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野口芳宏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

野口 芳宏(のぐち よしひろ、1936年2月17日[1] - )は、日本の教育者。国語や道徳の「授業名人」と称され、「模擬授業」の名付け親の一人としても著名。NHK「わくわく授業」出演[2][3]。専門分野は、国語教育、道徳教育、家庭教育、幼児教育。植草学園大学発達教育学部名誉教授、日本教育技術学会名誉会長[4]日本言語技術教育学会理事[5]、(公財)モラロジー研究所教育者講師[6]等を歴任。幼年国語教育会名誉会員[7]

略歴

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千葉県君津市生まれ。1958年千葉大学教育学部卒業。公立小学校教諭、千葉大学附属小学校教諭を経て、公立小学校教頭・校長を務める。退職後、北海道教育大学教授、植草学園大学発達教育学部教授、のち名誉教授。研究分野は国語教育、家庭教育、道徳教育、幼児教育。日本教育技術学会理事・名誉会長、日本言語技術教育学会理事・副会長、「鍛える国語教室研究会」「授業道場野口塾」「実感道徳研究会」各主宰。著書に『野口流 授業の作法』『野口流 教室で教える小学生の作法』(以上、学陽書房)『野口芳宏 第一著作集全20巻』『同 第二著作集全15巻』『子どもは授業で鍛える』『鍛える国語教室シリーズ』(以上、明治図書)『小学生までに身につける子どもの作法』(PHP研究所)ほか多数。[8]

 幼少期からの生い立ちは、『教師の覚悟 授業名人・野口芳宏小伝[9]に詳しい。国語教育に関する業績は、『「鍛える国語教室」研究会創立三〇周年記念 野口芳宏「国語学力」形成史[10]に詳しい。

  • 1936年:千葉県君津市生まれ
  • 1958年:千葉大学教育学部(国語科専攻)卒業
  • 1963年:千葉大学教育学部附属小学校教諭
  • 1983年:木更津市立西清小、波岡小各教頭
  • 1992年:木更津市立請西小、岩根小各校長
  • 1996年:北海道教育大学教授(国語教育)
  • 2001年:北海道教育大学退官
  • 2008年:植草学園大学発達教育学部教授
  • 2013年:植草学園大学名誉教授・植草学園大学フェロー。植草学園短期大学非常勤講師
  • 2024年:瑞宝双光章受章(令和5年度高齢者叙勲[11])。公益財団法人モラロジー道徳教育財団参与

著作

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共著・編著等

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脚注

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  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.270
  2. ^ わくわく授業~わたしの教え方 「“おはよう”“こんにちは”の意味知ってますか」 | 番組表検索結果詳細”. NHKクロニクル. 2019年2月11日閲覧。
  3. ^ わくわく授業~わたしの教え方 「ごんぎつねの正体は?~野口芳宏先生の国語」 | 番組表検索結果詳細”. NHKクロニクル. 2019年2月11日閲覧。
  4. ^ 役員”. 日本教育技術学会. 2019年2月10日閲覧。
  5. ^ 役員”. nggkg.net. 2019年2月10日閲覧。
  6. ^ 学校への講師派遣 | モラロジー研究所”. 2019年2月10日閲覧。
  7. ^ 幼年国語教育会 | 概要”. www.you-koku.org. 2019年2月11日閲覧。
  8. ^ 野口 芳宏 - 株式会社 学陽書房”. www.gakuyo.co.jp. 2019年2月11日閲覧。
  9. ^ 松澤正仁『教師の覚悟 授業名人・野口芳宏小伝』さくら社、2015年7月7日。 
  10. ^ 『「鍛える国語教室」研究会創立三〇周年記念 野口芳宏「国語学力」形成史』渓水社、2022年2月17日。 
  11. ^ 令和5年度高齢者叙勲 受賞者名簿(令和6年3月1日付け)”. 内閣府. 2024年4月27日閲覧。
  12. ^ 野口芳宏 (1971). “詩の鑑賞指導についての考察 : 「理解」と「鑑賞」との関連(<特集>先人の業績をさぐる-随意選題をめぐって-)”. 国語科教育 18: 49-55. 
  13. ^ 野口芳宏 (1998). “説明文における言語技術教育の試み”. 語学文学 36: 31-40. 
  14. ^ 野口芳宏 (2001). “国語科の授業改善への私論 : 国語学力の形成のために”. 語学文学 39: 1-11. 
  15. ^ 野口芳宏 (2017~2022). “本音・実感の教育不易論”. 総合教育技術 72巻1号~75巻5号掲載分を小学館web「みんなの教育技術」で公開中(2023.2.23現在). 

外部リンク

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