長谷川哲也
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長谷川 哲也(はせがわ てつや、1963年 - )は、日本の漫画家。
経歴など
[編集]九州工業大学を卒業後、上京して劇画村塾で学び、デビュー。その後『週刊コミックバンチ』(新潮社)へ持ち込みしたことがきっかけで、原哲夫のアシスタントを務める。
初期の絵柄には諸星大二郎からの影響が強く、妖怪の描写で特に顕著である。後に原哲夫のアシスタントをして以来、その画風や人物の台詞に原の影響が見られるようになった。
初期から『神幻暗夜行』や『アラビアンナイト』のような、妖怪・伝承・神話などをテーマにした伝奇ものの他、『アトミックカフェ』のようなブラックユーモア交じりのSFも描く。SFでは頭身を下げたギャグ漫画風に人物を描写し、主要な登場人物を作者自身やくら☆りっさ、徳光康之といった友人の漫画家にする、一種のスター・システムを用いることが多い。その後は『ナポレオン』などの歴史物も描くようになった。
作品リスト
[編集]連載中
[編集]- アイゼンファウスト 天保忍者伝 → 新アイゼンファウスト アカシア通り(原作:山田風太郎)
- アイゼンファウスト 天保忍者伝(『MiChao!』2008年 - 2010年、全4巻)
- 新アイゼンファウスト アカシア通り(『Handyコミック』、2010年 - 連載中)
連載終了
[編集]- アトミックカフェ(ノアール出版、全1巻)
- アラビアンナイト(ノアール出版、全3巻)
- アブド・アッラフマーン1世を主人公にしたファンタジー漫画。
- 陣借り平助(原作:宮本昌孝、『コミック乱ツインズ 戦国武将列伝』2011年2月号 - 2012年4月号)
- 神幻暗夜行(HobbyJapan、全1巻)
- 青狼記(原作・脚本:楡周平、『週刊コミックバンチ』2003年51号 - 2005年21号、全6巻)
- 青年ナポレオン(『コミックトムプラス』1999年5月号 - 2000年12月号、未単行本化)
- セキガハラ(『コミック乱ツインズ 戦国武将列伝』2012年8月号 - 2016年8月号(最終号)、全6巻)
- ナポレオン -獅子の時代- → ナポレオン -覇道進撃-
- ナポレオン -獅子の時代-(『ヤングキングアワーズ』2003年2月号 - 2011年2月号、全15巻)
- ナポレオン -覇道進撃-(『ヤングキングアワーズ』2011年3月号 - 2024年8月号、全27巻)
- ナポレオンの生涯を描く歴史漫画。『ナポレオン -獅子の時代-』は2011年2月号をもって第一部を完結。次号3月号より第二部『ナポレオン -覇道進撃-』に改題し、2024年8月号まで連載された[1]。
読切作品
[編集]その他
[編集]- 僕らはみんな河合荘(アニメ第1話 エンドカード)
脚注
[編集]- ^ “長谷川哲也「ナポレオン」22年の連載に幕 ナポレオンの栄光と挫折を描いた大河ロマン”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年6月28日). 2024年6月28日閲覧。