野村泰紀
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野村 泰紀 (のむら やすのり) | |
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生誕 | 1974年1月21日(50歳) |
国籍 | 日本 |
研究分野 | 素粒子論、宇宙論 |
研究機関 |
カリフォルニア大学バークレー校 ローレンス・バークレー国立研究所 理化学研究所 東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構 |
出身校 | 東京大学 |
プロジェクト:人物伝 |
野村 泰紀(のむら やすのり、1974年1月21日 - )は、日本の物理学者。理学博士(東京大学、2000年)。専門は、素粒子論、宇宙論。
カリフォルニア大学バークレー校教授、バークレー理論物理学センター所長[1]。ローレンス・バークレー国立研究所上席研究員。理化学研究所客員研究員。東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構連携研究員。
余剰次元、統一理論等の素粒子物理学理論、量子重力理論、マルチバース宇宙論等に幅広い活動がある[2]。
人物・来歴
[編集]学歴
[編集]- 1992年:神奈川県立柏陽高等学校卒業。
- 1996年:東京大学理学部物理学科卒業。
- 2000年:東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士号を取得。
職歴
[編集]- 2000年:カリフォルニア大学バークレー校ミラー研究員。
- 2002年:フェルミ国立加速器研究所研究員(Associate Scientist)。
- 2003年:カリフォルニア大学バークレー校助教授。
- 2007年:カリフォルニア大学バークレー校准教授。
- 2008年:ローレンス・バークレー国立研究所上席研究員を併任。
- 2012年:カリフォルニア大学バークレー校教授[3]。
その他、マサチューセッツ工科大学客員教授(2012-2013年)、東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構特任教授(2015-2017年)、主任研究者(2017-2022年)、理化学研究所上級研究員(2023年)等。
受賞歴
[編集]- 2004年:アメリカ合衆国エネルギー省OJIアワード[4]
- 2005年:ヘルマンフェロー[5]
- 2005年:アルフレッド・スローン研究員[6]
- 2012年:サイモンズ理論物理学フェロー[7]
- 2017年:アメリカ物理学会フェロー[8][9]
著書
[編集]- 『マルチバース宇宙論 私たちはなぜ〈この宇宙〉にいるのか』(星海社、2017年)ISBN 9784061386167
- 『Quantum Physics, Mini Black Holes and the Multiverse』(Springer、2017年)ISBN 9783319417097
- 『なぜ宇宙は存在するのか はじめての現代宇宙論』(講談社 ブルーバックス、2022年)ISBN 9784065277225
- 『多元宇宙(マルチバース)論集中講義』(扶桑社、2024年)ISBN 9784594095703
- 『なぜ重力は存在するのか 世界の「解像度」を上げる物理学超入門』(マガジンハウス、2024年)ISBN 9784838775255
出演
[編集]映画/テレビ/Webメディア
[編集]- パーティクル・フィーバー ~人類はヒッグス粒子を見た~ (2013)
- コズミックフロント - 2017年7月13日、2023年11月23日
- 超科学アイドルメディアHKTV! - 2022年2月9日
- ReHacQ−リハック− - 2023年7月7日、7月14日、以降多数
- PIVOT - 2023年11月9日
- チョコプランナー - 2024年2月7日
雑誌/マガジン
[編集]- 『提唱者野村博士に聞く 今なぜマルチバースか』 - 日経サイエンス 2017年9月号
- 『量子的マルチバースと時空間概念の変容』 - 現代思想 2018年1月号
- 『宇宙に経済学は通用する?』 - フォーブスジャパン 2020年2月号
- 『「宇宙は複数ある」は本当か UCバークレーの野村教授に聞く』 - 日経ビジネス 市嶋洋平のシリコンバレーインサイト 2021年4月
- 『無数に存在する宇宙たちと、その謎に挑み続ける物理学者たち』他 - 現代ビジネス 2022年4月、6月、10月
- 『「マルチバース」は本当にあった!?』 - 週間プレイボーイ 2023年4月10日号
- 『UCバークレー教授、なぜ今ツイッター開始? フォロワー5人から…』他 - withnews 2023年7月、8月
脚注
[編集]- ^ BCTP Members
- ^ List of publications on INSPIRE
- ^ Yasunori Nomura's home page at University of California, Berkeley
- ^ OJI_ALL_Awards.pdf
- ^ Hellman Fellows » Yasunori Nomura
- ^ Past Fellows
- ^ 2012 Simons Fellows Awardees: Theoretical Physics | Simons Foundation
- ^ APS Fellows 2017
- ^ 野村泰紀主任研究者が米国物理学会 (APS) フェローに選出
外部リンク
[編集]- Yasunori Nomura's home page at University of California, Berkeley
- 研究者 | Kavli IPMU-カブリ数物連携宇宙研究機構
- 野村泰紀 - 理化学研究所 数理創造プログラム
- List of publications on INSPIRE
- 野村泰紀 (@YasuNomu1) - X(旧Twitter)
- 野村泰紀 (yasunori.nomura.7) - Facebook