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長谷川博一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
はせがわ ひろかず

長谷川 博一
2010年10月9日撮影
生誕 (1959-05-10) 1959年5月10日(65歳)
名古屋市
出身校 名古屋大学
職業 公認心理師、元臨床心理士
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長谷川 博一(はせがわ ひろかず、1959年5月10日 - )は、日本の心理学者。一般社団法人こころぎふ臨床心理センターセンター長。公認心理師、元臨床心理士(2017年9月1日まで)[1]東海学院大学教授愛知県名古屋市出身。

人物

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南山大学在学中、学生相談室で山中康裕と出会ったことで心理学を志す。心理学者として刑事事件における被告の精神鑑定を務める[2][3]。また、他の殺人事件[4]の被告らにも独自に接見し[2][5]、その一部は著書にまとめられている[6]

カウンセラーとして、東ちづる柳美里カウンセリングも行う[7]。2012年に東海学院大学を退職後、こころぎふ臨床心理センターを設立。「親子連鎖を断つ会」も主宰し、虐待問題にも取り組んでいる[8]

近年は発達障害の検査と心理支援に力を入れている[9]

経歴

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  • 1959年 - 愛知県生まれ。
  • 1984年 - 南山大学文学部教育学科卒業。
  • 1988年 - 名古屋大学大学院教育学研究科(心理学専攻)博士後期課程中途退学。
  • 1988年 - 東海女子大学(現在の東海学院大学)文学部人間関係学科 助手。
  • 1990年 - 東海女子大学文学部人間関係学科 講師。
  • 1994年 - 東海女子大学文学部人間関係学科 助教授。
  • 2001年 - 東海女子大学文学部人間関係学科 教授。
  • 2002年 - 東海女子大学大学院文学研究科 教授。
  • 2012年 - 東海学院大学を退職。一般社団法人こころぎふ臨床心理センターを設立し代表理事に就任。

著書

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単著

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  • 『子どもたちの「かすれた声」-スクールカウンセラーが読み解く「キレる」深層心理-』(日本評論社、1998年)
    • 『新版 子どもたちのかすれた声-キレる深層心理を読み解く-』(樹花舎、2005年)
  • 『たましいの誕生日-迷えるインナーチャイルドの生きなおしに寄り添う-』(日本評論社、1999年)
  • 『こんにちは、メンタルフレンド-ひきこもりの子どもの心を開き、家族をも開く支援システム-』(日本評論社、2000年)
  • 『しつけ-親子がしあわせになるために-』(樹花舎、2002年)
  • 『たすけて! 私は子どもを虐待したくない』(径書房、2003年) 『虐待する私を誰か止めて!』(光文社知恵の森文庫、2012年)
  • 『よい子になりたい-少女の心に棲みつく悪魔-』(樹花舎、2003年)
  • 『カウンセリングマインドの重要性-学校臨床の現場から-』(樹花舎、2004年)
  • 『あのとき、本当は……-封印された子どもたちの叫び-』(樹花舎、2004年)
  • 『断ち切れ! 虐待の世代連鎖-子どもを守り、親をも癒す-』(樹花舎、2004年)
  • 『お母さんはしつけをしないで』(草思社、2005年)のち文庫 
  • 『あなたはダメな子じゃない-「私の子育て失敗かも……」というお母さんのためのマニュアル-』(主婦の友社、2006年) 『ダメな子なんていません-ダメな親もいません-』(新潮文庫、2009年)
  • 『わが子の気持ちがわからない-思春期の子育て-』(PHP文庫、2008年)
  • 『親と子の気持ちを結ぶ 魔法のしつけ』 (PHP文庫、2008年)
  • 『お母さん、「あなたのために」と言わないで 子育てに悩むすべての人への処方箋』(草思社、2010年)
  • 『殺人者はいかに誕生したか 「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く』(新潮社、2011年)のち文庫 

共著

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  • 『“私”はなぜカウンセリングを受けたのか―「いい人、やめた!」母と娘の挑戦』(マガジンハウス、2002年) 共著:東ちづる
  • 『ファミリー・シークレット』(講談社、2010)共著:柳美里
  • 『生きる—どんなにひどい世界でも』(主婦と生活社、2019)共著:茂木健一郎

脚注

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  1. ^ Twitter
  2. ^ a b 松浦直希 (2012年2月23日). “コラム ほばしら”. 西日本新聞 (福岡県北九州市: 西日本新聞北九州本社): 朝刊. http://www.nishinippon.co.jp/kitakyushu/hobashira/120227/post_83.shtml 2013年12月10日閲覧。 
  3. ^ 自殺サイト殺人事件秋田児童連続殺害事件松戸女子大生殺害放火事件豊川市男児連れ去り殺人事件附属池田小事件秋葉原通り魔事件
  4. ^ 東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件奈良小1女児殺害事件光市母子殺害事件
  5. ^ “もっとわが子信じよう 東海女子大・大学院教授(臨床心理) 長谷川博一さん 子どもは友達と遊び、いたずらを経験して成長する”. 岐阜新聞 (岐阜県岐阜市: 岐阜新聞社): ぎふ平成人国記 第6部 学術編. (2006年10月12日). http://www.gifu-np.co.jp/kikaku/2006/heisei/6/heisei6_5.shtml 2013年12月10日閲覧。 
  6. ^ 長谷川博一『殺人者はいかに誕生したか―「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く―新潮社、2010年11月25日。ISBN 9784103287612https://www.shinchosha.co.jp/books/html/328761.html2013年12月9日閲覧 
  7. ^ 『<私>はなぜカウンセリングを受けたのか―「いい人、やめた!」母と娘の挑戦―』東ちづる、長谷川博一、マガジンハウス、2002年11月21日。ISBN 9784838712854  虐待カウンセリング ~作家 柳美里・500日の記録~”. 日本放送協会. 2013年12月9日閲覧。
  8. ^ 親子連鎖を断つ会”. 長谷川博一 公式サイト. 2013年12月9日閲覧。
  9. ^ hasegawa (2023年6月18日). “MSPA(エムスパ)の導入について | こころぎふ臨床心理センター”. 2024年3月7日閲覧。

外部リンク

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