野々山真輝帆
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野々山 真輝帆(ののやま まきほ、1934年 - 2016年3月8日)は、日本のスペイン文学者、翻訳家。筑波大学名誉教授[1]。獨協大学名誉教授[1]。本名・ミチコ。
略歴
[編集]東京外国語大学スペイン語学科卒業。イリノイ大学博士課程修了後、ハーバード大学に学ぶ。
1981年『スペイン内戦』で毎日出版文化賞受賞[1]、1993年『リスボンの春 ポルトガル現代史』でロドリゲス通事賞(ポルトガル)受賞[1]。1995年イサベルカトリック女王勲章受章[1]。
1998年まで筑波大学教授、のち獨協大学教授。文学だけでなく現代史も論じた。
著書
[編集]- 『スペイン語のトレーニング』(白水社) 1980.11
- 『海の女王 イサベラ』(千趣会)
- 『スペイン・ポルトガル現代史』(共著、山川出版社)
- 『スペイン内戦の研究』(共著、中央公論社)
- 『スペイン内戦 老闘士たちとの対話』(講談社現代新書) 1981.1
- 『スペインの紅いバラ フランコからフェリーペへ』(白水社) 1984.10
- 『ニカラグア 昨日・今日・明日』(筑摩書房) 1988.8
- 『スペイン辛口案内』(晶文社) 1992.1
- 『リスボンの春 ポルトガル現代史』(朝日選書) 1992.4
- 『あまりにスペイン的な男と女』(毎日新聞社) 1992.7
- 『すがおのスペイン文化史 ライフスタイルと価値観の変遷』(東洋書店) 1994.11
- 『「アミーゴ」とつき合う法 ふだん着のスペイン語』(晶文社) 1998.5
- 『スペインを知るための60章』(明石書店、エリア・スタディーズ) 2002.10
翻訳
[編集]- 『スペイン内戦と文学 亡命・検閲の試練に耐えて』(編訳、彩流社) 1982
- 『蜂の巣』(カミロ・ホセ・セラ、会田由共訳、白水社) 1989
- 『ピレネー紀行』(カミロ・ホセ・セラ、日比野和幸共監訳、彩流社) 1993
- 『赤い手の王』(グスターボ・アドルフォ・ベッケル、日比野和幸共監訳、彩流社) 1995
- 『イワシの埋葬 スペイン短篇選集』(編、日比野和幸ほか訳、彩流社) 1996
- 『アンダルシア紀行』 (カミロ・ホセ・セラ、日比野和幸共監訳、彩流社) 1999
- 『ラテンアメリカ短編集 モデルニズモから魔術的レアリズモまで』(編、日比野和幸ほか訳、彩流社) 2001
- 『さらば、アルハンブラ 深紅の手稿』(アントニオ・ガラ、日比野和幸, 田中志保子共訳、彩流社) 2007
- 『愛と狂気と死の物語 ラテンアメリカのジャングルから』(オラシオ・キロガ、編、彩流社) 2010
- 『ラテンアメリカ傑作短編集 中南米スペイン語圏文学史を辿る』(編、彩流社) 2014
- 『ラテンアメリカ傑作短編集 続 中南米スペイン語圏の語り』(編、彩流社) 2018