宇佐美寛
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宇佐美 寛(うさみ ひろし、1934年4月16日-2023年8月25日)は、教育学者、千葉大学名誉教授。
横須賀市出身。1960年東京教育大学卒、同助手、61-62年米国ミネソタ州立大学に学ぶ。65年東教大大学院博士課程修了、「ブロンスン・オルコットの教育思想」で教育学博士。1967年千葉大学教育学部講師、68年助教授、77年教授、93-97年教育学部長、2000年定年退官、名誉教授[1]。 現在は日本看護協会にて看護大学の教授や看護学校の教員への論文指導。首都圏の看護学校や大学における論理学、小論文の添削および講師も兼務。
著書
[編集]- 『思考・記号・意味 教育研究における「思考」』誠信書房 1968
- 『思考指導の論理 教育方法における言語主義の批判』明治図書出版 1973
- 『「道徳」授業批判』明治図書出版 現代授業論シリーズ 1974
- 『ブロンソン・オルコットの教育思想』風間書房 1976
- 『教授方法論批判』明治図書出版 授業研究全書 1978
- 『授業にとって「理論」とは何か』明治図書出版 明治図書選書 1978
- 『論理的思考 論説文の読み書きにおいて』メヂカルフレンド社 1979
- 『授業の理論をどう作るか』明治図書出版 現代授業論双書 1983
- 『「道徳」授業をどうするか』明治図書出版 現代授業論双書 1984
- 『国語科授業批判』明治図書出版 教育選書 1986
- 『教育において「思考」とは何か 思考指導の哲学的分析』明治図書出版 現代授業論双書 1987
- 『道徳教育』放送大学教育振興会 1987
- 『「道徳」授業に何が出来るか』明治図書出版 教育新書 1989
- 『読み書きにおける論理的思考』明治図書出版 教育技術理論双書 1989
- 『「議論の力」をどう鍛えるか』明治図書出版 オピニオン叢書 1993
- 『国語科授業における言葉と思考 「言語技術教育」の哲学』明治図書出版 授業への挑戦 1994
- 『「道徳」授業における言葉と思考 「ジレンマ」授業批判』明治図書出版 教育選書 1994
- 『大学の授業』東信堂 1999
- 『宇佐美寛問題意識集』全15巻 明治図書出版、2001-05
- 1 「出口」論争とは何か 2001
- 2 国語教育は言語技術教育である
- 3 「分析批評」の再検討
- 4 「文学教育」批判
- 5 議論は,なぜ要るのか
- 6 論理的思考をどう育てるか 2003
- 7 論理的思考と授業の方法
- 8 授業をどう構想するか
- 9 <実践・運動・研究>を検証する 2003
- 10 自分にとって学校はなぜ要るのか
- 11 「経験」と「思考」を読み解く 2005
- 12 「価値葛藤」は迷信である 「道徳」授業改革論
- 13 「道徳」授業をどう変えるか
- 14 授業の構想と記号論
- 15 教育のための記号論的発想
- 『大学授業の病理 FD批判』東信堂 2004
- 『授業研究の病理』東信堂 2005
- 『大学授業入門』東信堂 2007
- 『〈論理〉を教える』明治図書出版 2008
- 『作文の教育 〈教養教育〉批判』東信堂 シリーズ『大学の授業実践』 2010
- 『教育哲学』東信堂 2011
- 『教育哲学問題集 教育問題の事例分析』東信堂 2013
- 『私の作文教育』さくら社 2014
- 『議論を逃げるな』さくら社 2017
共編著
[編集]- 『世界教育史大系 17 アメリカ教育史 1』共著 講談社 1975
- 『看護教育の方法』1-2 編 医学書院 看護教育ブックス 1987-93
- 『放送大学で何が起こったか あらためて「大学」を問う』深谷昌志共編著 黎明書房 1989
- 『<討論>言語技術教育』編著 明治図書出版 授業への挑戦 1991
- 『授業づくりに役立つ新国語科教科書研究 小学1~6年』向山洋一共編 明治図書出版 1992
- 『「近現代史の授業改革」批判』池田久美子[要曖昧さ回避]共著 黎明書房 1997
- 『作文の論理 <わかる文章>の仕組み』編著 東信堂 1998
- 『看護教育の発想 授業をどう変えるか』米田和美共著 看護の科学社 2003
- 翻訳
- ベイリ『自然学習の思想』明治図書出版 世界教育学選集 1972
論文
[編集]注
[編集]- ^ 『現代日本人名録』