長崎大学停留場
長崎大学停留場 | |
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停留場を俯瞰する | |
ながさきだいがく Nagasaki University | |
◄14 若葉町 (0.3 km) (0.3 km) 岩屋橋 16► | |
所在地 | 長崎県長崎市若葉町1番23号先 |
駅番号 | 15 |
所属事業者 | 長崎電気軌道 |
所属路線 | 本線(■1号系統・□2号系統・■3号系統) |
キロ程 |
0.8km(住吉起点) 赤迫から1.1 km |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
3,400人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1950年(昭和25年)9月16日 |
長崎大学停留場(ながさきだいがくていりゅうじょう、長崎大学電停)は、長崎県長崎市若葉町にある長崎電気軌道本線の路面電車停留場。駅番号は15。1号系統、2号系統、3号系統が停車する。
その名の通り長崎大学(文教キャンパス)正門前にあり、学生や職員の利用が多い[1]。
歴史
[編集]当停留場は1950年(昭和25年)、本線の大橋 - 住吉間の開業と同日に設置された[2][3]。開業当時は家野町停留場(いえのまちていりゅうじょう)と称し[2]、ここから住吉停留場までの区間に途中の停留場は設置されていなかった[4]。
停留場名は1966年(昭和41年)に長崎大学前停留場(ながさきだいがくまえていりゅうじょう)に改称[4]。2018年(平成30年)には最寄り施設を明確にするため、「前」を外して長崎大学停留場に改称した[5]。
年表
[編集]- 1950年(昭和25年)9月16日:家野町停留場として開業[2]。
- 1966年(昭和41年)9月20日:長崎大学前停留場に改称[2]。
- 1969年(昭和44年)3月:横断歩道橋が設置される。
- 1999年(平成11年)
- 2018年(平成30年)8月1日:長崎大学停留場に改称[5][8]。
構造
[編集]長崎大学停留場は併用軌道区間にあり、道路上にホームが設けられる[9][10]。ホームは2面あり、南北方向に伸びる2本の線路を挟み込むように配される[9][10]。ただ互いのホームは斜向かいに離れて位置していて[11]、北寄りに長崎駅前方面行きのホーム、南寄りに赤迫方面行きのホームがある[10]。
かつてはホームに横断歩道橋が接続していたが、1999年に撤去された[12]。このとき停留場の設備も改修され[7]、両ホームは24メートルに延長、上屋が取り換えられた[12]。
利用状況
[編集]長崎電軌の調査によると1日の乗降客数は以下の通り。
周辺
[編集]長崎大学の正門前に停留場があり、学生向けの飲食店や店舗が立ち並ぶ[4]。
長崎大学文教キャンパスは正門側に国道206号、裏門(東門)側に長崎県道113号長与大橋町線が走っている。路面電車は国道上を走っており、正門・裏門の道を区別する際に正門側の道路は「電車通り」と呼ばれている。
- 長崎大学文教キャンパス
- 大学本部、全学教育棟(旧教養部)、6学部(教育学部・工学部・薬学部・水産学部・環境科学部・多文化社会学部)がある。坂本キャンパスにある医学部・歯学部、片淵キャンパスにある経済学部の学生も一般教養科目受講の際には文教キャンパスに通う。
- 純心中学校・純心女子高等学校
- 大学正門からキャンパス内を横断し東門へ、そこから更に道路(県道113号線)を横断したところにある(徒歩10 - 15分)。
- イタリアントマトCafejr
- ゲオ長崎大学前店
- あたご自動車学校長大前サービスセンター
- ベスト電器BFS住吉店
- OK PRO住吉店
- ジャパレン
バス路線
[編集]隣の停留場
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 長崎県営バスに関しては、滑石団地・住吉 - 三原団地線(ミニバス)、滑石団地 - [[中央橋 (長崎市)|]]線、滑石団地 - 東高線および長崎空港リムジンバス(住吉・昭和町経由便)が停車している。
- ^ このバス停は、そばに長崎土木事務所があったためもともとは「土木事務所前」という名称であったが、2009年4月の組織改編で土木事務所が長崎振興局となったことに伴い「長崎振興局前」に改称された。土木事務所と呼ばれる期間が長かったため、現在でも「土木事務所前」という名称を用いる市民も少なくない。
- ^ もともと「土木事務所前」のバス停は長崎駅方面にもあったが、大学正門に近いこともあり、交通渋滞をよく引き起こしていたことから、前「長崎大学前」バス停と前「土木事務所前」バス停の間に現在の「長崎大学前」バス停を設置した経緯がある。
出典
[編集]- ^ a b 田栗 & 宮川 2000, p. 47.
- ^ a b c d e 今尾 2009, p. 57.
- ^ 田栗 2005, p. 157.
- ^ a b c 田栗 2005, p. 56.
- ^ a b “電停名称変更のお知らせ”. 長崎電気軌道 (2018年3月30日). 2018年4月4日閲覧。
- ^ a b 100年史, p. 198.
- ^ a b 100年史, p. 114.
- ^ 浅野孝仁 (2018年7月31日). “長崎電気軌道:13カ所停留場、新名称に 35年ぶり、あすから”. 毎日新聞(地方版・長崎) (毎日新聞西部本社): p. 23
- ^ a b 100年史, p. 130.
- ^ a b c 川島 2013, p. 45.
- ^ 川島 2007, p. 117.
- ^ a b 田栗 & 宮川 2000, p. 48.
- ^ 100年史, p. 124.
参考文献
[編集]- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 12 九州沖縄、新潮社、2009年。ISBN 978-4-10-790030-2。
- 川島令三『全国鉄道事情大研究』 九州篇 2、草思社、2007年。ISBN 978-4-7942-1562-8。
- 川島令三『四国・九州ライン 全線・全駅・全配線』 第5巻 長崎・佐賀エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2013年。ISBN 978-4-06-295161-6。
- 田栗優一『長崎「電車」が走る街今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。ISBN 4-533-05987-2。
- 田栗優一、宮川浩一『長崎のチンチン電車』葦書房、2000年。ISBN 4-7512-0764-4。
- 長崎電気軌道株式会社『長崎電気軌道100年史』2016年。