野木海翔
基本情報 | |
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国籍 | 日本 |
出身地 | 京都府亀岡市 |
生年月日 | 1997年8月20日(27歳) |
身長 体重 |
182 cm 90 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 投手 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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野木 海翔(のぎ かいと、1997年8月20日 - )は、京都府亀岡市出身の元プロ野球選手(投手)。
経歴
[編集]6歳の頃から野球を始め[1]、亀岡市立東輝中学校[2]時代は京都嵯峨野ボーイズでプレー[3]。九州国際大学付属高校時代は、エース左腕の富山凌雅に次ぐ右投げの控え投手として3年生から背番号11をつける。夏の県大会決勝では、楠城徹監督から先発に抜擢され、東海大付第五高相手に被安打6で自身初の完封勝利を挙げた[4][5]。甲子園大会にも控え投手として出場し、清宮幸太郎擁する早稲田実業高との準々決勝で先発したが、清宮との2打席目の対戦で本塁打を浴びたことをきっかけに打ち込まれ、4回途中4失点で降板。ベスト8で敗退した[1][6]。高校での同学年のチームメイトに富山のほか、山本武白志がいる[1][7]。
東洋大学では1年春にリーグ戦登板を経験するも、2、3年では登板はなかった[8]。4年では先発も経験したが[9]、年間で計6試合の登板で目立った成績を残せなかった[10]。
大学卒業後の2020年に社会人野球・ミキハウス硬式野球部に入部。ミキハウスの商品の梱包作業にあたりながらプレーを続けていた。しかし、独立リーグ出身の知人に「スカウトの注目が段違い」と助言されたことをきっかけに、2年目(2021年)の途中で退社を決断[11]。ミキハウスは野木の決断を尊重し[11]、独立リーグ球団移籍のために6月をもって退部した[12]。
7月22日、独立リーグ・四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックスに練習生として入団し[13]、同月31日に選手登録が行われた[14]。8月1日の対愛媛マンダリンパイレーツ戦でリリーフとして初登板[15]。1年目は8試合、8回2/3の登板で12奪三振を記録した[8]。
25歳を迎える徳島2年目の2022年シーズンはチーム最年長となった[11]。この年はクローザーとして定着[16]。前年よりも2km/h球速があがり[11]、イニング数を上回る奪三振を記録する[10]圧倒的な奪三振率を誇る[1][11]。この年は最終的にリーグ2位の9セーブを記録し、また、奪三振率は13.88であった[17]。同年オフに任意引退が受理され、徳島球団を退団[18]。
選手としての特徴
[編集]直球の球速はコンスタントに150km/h前後をマークし[10]、最高球速は153km/h[11][16]。カウント球と決め球の両方に使えるスライダーや、落差のあるフォークを投げ[1]、高い奪三振率を記録する[1][11]。また、繊細なコントロールも持ち合わせる[16]。
人物
[編集]高校3年の甲子園大会の早稲田実業高戦では、当時、怪童として多くのメディアで取り上げられていた清宮幸太郎と対戦。「本当にどこを見ても、取り上げられるのは清宮君ばかり。ねじ伏せてやろうという気持ちでいっぱいでした」という[1]。監督の楠城徹の指示通り、インコース攻めを徹底し、1打席目は作戦通りにピッチャーゴロに抑えることができたが[19]、「圧があって、やっぱり凄いなって思っていた」といい、2打席目では少しシュート気味で膝元に甘く入った直球を右翼に運ばれた。このことから、一球の大切さを身をもって学んだという[1]。
2021年途中でミキハウスを退部し、徳島に移籍したが、まずはスカウトに自分の実力を見てもらえる環境を重要視したためだったという[11]。また、社業をしながらという環境に負担を感じ、野球だけに取り組みたかったことも理由である[11]。
詳細情報
[編集]独立リーグでの年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2021 | 徳島 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | .500 | 36 | 8.2 | 6 | 1 | 4 | - | 0 | 12 | 0 | 0 | 3 | 3 | 3.12 | 1.15 |
2022 | 32 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 9 | 2 | .250 | 146 | 35.2 | 26 | 1 | 12 | - | 0 | 55 | 3 | 0 | 8 | 8 | 2.02 | 1.07 | |
通算:2年 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 4 | 9 | 2 | .333 | 182 | 44.1 | 32 | 2 | 16 | - | 0 | 67 | 3 | 0 | 11 | 11 | 2.23 | 1.08 |
背番号
[編集]- 48 (2021年7月22日 - 2022年)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h 神原英彰 (2022年8月29日). “甲子園で清宮幸太郎にHR浴びた球児は今 野木海翔、25歳 153km剛腕のNPBラストチャンス”. THE ANSWER. p. 2. 2022年9月19日閲覧。
- ^ “地元出身選手の少ない学校と多い学校の成績比較 - 2015 全国高校野球選手権大会”. 2023年11月6日閲覧。
- ^ “OB紹介”. 京都ファイターズ・嵯峨野ボーイズ. 2022年9月19日閲覧。
- ^ “九州国際大付V2、野木完封「実感わかない」/福岡”. 日刊スポーツ. (2015年7月28日) 2022年9月19日閲覧。
- ^ “九州国際大付連覇、元プロ監督がエキス注入/福岡”. 日刊スポーツ. (2015年7月29日) 2022年9月19日閲覧。
- ^ “早稲田実―九州国際大付(準々決勝) - 試合結果 - 全国高校野球選手権大会”. バーチャル高校野球. 2022年9月19日閲覧。
- ^ “【投手】2021年新入団選手紹介/新入団選手たちのこれまで”. 【公式】徳島インディゴソックス|note (2021年3月8日). 2022年9月19日閲覧。
- ^ a b “ライブ速報 - プロ野球ドラフト会議”. 日刊スポーツ. 2022年9月19日閲覧。
- ^ 須之内海 (2019年5月18日). “エースが本領発揮、「怪物」も覚醒、東洋大が優勝へ突き進む”. 4years. #学生スポーツ 2022年9月19日閲覧。
- ^ a b c 西尾典文 (2022年6月16日). “花咲徳栄は高校歴代最長 明治大は13年連続狙う ドラフト指名続くチーム、今年もプロ輩出なるか”. AERA dot.: p. 3 2022年9月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 神原英彰 (2022年8月29日). “甲子園で清宮幸太郎にHR浴びた球児は今 野木海翔、25歳 153km剛腕のNPBラストチャンス”. THE ANSWER. p. 1. 2022年9月19日閲覧。
- ^ “◆ミキハウス硬式野球部 2021年度引退選手◆”. ミキハウス硬式野球部. 2022年9月19日閲覧。
- ^ “徳島IS 新入団選手のお知らせ”. 徳島インディゴソックスOfficial Site (2021年7月22日). 2021年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
- ^ “徳島IS 選手登録のお知らせ”. 徳島インディゴソックスOfficial Site (2021年7月31日). 2021年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月19日閲覧。
- ^ “オリ・富山と甲子園を経験した150キロ超え右腕・野木海翔(徳島IS)が初勝利!”. 高校野球ドットコム. (2021年8月8日) 2022年9月19日閲覧。
- ^ a b c “【今日から開幕!】後期リーグ戦で期待のかかる注目選手5人をまとめて紹介!”. 【公式】徳島インディゴソックス|note (2022年6月25日). 2022年9月19日閲覧。
- ^ “【独立リーグ】個人投手成績-四国アイランドリーグplus2022後期公式戦”. 一球速報.com. OmyuTech. 2022年9月22日閲覧。
- ^ “退団選手のお知らせ”. 徳島インディゴソックス. (2022年10月31日) 2022年12月27日閲覧。
- ^ 中村計 (2015年8月17日). “徹底したインコース攻めも本塁打に!清宮幸太郎は全く“がばらない”打者。 - 高校野球”. Number Web. 2022年9月19日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 野木 海翔 | 投手 | 選手名鑑 | 徳島インディゴソックスOfficial Site - ウェイバックマシン(2022年9月22日アーカイブ分)