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長征11号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
長征11号
基本データ
運用国 中華人民共和国の旗 中国
開発者 CALT
使用期間 2015年 -
射場 酒泉, 黄海
打ち上げ数 16(成功16)
姉妹型 長征
物理的特徴
段数 4段
全長 20.8m
直径 2.0m
軌道投入能力
低軌道 700 kg
太陽同期軌道 350 kg
700km
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長征11号 (中国語: 长征十一号运载火箭) は、中華人民共和国固体燃料打ち上げ機。英語ではLong March 11Chang Zheng 11と表記されLM-11CZ-11と略される。

開拓者快舟、飛天などと類似する比較的小型の固体燃料を主としたロケットである。国外の同規模のロケットにはミノタウロスIペガサススタールト1等があげられる。

4段式であり、固体ロケット3段に加え、衛星の軌道を制御するための液体燃料の4段目が取り付けられている[1]長征系列では初の固体燃料ロケットであり、液体燃料ロケットに比べ迅速な対応ができるとしている。

中国航天科技集団公司が開発した。2015年9月25日に初打ち上げを行い[2]成功した。

2019年には、海上から船舶を利用した打ち上げにも成功した[3]

打ち上げ一覧

[編集]
飛行
番号
機体
番号
打ち上げ日時(UTC+8) 打ち上げ場所 積荷 軌道 結果
1 遥一 2015年9月25日
9時41分
JSLC 浦江一号
上科大二号×3
SSO 成功
2 遥二 2016年11月10日
7時42分
JSLC 脉冲星导航试验卫星
潇湘一号
丽水一号
科创KS-1Q试验载荷
少年梦想一号
皮纳二号
SSO 成功
3 遥三 2018年1月19日
12時12分
JSLC 吉林一号视频07星
吉林一号视频08星
“淮安号”恩来星
湘江新区号(潇湘二号)
亦庄·全图通一号
加拿大开普勒一号
SSO 成功
4 遥四 2018年4月26日
12时42分
JSLC 珠海一号02组高光谱01星
珠海一号02组高光谱02星
珠海一号02组高光谱03星
珠海一号02组高光谱04星
珠海一号02组视频星
SSO 成功
5 遥五 2018年12月22日
07時51分
JSLC 虹云工程技术验证卫星 SSO 成功
6 遥六 2019年1月21日
13時42分
JSLC 吉林一号光谱01星
吉林一号光谱02星
灵鹊-1A星
青腾之星(潇湘一号03星)
SSO 成功
7 HY1 2019年6月5日
12時06分
黄海海域海上発射台
北緯34度53分58秒 東経121度11分25秒 / 北緯34.89944度 東経121.19028度 / 34.89944; 121.19028 (長征11号HY1発射地点)
捕风一号A、B
中电网通一号A、B
吉林一号高分03A
娄星号卫星(潇湘一号04星)
陶行知教育一号卫星(天启三号)
LEO 成功
8 遥七 2019年9月19日
14時42分
JSLC 珠海一号03组高光谱01星
珠海一号03组高光谱02星
珠海一号03组高光谱03星
珠海一号03组高光谱04星
珠海一号03组视频星
SSO 成功
9 遥八 2020年5月30日
04時13分
XSLC 新技术试验卫星G、H LEO 成功
10 HY2 2020年9月15日
09時23分
黄海海域海上発射台 吉林一号高分03C1、2、3
吉林一号高分03B1、2、3、4、5、6
SSO 成功
11 遥九 2020年12月10日
04時14分
XSLC GECAM01、02 LEO 成功
12 遥十 2022年03月30日
10時29分
JSLC 天平二号A、B、C SSO 成功

注釈

[編集]
  1. ^ 中国、また新型ロケットを打ち上げ 固体ロケットの「長征十一号」が初飛行”. sorae.jp. 2015年10月8日閲覧。
  2. ^ China debuts Long March 11 lofting Tianwang-1 trio”. NASASpaceflight.com. 2015年9月25日閲覧。
  3. ^ 中国、運搬ロケットの海上打ち上げ試験に成功”. AFP (2019年6月5日). 2019年6月6日閲覧。

関連項目

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