長谷川橋梁
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長谷川橋梁(はせがわきょうりょう)は、福島県耶麻郡西会津町の長谷川に架かる東日本旅客鉄道(JR東日本)磐越西線の鉄道橋である。
概要
[編集]岩越線(現・磐越西線)の山都駅 - 野沢駅間の延伸工事に伴って1913年(大正2年)に完成した。尾登駅 - 野沢駅間の阿賀川支流である長谷川に架かる全長85mの橋梁である。
トラス桁の材料は東海道本線(現・御殿場線)第四相沢川橋梁から撤去[1]された旧桁のものを使用したとされている。事実、桁の部材には旧桁[2]のものと思われるリベットなどが残っている。1912年(明治45年/大正元年)に、本橋梁用として鉄道院新橋工場にてプラットトラスに改造後、転用された。
2016年に「磐越西線鉄道施設群」の一部として、土木学会選奨土木遺産に選ばれる[3][4]。
構造
[編集]単線上路式プラットトラス(リベット結合)1連 + 上路式プレートガーダー4連の形式であり、トラスは鉄道院新橋工場製である。
周辺
[編集]- 福島県道339号大久保野沢停車場線
- 福島県道16号喜多方西会津線
- 国道49号
- 西会津町役場
- 西会津町立西会津中学校
- 西会津町立野沢小学校
- 道の駅にしあいづ
脚注
[編集]- ^ 東海道本線(現・御殿場線)の複線化に伴い、1901年(明治34年)頃に撤去されている。
- ^ 第四相沢川橋梁の旧トラス桁は1889年(明治22年)製であり、鋼製ではなく錬鉄製である。
- ^ “平成28年度 土木学会選奨土木遺産 認定 磐越西線鉄道施設群”. 福島県立博物館. 2 Mar 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月9日閲覧。
- ^ “土木学会 平成28年度選奨土木遺産 磐越西線鉄道施設群”. www.jsce.or.jp. 2022年6月9日閲覧。
参考文献
[編集]- 『明治時代に製作された鉄道トラス橋の歴史と現状(第6報)国内設計桁』 (PDF) - 小西純一・西野保行・淵上龍雄著。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 歴史的鋼橋 長谷川橋梁(土木学会) - 橋に関する詳細なデータがある。
座標: 北緯37度35分24.1秒 東経139度38分54.5秒 / 北緯37.590028度 東経139.648472度