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金慧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
金 慧
学問
研究分野 政治哲学
政治思想
政治理論
研究機関 中央大学
学位 博士(政治学)(早稲田大学)
特筆すべき概念 カントにおける「移行」
主要な作品 『カントの政治哲学』(2017年)
影響を受けた人物 齋藤純一
学会 日本カント協会
日本政治学会
社会思想史学会
政治思想学会
主な受賞歴

飯島衛賞(2006年)
社会思想史学会研究奨励賞(2014年)
日本カント協会濱田賞著書部門(2019年)
日本政治学会若手論文優秀賞

(2022年)
脚注
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金 慧(きむ へい、: Kim Hae1980年 - )は、日本の政治哲学者中央大学商学部准教授[1]

人物

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早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得退学。「判断力と公開性を中心とするカントの政治理論の研究」で博士政治学[2]。2009年早稲田大学政治経済学術院助手、2012年日本学術振興会特別研究員、2013年千葉大学教育学部助教を経て、2016年から千葉大学教育学部准教授。2023年4月より現職。


専門は哲学政治思想史政治理論。特にカント政治哲学[3]

「カント哲学における言論の自由」で第4回(2014年度)社会思想史学会研究奨励賞[4]

千葉大学では、社会の思想、哲学特講Ⅰ、哲学特講Ⅱ、哲学演習、社会科教材研究Ⅵ、小学校社会、教職実践演習などを担当し、政治哲学、政治思想、政治理論を中心に多様な分野を講じている。 千葉大学大学院では、社会思想史演習、社会思想史研究などを担当。

著書

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単著

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  • 『カントの政治哲学――自律・言論・移行』(勁草書房、2017年)

共著

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  • (鈴村興太郎須賀晃一河野勝)『復興政策をめぐる《正》と《善》――震災復興の政治経済学を求めて①』(早稲田大学出版部、2012年)

訳書

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論文

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雑誌論文

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  • 「カントとアーレントの判断力論における構想力の機能と限界」『政治思想研究』8号(2008年)
  • 「判断力をめぐるカントとアーレントの差異――「反省」概念を手がかりに」『早稲田政治公法研究』88号(2008年)
  • 「みずからを尊重するということ――カントとロールズにおける自己尊重と自己評価」『思想』1033号(2010年)
  • 「アーレントにおける「ゆるし」の概念をめぐって」『理想』690号(2013年)
  • 「カント哲学における言論の自由」『社会思想史研究』38号(2014年)
  • 「政治的自律における切断と接続」『相関社会科学』25号(2015年)
  • 「熱狂と理性 : カント哲学における観衆の公共圏の位置づけをめぐって」『政治思想研究』20号(2020年)

単行本所収論文

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  • 「カントにおける応答と公開性」齋藤純一編『公共性をめぐる政治思想』(おうふう、2010年)
  • 「自律と所有――自己尊重の社会的基盤をめぐって」須賀晃一、齋藤純一編『政治経済学の規範理論』(勁草書房、2011年)
  • 「カント――移行をめぐる三つの議論」犬塚元編『岩波講座 政治哲学2――啓蒙・改革・革命』(岩波書店、2014年)
  • 「植民地主義と不正義――カント:世界市民法の構想」姜尚中・齋藤純一編『逆光の政治哲学――不正義から問い返す』(法律文化社、2016年)

書評等

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  • 「書評 共和制の理念 : イマヌエル・カントと一八世紀末プロイセンの「理論と実践」論争[網谷壮介著]」『社会思想史研究 : 社会思想史学会年報』43号(2019年)
  • 「書評会ノート:斎藤拓也『カントにおける倫理と政治:思考様式・市民社会・共和制』(晃洋書房、2019 年)をめぐって」『メディア・コミュニケーション研究』74号(2021年)


関連項目

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脚注

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  1. ^ research map 金慧
  2. ^ 金慧「判断力と公開性を中心とするカントの政治理論の研究」早稲田大学 博士(政治学), 甲第4039号、2013年、NAID 500000925206 
  3. ^ データベース - 千葉大学教育学部「主な研究課題」より。
  4. ^ 社会思想史学会

外部リンク

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