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金耳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金耳
分類
: 菌界 Fungi
: 担子菌門 Basidiomycota
: 異型担子菌綱 Heterobasidiomycetes
: シロキクラゲ目 Tremellales
: ギンジ科 Naemateliaceae
: ギンジ属 Naematelia
: Tremella aurantialba
学名
Tremella aurantialba
Bandoni & M.Zang, 1990
シノニム

Tremella aurantialba
Bandoni & M.Zang, 2015

和名
きんじ

金耳 (ジンアル(jīn er)、きんじ、学名Tremella aurantialba)、別名金銀耳、黄木耳、黄耳[1]シロキクラゲ目菌類の一種であり、中国ではキノコとして食用とされる。中国に広く分布[2]

形状

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金耳の子実体は脳或いは腫瘍のような形状をしており、色は鮮黄色または山吹色、長さおよび幅は3-12cm、高さ2-8cmである。乾燥すると収縮するが、基本的な形状は保たれる。胞子はほぼ球形または梨形をしている[1]

分布

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金耳は針葉樹とブナ科の広葉樹の混交林のうち、日当たりが良く、風があまり当たらないに分布する。福建省吉林省黒竜江省チベット四川省山西省江西省雲南省など中国の広い地域に分布する他[1]、現在では人工的な栽培もなされている。

化学組成

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金耳の子実体には、タンパク質砂糖、17種類のアミノ酸、長鎖脂肪酸、β-カロチンミネラルビタミンなどが含まれている[1]

薬用

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金耳の子実体を砂糖で調理し、スープ状にしたもの(金耳羹)は、高血圧、肝熱弱、脱力感、十二指腸潰瘍慢性胃炎および胃腸腫瘍を和らげる健康食品として知られる[1]

参照

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  1. ^ a b c d e 郑汉臣 (2003). 《中国食用本草 植物卷》. 上海辞书出版社. p. p.13. ISBN 7-5326-1326-7. http://book.chaoxing.com/ebook/detail_811352924be35b9957d83faa7bd08f68761372b64.html 
  2. ^ 中国科学院中国孢子植物志编辑委员会. “金耳”. 中国真菌志(第二卷)银耳目和花耳目. 2020年5月28日閲覧。[リンク切れ]