年8月15日閲覧 
  18. ^ a b “阪急フーズ・海苔の製造卸が主力 SMの出店に対応”. 週刊流通ジャーナル (流通ジャーナル). (2009年4月27日) 
  19. ^ a b 徳永清誠 (2008年10月3日). “阪食、価格訴求型の新PB始動 2ブランドで75億円目指す”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社) 
  20. ^ “H2Oのスーパーで電子マネー”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2008年4月20日) 
  21. ^ a b “天六阪急ビル 取り壊しが決まった歴史的ターミナルビル”. リージョン日経大阪 通巻第80号 (日経大阪中央販売 コーポレート部) (2010-2-5). 
  22. ^ http://blog.livedoor.jp/hankyuoasis2/archives/cat_546921.html
  23. ^ http://kaiten-heiten.com/hankyu-familystore-kamiroku/

関連項目

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外部リンク

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