コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

鈴鹿ハンターショッピングセンター

半保護されたページ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鈴鹿ハンターから転送)

鈴鹿ハンターショッピングセンター
SUZUKA HUNTER SHOPPING CENTER
地図
地図
店舗概要
所在地 513-0806
三重県鈴鹿市算所2丁目5-1[1]
座標 北緯34度52分24秒 東経136度32分47秒 / 北緯34.87333度 東経136.54639度 / 34.87333; 136.54639 (鈴鹿ハンターショッピングセンター)座標: 北緯34度52分24秒 東経136度32分47秒 / 北緯34.87333度 東経136.54639度 / 34.87333; 136.54639 (鈴鹿ハンターショッピングセンター)
開業日 1973年(昭和48年)10月10日[1][2][3]
土地所有者 株式会社鈴鹿ハンター[1]
施設所有者 株式会社鈴鹿ハンター[1]
施設管理者 株式会社鈴鹿ハンター[1]
設計者 日建設計[1]
施工者 戸田建設[1]
敷地面積 36,438m2[2]

46,438 m²[1]
建築面積 9,421[1] m²
延床面積 18,842m2[2]

20,586 m²[1]
商業施設面積 13,908m2[2]

14,900[1]

19,240[3]

17,589 m²[6]
中核店舗 スーパーサンシ鈴鹿ハンター店[5]
STEP
店舗数 57店舗(開業時)[4]
営業時間 10:00 - 20:00(平日)
9:00 - 20:00(土日)
駐車台数 800[2]

1000[1]

2000台[3]
駐輪台数 500台[1]
最寄駅 平田町駅[7]
最寄IC 鈴鹿IC
外部リンク 公式サイト
テンプレートを表示
株式会社鈴鹿ハンター[1]
Suzuka Hunter
種類 株式会社
本社所在地 513-0806
三重県四日市市諏訪町14-2[2]

三重県鈴鹿市算所2丁目5-1[1]
設立 1972年(昭和47年)8月21日[1]
業種 不動産業
法人番号 5190001005124
代表者 川口晴彌[2]

高倉衛[1]
資本金 5000万円[2][1]
従業員数 17[8]
テンプレートを表示

鈴鹿ハンターショッピングセンター(すずかハンターショッピングセンター)は、三重県鈴鹿市にある株式会社鈴鹿ハンターが開発したショッピングセンターである[7]

歴史・概要

大四日市商業開発協同組合を母体として「呉服の川口屋(現・川まん[注 1])」・「岡本総本店」・「関西電波(現・ギガス[注 2])」・「三泗百貨店(現・スーパーサンシ[注 3])」が均等出資して[7]1972年(昭和47年)8月21日に資本金5000万円で[2]株式会社鈴鹿ハンターを設立し[7]、同社がデベロッパーとなって1973年(昭和48年)10月10日[1]ショッピングセンター「鈴鹿ハンター」を開業したのが始まりである[7]

出資した4社は開業時からいずれも核店舗として出店しており、その収益で回収すればよいとの考えから、デベロッパーの株式会社鈴鹿ハンター側で利益を出そうとしない運営形態で開業した[4]

開業時点では延べ床面積約13,500m2のA館と延べ床面積約5,200m2のB館という2階建ての建物2棟で構成され、その周囲に約700台の駐車場を併設していた[7]。 店内には幅3mから幅5mの広めの通路を設けており[8]、開業時のメインのA館は、1階奥にスーパーサンシと関西電波[4]、2階奥に川口屋とジャスコと核店舗はいずれも奥側に配置されていて[4]、エスカレーター付近などの好立地に中小テナントを配置した売り場構成としたことから、開業初年度から全テナントは黒字を上げて順調な出足となった[4]。 A館の1階に造られた中央広場や駐車場でイベントを開催するなどの販売促進策を実施するなど、子供のいるファミリー層や地元の大手企業に勤める若者を狙った営業戦略を展開し、開業前に約40%が四日市市に流出していた鈴鹿市民の買い物需要を取り込み、逆に四日市や津市などからも来店客を集めるようになった[8]。 その結果、売上が想定以上に伸びて、開業から3年目にデベロッパーの株式会社鈴鹿ハンターも黒字転換することになった[13]

そして、1975年(昭和50年)10月に飲食関連12店舗の入る別館サンマルコ(店舗面積約990m2)を増設した[7]

地元商店街の有志が[14]1976年(昭和51年)3月19日[15]西隣に「SC・アイリス」が当店の約1.5倍の規模で開業して競合となり[16]、同年4月25日に「日永カヨー」[17]、同年11月12日に「ショッピングモール かめ山エコー」[18]と近隣都市にも相次いで大型店が出店して商圏が近隣の約5万人に狭まることになったが[19]、低粗利益率で強い集客力を持つスーパーサンシが食品の核テナントであったことで足元商圏での強みとなったことも相まって[20]、A館を増床すると共に[7]、商品力や価格競争力を強化するなどして対抗することに成功して[16]、平日約7,000人・土曜日約15,000人・日曜日約35,000人の来店客を集め[16]、前年を上回る売上高約100億円を上げた[16]

また、当店と「SC・アイリス」が出店したことで、当店のある平田町地区が鈴鹿市最大の商業集積地となった[21]

1980年(昭和55年)にスーパーサンシ鈴鹿ハンター店が宅配サービスを試験的に開始し、1983年(昭和58年)3月に同社の生鮮食品や雑貨の宅配サービスフレッシュシステムズの開業に繋がった[22]

建て替えを行い[23]1990年(平成2年)3月21日に店舗面積を約19,240m2・駐車台数約2,000台へ拡大して新装開店した[3]1991年(平成3年)に「第1回花のまちづくりコンクール」で農水大臣を受賞した[24]

1998年(平成10年)6月に電気と冷暖房のためのディーゼルエンジン式のコジェネレーションシステムを導入した[25]

2020年(令和2年)7月2日に2階に「鈴鹿市マイナンバーカードセンター」が開設され[26]2021年(令和3年)11月1日に「鈴鹿亀山消費生活センター」が鈴鹿農業協同組合平田駅前支店2階から2階に移転し[27]、2階に[28]2022年(令和4年)8月6日にブックオフが鈴鹿白子店を移転・増床する形で鈴鹿ハンター店を開店した[29]

商業施設の多い三重県道41号亀山鈴鹿線(鈴鹿中央道路)に面していないものの出入口は設けられており[3]、3階と屋上にも駐車場が設けられている[広報 1]

テナント

現行テナントはフロアガイドを参照。

主なテナント

  • スーパーサンシ - デベロッパーの「株式会社鈴鹿ハンター」の出資者で[7]、開業時から1階奥に核店舗として出店しており[4]、食品の核テナントとして低粗利益率で強い集客力を武器にショッピングセンター全体の競争力の源泉となっている[20]。本社も当館内に所在している[30]

公共施設

  • 三重県鈴鹿旅券コーナー - 1階[広報 4]
  • 鈴鹿市マイナンバーカードセンター - 2020年(令和2年)7月2日に2階に開設[26]
  • 鈴鹿亀山消費生活センター - 2階に2021年(令和3年)11月1日に鈴鹿農業協同組合平田駅前支店2階から移転[27]

かつて存在した主なテナント

  • 呉服の川口屋(現・川まん) - デベロッパーの「株式会社鈴鹿ハンター」の出資者で[7]、開業時には2階奥に核店舗として出店していた[4]呉服店[20]1990年(平成2年)3月21日の新装開店後も核店舗として出店していた[3]
  • 岡本総本店 - デベロッパーの「株式会社鈴鹿ハンター」の出資者で[7]、開業時には核店舗として出店していた[4]家具店[20]
  • 関西電波(現・ギガス) - デベロッパーの「株式会社鈴鹿ハンター」の出資者で[7]、開業時には1階奥に核店舗として出店していた[4]家電量販店[20]1990年(平成2年)3月21日の新装開店後も核店舗として出店していた[3]
  • ジャスコ鈴鹿店 - 開業時には2階奥に核店舗として出店していた[4]衣料品店舗で[20]店舗面積約2,290m2であった[1][33]1997年(平成9年)11月29日に開業した[34]当店から車で約3分の場所にイオン鈴鹿ショッピングセンターベルシティ内に鈴鹿市内3店舗目のジャスコ鈴鹿ベルシティ店が売場面積約21,000m2で開店した後も並行して営業を続けたが[35]、2000年(平成12年)2月23日に閉店した[広報 5]。閉店時点での売場面積は4,791m2[広報 5]1階と2階に出店していた[広報 6]

脚注

注釈

  1. ^ 1982年(昭和57年)4月に「株式会社川まん」に商号を変更[9]
  2. ^ 1998年(平成10年)8月に株式会社ギガスカンサイに商号を変更し[10]2003年(平成15年)10月1日に株式会社ギガスに商号を変更した[11]
  3. ^ 1973年(昭和48年)6月7日スーパーサンシ株式会社を設立し、三泗百貨店から営業を譲受した[12]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 『ショッピングセンター名鑑 1988年版』 日本ショッピングセンター協会、1988年12月27日。pp1010
  2. ^ a b c d e f g h i 『ショッピングセンター名鑑 1976年度版』 日本ショッピングセンター協会、1976年4月30日。pp323
  3. ^ a b c d e f g 山下元 高橋靖明 中村浩久 “鈴鹿市中央道路沿いに見る商業集積”. HRI report 1996年12月号 (百五総合研究所) (1996年12月1日).pp4
  4. ^ a b c d e f g h i j 『共同店舗マニュアル 開発と運営のすべて』 誠文堂新光社、1975年10月20日。pp264
  5. ^ “企業拝見 日本初の顧客限定スーパー スーパー・サンシ笹川店”. Chamber 1986年6月号 (大阪商工会議所) (1986年6月20日).pp50
  6. ^ 三重県|全国都道府県別SC一覧”. 日本ショッピングセンター協会. 2024年9月20日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i j k l 『共同店舗マニュアル 開発と運営のすべて』 誠文堂新光社、1975年10月20日。pp263
  8. ^ a b c 『共同店舗マニュアル 開発と運営のすべて』 誠文堂新光社、1975年10月20日。pp265
  9. ^ 『全国繊維企業要覧 1990 西日本篇』 信用交換所大阪本社、1989年9月20日。pp1277
  10. ^ 『産業と経済 1998年臨時増刊 オール株価チャンス 98秋季号』 産業と経済。1998年10月1日).pp263
  11. ^ “三重県告示第681号”. 三重県公報 第1526号 (三重県) (2003年11月25日).pp11-12
  12. ^ 『流通会社年鑑 1985年版』 日本経済新聞社、1984年11月8日。pp156
  13. ^ 船井幸雄 『船井理論と推奨店 ズバリ公開=繁栄店の条件』 日本経済新聞社、1980年10月20日。pp133
  14. ^ 『店舗百科 1977年版』 日本経済新聞社、1977年2月1日。pp124-125
  15. ^ 『ショッピングセンター名鑑 1988年版』 日本ショッピングセンター協会、1988年12月27日。pp1012
  16. ^ a b c d 船井幸雄 『船井理論と推奨店 ズバリ公開=繁栄店の条件』 日本経済新聞社、1980年10月20日。pp132
  17. ^ 『ショッピングセンター名鑑 1988年版』 日本ショッピングセンター協会、1988年12月27日。pp998
  18. ^ 『ショッピングセンター名鑑 1988年版』 日本ショッピングセンター協会、1988年12月27日。pp1015
  19. ^ 船井幸雄 『船井理論と推奨店 ズバリ公開=繁栄店の条件』 日本経済新聞社、1980年10月20日。pp130
  20. ^ a b c d e f 船井幸雄 『船井理論と推奨店 ズバリ公開=繁栄店の条件』 日本経済新聞社、1980年10月20日。pp131-132
  21. ^ 高原正文 “研究ノート 長野県には見られない「都市の形態」(一)美祢市(山口県)・鈴鹿市(三重県)・豊後高田市(大分県)”. 信濃 第45巻 第4号 (信濃史学会) (1993年4月1日).pp300-301
  22. ^ 藤田公道 『社員不要パート・バイトを使って儲けろ 人件費を減らして2倍儲ける実例集』 エール出版社、1986年7月25日。pp27
  23. ^ “自由席”. ショッピングセンター 1988年6月号 (日本ショッピングセンター協会) (1988年6月1日).pp45
  24. ^ “NEWS”. 公園緑地建設産業 1997年7月号 (日本造園タイムス社) (1991年11月20日).pp6
  25. ^ “コージェネレーションシステム導入実績表(2000年版)”. コージェネレーション VOL.15 NO.1 (日本コージェネレーションセンター) (2000年3月31日).pp66
  26. ^ a b 【鈴鹿市】鈴鹿ハンターに「鈴鹿市マイナンバーカードセンター」が7月2日オープン!土日も受付でカード作りのきっかけになりそうです | 号外NET”. 本氣メディア株式会社 (2020年6月30日). 2024年10月12日閲覧。
  27. ^ a b 鈴鹿亀山消費生活センター、鈴鹿ハンターに移転 相談件数増加に対応(鎌倉優太)”. 中日新聞2021年11月3日. 2024年9月20日閲覧。
  28. ^ a b 【鈴鹿市】「BOOKOFF鈴鹿白子店」が売場坪、取扱商品の拡大に伴い移転予定。移転先はあのショッピングセンター! | 号外NET”. 本氣メディア株式会社 (2022年8月16日). 2024年10月12日閲覧。
  29. ^ a b 【鈴鹿市】お楽しみ充実!8月6日オープン「BOOKOFF 鈴鹿ハンター店」はこんなところ | 号外NET”. 本氣メディア株式会社 (2022年8月16日). 2024年10月12日閲覧。
  30. ^ 「送料有料」で成功した三重のスーパーの秘密”. 東洋経済オンライン. 2024年9月20日閲覧。
  31. ^ おしごと広場みえ(三重県人材・Uターンセンター/ハローワーク津 学生職業相談窓口)”. 三重県経営者協会. pp3 2024年9月20日閲覧。
  32. ^ 株式会社ステップの情報”. 国税庁 法人番号公表サイト. 2024年9月20日閲覧。
  33. ^ 『流通会社年鑑 1976年版』 日本経済新聞社、1975年11月13日。 pp108
  34. ^ “日本のSC イオン鈴鹿ショッピングセンターベルシティ(三重県鈴鹿市)”. ショッピングセンター 1997年3月号 (日本ショッピングセンター協会) (1997年3月1日).pp66
  35. ^ 山下元 高橋靖明 中村浩久 “鈴鹿市中央道路沿いに見る商業集積”. HRI report 1996年12月号 (百五総合研究所) (1996年12月1日).pp6

広報資料・プレスリリースなど一次資料

  1. ^ アクセス・駐車場”. 株式会社鈴鹿ハンター. 2024年10月12日閲覧。
  2. ^ 店舗のご紹介 セリア”. 株式会社鈴鹿ハンター. 2024年10月12日閲覧。
  3. ^ 店舗のご紹介 ジップドラッグ”. 株式会社鈴鹿ハンター. 2024年10月12日閲覧。
  4. ^ 三重県旅券センター”. 三重県. 2024年10月12日閲覧。
  5. ^ a b 2001年2月期 決算参考資料”. イオン株式会社. 2024年9月20日閲覧。
  6. ^ 『ちょっとおしゃれなファッションライブラリー館 ジャスコ鈴鹿店 ご案内』ジャスコ株式会社、発行時期不明、ページ数不明。

関連項目

外部リンク