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金沢市俵芸術交流スタジオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金沢市俵芸術交流スタジオ
金沢市俵芸術交流スタジオの位置(金沢市内)
金沢市俵芸術交流スタジオ
情報
旧名称 金沢市立俵小学校校舎
用途 文化施設
設計者 株式会社大屋設計(改修)[1]
施工 株式会社前川工務店(改修)[2]
建築主 金沢市
事業主体 金沢市
管理運営 俵芸術交流活性化委員会 [3]
構造形式 RC造
延床面積 2,141.86 m² [3]
階数 地上3階
着工 2017年5月 [1]
竣工 2017年9月 [1][4]
開館開所 2018年5月20日
所在地 920-1108
石川県金沢市俵町ヘ乙22番地
座標 北緯36度32分3.7秒 東経136度43分25.2秒 / 北緯36.534361度 東経136.723667度 / 36.534361; 136.723667 (金沢市俵芸術交流スタジオ)座標: 北緯36度32分3.7秒 東経136度43分25.2秒 / 北緯36.534361度 東経136.723667度 / 36.534361; 136.723667 (金沢市俵芸術交流スタジオ)
備考 設計・施工は「市民の創作活動支援施設内部改修工事」に係るもの。
改修面積は766.045 m2 [4]
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金沢市俵芸術交流スタジオ(かなざわし たわらげいじゅつこうりゅうスタジオ、: Kanazawa City Tawara Artistic Exchange Studio)は、石川県金沢市俵町にある、市民相互の芸術交流の場として提供される公営の文化施設。音楽演劇アート等の芸術活動のための施設であって、芸術活動以外の内容や営利を目的とする内容では使用できない[注釈 1]。通称は「たわらスタジオ」。

沿革

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金沢市で創作活動のできる公共施設としては、紡績工場の倉庫だった建物を利用した金沢市民芸術村が1996年に開村していた。しかし週末や休日は混雑しており、第二の芸術村を求める声が多かった。市は2014年に閉校した金沢市立俵小学校の校舎を整備、「まちなかの芸術村」である市民芸術村に対し、「里山の芸術村」として開設することを決めた。市は2017年6月から工事を進め[6]金沢美術工芸大学OBでデザイナーの橋本謙次郎がデザインしたスタジオロゴも公表された[7]

整備を進めてきた市はオープンを2018年5月20日に決め、ホームページ開設やパンフレット配布など準備を進めた[8]。5月20日に予定通り開館、第二の市民芸術村という位置付けであったが、安い料金や設備が人気を集め、この年は2042件8421人が利用した[9]

  • 2017年平成29年)9月 - 金沢市発注工事「市民の創作活動支援施設内部改修工事(建築工事)」が竣工[4]
  • 2018年(平成30年)5月20日[注釈 2] - 金沢市俵芸術交流スタジオがオープン。

楽器

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《出典:[12]

スタジオ施設

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「1の1」「3の3」などと名付けられたスタジオは俵小学校時代の教室で、黒板やロッカーなども残されている。各「教室」にはピアノやドラム、アンプなどが用意されている。ただし、防音設備は一部にしかない[13]

《下表出典:[12]

施設 床面積
m2
設備等 備考
1階
スタジオ1の1 459
  • 音響設備
  • グランドピアノ
【土足お断り】
2階
スタジオ2の1 64 グランドピアノ
スタジオ2の2 44 アップライトピアノ
スタジオ2の3 64 グランドピアノ
レコーディングスタジオ 35 【土足お断り】
ミキサールーム 32
【土足お断り】
3階
スタジオ3の1 96
  • ティンパニー
  • ドラム
  • グランドピアノ
  • アンプ
  • 音響
【土足お断り】
スタジオ3の2 32 電子ピアノ
スタジオ3の3 113
【土足お断り】
広場 約1,400

開館時間

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9時から22時まで(広場は9時から18時まで)[14]

休館日

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  • 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は直後の平日)[15]
  • 年末年始

所在地

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石川県金沢市俵町ヘ乙22番地[16]

アクセス

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脚注

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注釈

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  1. ^ 金沢市俵芸術交流スタジオ条例施行規則の第7条で営利目的行為が禁じられている[5]
  2. ^ 金沢市俵芸術交流スタジオ条例(本項目において「条例」と略記)[10]の施行日を参照[11]

出典

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  1. ^ a b c 金沢市俵芸術交流スタジオ”. 金沢建設業協会. 2024年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年11月7日閲覧。
  2. ^ 公告第43号 金沢新神田合同庁舎 別館改修工事(金沢国税局)(2021年8月3日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project 「過去に施工した公共工事名及び発注者」の欄を参照。
  3. ^ a b 令和3年度包括外部監査結果報告書”. 金沢市ホームページ. 金沢市包括外部監査人. p. 130. 2024年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年11月7日閲覧。
  4. ^ a b c 工事経歴”. 株式会社前川工務店. 2024年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年11月7日閲覧。
  5. ^ 金沢市俵芸術交流スタジオ条例施行規則”. 金沢市例規集. 金沢市. 2024年11月9日閲覧。
  6. ^ 「里山に第二の芸術村 金沢市 俵小に5月開設 体育館はイベント会場、1階交流室、2階にスタジオ 既存施設は飽和状態」『北國新聞』2017年12月31日、31面。
  7. ^ 「鳥、木、笑顔、音楽…「俵」色彩豊かに 第二の市民芸術村 金沢市がロゴ決定」『北國新聞』2018年1月13日、29面。
  8. ^ 「里山の芸術拠点活動 「俵スタジオ」来月20日会館」『北國新聞』2018年4月6日、27面。
  9. ^ 「俵スタジオ利用8千人 昨年5月開館 サービスや設備好評」『北國新聞』2019年1月21日、29面。
  10. ^ 金沢市俵芸術交流スタジオ条例”. 金沢市例規集. 金沢市. 2024年8月9日閲覧。
  11. ^ 金沢市俵芸術交流スタジオ条例の施行期日を定める規則」『金沢市公報』号外第11号、金沢市、2018年3月30日、1頁。 
  12. ^ a b 金沢市俵芸術交流スタジオ ご利用案内 - 料金表”. 金沢市. 2024年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ2024年11月9日閲覧。
  13. ^ 「いしかわ廃校紀行 俵小学校(金沢市)▶▶金沢市俵芸術交流スタジオ」『北國新聞』2020年1月6日、18面。
  14. ^ 条例第4条による。
  15. ^ 条例第5条による。「年末年始」についても同じ。
  16. ^ 条例第2条による。

関連項目

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外部リンク

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