開発ビル
開発ビル | |
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情報 | |
旧名称 | サンマートビル |
用途 | 複合商業ビル |
管理運営 | 総合開発機構(第三セクター) |
階数 | 地上10階・地下1階 |
開館開所 | 1972年11月 |
所在地 |
〒440-0888 愛知県豊橋市駅前大通2丁目33-1 |
座標 | 北緯34度45分45.9秒 東経137度23分10.6秒 / 北緯34.762750度 東経137.386278度座標: 北緯34度45分45.9秒 東経137度23分10.6秒 / 北緯34.762750度 東経137.386278度 |
開発ビル(かいはつビル)は、愛知県豊橋市駅前大通2丁目33-1にあった複合商業ビル。地上10階建て・地下1階建て。旧称はサンマートビル。名豊ビル(2017年廃止[1])の西側にある。JR・名鉄・豊橋鉄道豊橋駅東口から徒歩4分。路面電車の豊橋鉄道東田本線駅前大通停留場から徒歩1分。また地下1階で豊橋市駅前大通公共駐車場に直結する[2]。
歴史
[編集]サンマートビル(1972年–1981年)
[編集]1972年 (昭和47年) 11月、地元の中小小売業者によってショッピングセンターのサンマートビルが建設された[3]。核テナントは衣料品スーパーの長崎屋。1973年 (昭和48年) には8階から10階にボウリング場「サンマートボウル」が開業したが、2年後の1975年 (昭和50年) にはサンマートボウルが閉業した[3]。1977年 (昭和52年) には核テナントの長崎屋も撤退[3]。1979年 (昭和54年) には大規模改装を行い、1階から5階までをファッションビルのパセオ、6階以上には社会保険事務所やカルチャーセンターなどを誘致したが、活性化には至らなかった[3]。
開発ビル(1981年–)
[編集]1981年 (昭和56年) 8月には第三セクターの総合開発機構が所有権を取得し、サンマートビルから開発ビルに改称した[3]。地下1階は飲食店、1階は商店[4]、2階以上は公的機関などのオフィス・文化施設・資格教室などが入居する複合機能ビルとして運営されている[3]。1982年 (昭和57年) 4月には4階に豊橋市駅前窓口センターが、1983年 (昭和58年) 4月には10階に豊橋市駅前文化ホールが、1986年 (昭和61年) 6月には4階に愛知県旅券センターが、1998年 (平成10年) 4月には3階に豊橋市国際交流協会が入居した[3]。
また、2017年 (平成29年) の名豊ビル取り壊しを受け、サーラグループ系中部ガスの画廊・展示スペースが移転・開設されていた[5]。
市街地再開発事業
[編集]豊橋市は中心市街地の活性化を進めるため[注釈 1]基本計画作りに取り組み[8]、開発ビル・名豊ビル・狭間児童広場跡地で「豊橋駅前大通二丁目地区第1種市街地再開発事業」[9][10][11]を進めている。事業概要第1回変更によると地下1階地上24階建ての東棟(2021年完成予定[12])、20階建て[11]の西棟(2024年秋頃[12]完成予定)[注釈 2]および東西2棟を結ぶ仮称「まちなか広場」(面積約2200m2[11])が建設される予定である。開発ビルは西棟の建設予定地となっており、東棟完成後の2021年 (令和3年) 8月[13]より取り壊されている。
主な入居テナント
[編集]閉鎖直前の情報(この一部が、em CAMPUS EAST-東棟へ移転)
特徴として、豊橋市をはじめ公益性の高い事業者として国際交流、パスポートの申請・発給や看護、産業振興、法務の窓口が置かれている。また建築関連の事業者のテナントに、このビルの管理者のほか管理業務の「東海ビルメンテナスグループ」関連会社[15]、各種検査・審査業務の「確認サービス」豊橋支店[16]および一般財団法人「愛知県建築住宅センター」[17]が事業所を置く。
- 9階
- 8階
- サーラコーポレーション まちづくり推進部
- サーラグループ総合研修センター
- 7階
- 株式会社 総合開発機構
- 開発ビル管理株式会社
- 6階
- 貸会議室
- 5階
- 株式会社東海ビルメンテナス/株式会社サン東海ビルメンテナス
- 4階
- 東三河旅券センター(豊橋パスポートセンター)[注釈 3]
- 豊橋市役所 駅前窓口センター[23]
- 公益社団法人愛知県看護協会 (ナースセンター) 豊橋支所[24]
- 公益財団法人あいち産業振興機構 よろず支援拠点豊橋サテライト(平成28年5月24日開設) [25]
- 株式会社確認サービス
- 3階
- 2階
- 1階
- ぷれまBOX
- (名豊ミュージックショップ …… 2019年9月8日廃業)
- 地下1階
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ まちづくり交付金が2005年–2010年「東三河の顔再生計画」(平成17年–平成22年) として認定された[6][7]。
- ^ 事業の進捗や環境の変化等の影響を受ける可能性があるが[13]、2017年の事業概要第1回変更で東棟は地上部分を22階建て[11]から24階建て塔屋2階付き[14]に、西棟を地下1階地上20階建塔屋1階付き[14]に修正。延べ床面積はそれぞれ東棟約3万6300m2から約3万3700m2に、西棟延べ約1万4800m2から約1万4820m2に修正[14]。
- ^ 市町で旅券窓口の開設が進むことから、2019年3月末で開発ビルの事業所における愛知県の旅券関連の窓口業務は停止[19]。2019年4月1日予定で旅券窓口を設ける14自治体[20]は豊橋市 (開発ビル4階[21]) のほか、一宮市、半田市、津島市、碧南市、常滑市、新城市、知立市、高浜市、愛西市、阿久比町、南知多町、武豊町、幸田町[22]でそれぞれの管轄に移管され、加えて東三河広域連合でも発給申請の受付などを始める[21]。
出典
[編集]- ^ 東愛知新聞 2017a.
- ^ a b 日本駐車場工学研究会 2019.
- ^ a b c d e f g 豊橋百科事典 2006, p. 137.
- ^ “ぷれまBOX OPEN記念イベント”. 豊橋イベントナビ. 子育て安心住宅&デザインラボ (2018年7月21日). 2019年2月8日閲覧。
- ^ a b 東愛知新聞 2017b.
- ^ まちづくり交付金 2005.
- ^ 内閣府告示 2006.
- ^ 第2期豊橋市中心市街地活性化基本計画は2014年 (平成26年) 3月28日認定。「豊橋市」、国土交通省、2019年2月8日閲覧。
- ^ 豊橋市 2014, p. 9, 52.
- ^ 豊橋市 2015, p. 2.
- ^ a b c d 建通新聞社 2015.
- ^ a b 日本経済新聞 2018.
- ^ a b 第1回変更 2017, p. 7.
- ^ a b c 第1回変更 2017, p. 3.
- ^ “拠点概要 > 豊橋営業所(東海ビルメンテナス)/ 豊橋事業所(サン東海ビルメンテナス)”. 東海ビルメンテナス. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “会社概要”. 確認サービス. 2019年2月8日閲覧。
- ^ “事業案内”. (一財)愛知県建築住宅センター. 2019年2月8日閲覧。
- ^ 名古屋法務局 2017.
- ^ 愛知県 2019b.
- ^ 愛知県 2019a.
- ^ a b 東三河広域連合 2018.
- ^ 愛知県 2019c.
- ^ 豊橋市 2019.
- ^ 愛知県看護協会 2019.
- ^ あいち産業振興機構 2019.
- ^ 豊橋市国際交流協会 2019.
- ^ 愛知県建築住宅センター 2019.
- ^ サーラeパワー 2019.
- ^ iタウンページ 2019b.
参考文献
[編集]- 豊橋百科事典編集委員会 編『豊橋百科事典』豊橋市文化市民部文化課、2006年。 NCID BA80939930。全国書誌番号:21157757。
- 資料
- 「212028 まちづくり交付金の創設」(pdf)、内閣府、2019年2月8日閲覧。
- 「内閣府告示第747号(平成18年7月3日認定)」、内閣府、2006年7月27日、2019年2月8日閲覧。
- 「第2期豊橋市中心市街地活性化基本計画」、豊橋市、2014年3月28日、2019年2月8日閲覧。
- 「駅前大通二丁目地区市街地再開発事業」(pdf)、豊橋市、2015年、2019年2月8日閲覧。
- 「【愛知】豊橋駅前大通二丁目再開発事業協力者に鹿島」『』2015年10月16日。2019年2月8日閲覧。
- “豊橋公証人合同役場”. 名古屋法務局. 2017年11月14日閲覧。
- 「豊橋の名豊ビル 半世紀の歴史に幕」『東愛知新聞』2017年5月1日。2019年2月8日閲覧。
- 「豊橋・名豊ギャラリーが移転オープン」『東愛知新聞』2017年6月2日。2019年2月8日閲覧。
- 「豊橋駅前大通二丁目地区第一種市街地再開発事業事業概要(第1回変更H29年8月31日作成)」、豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発組合、2017年8月31日、2019年2月8日閲覧。
- 「豊橋市中心街に24階建て複合ビル 総事業費220億円」『日本経済新聞』2018年12月19日。2019年2月7日閲覧。
- “お知らせ > 東三河広域連合で一般旅券の発給申請の受理等の事務を開始します”. 東三河広域連合 (2018年12月27日). 2019年2月7日閲覧。
- “東三河旅券センターの旅券業務”. 愛知県 (2019年1月16日). 2019年2月7日閲覧。
- 県民文化部県民生活課「旅券交付窓口の変更の御案内について」(pdf)、愛知県、2019年2月7日閲覧。
- 「市町村照会先一覧 (31年4月以降に窓口を開設する市町村)」(pdf)、愛知県、2019年2月7日閲覧。
- “窓口センター等のご案内”. 豊橋市. 2019年2月7日閲覧。
- “愛知県ナースセンター”. 公益社団法人愛知県看護協会. 2019年2月7日閲覧。
- “よろず支援拠点豊橋サテライト(平成28年5月24日OPEN!)”. 公益財団法人あいち産業振興機構. 2019年2月7日閲覧。
- “公益財団法人豊橋市国際交流協会”. 2019年2月7日閲覧。
- “アクセス > 豊橋事務所”. 一般財団法人愛知県建築住宅センター. 2019年2月7日閲覧。
- “会社概要”. サーラeパワー株式会社. 2019年2月8日閲覧。
- “株式会社名豊ミュージックショップ”. iタウンページ. NTTタウンページ株式会社. 2019年2月7日閲覧。
- “獅子王バイキングレストラン”. iタウンページ. NTTタウンページ株式会社. 2019年2月7日閲覧。
- “豊橋市駅前大通公共駐車場(第1)”. 一般社団法人 日本駐車場工学研究会. 2019年2月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- 開発ビル管理株式会社
- 豊橋駅前大通二丁目地区第1種市街地再開発事業 豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発組合