酪酸アミル
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酪酸アミル amyl butyrate[1] | |
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pentyl butanoate | |
別称 酪酸ペンチル | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 540-18-1 |
特性 | |
化学式 | C9H18O2 |
モル質量 | 158.24 |
外観 | 無色の液体 |
匂い | 果実臭 |
沸点 |
186℃ |
屈折率 (nD) | 1.410-1.414 |
危険性 | |
引火点 | 53℃ |
関連する物質 | |
関連物質 | 酪酸イソアミル |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
酪酸アミル(らくさんアミル英: oamyl butyrate)は、化学式C9H18O2で表される酪酸エステルの一種。酪酸ペンチルとも呼ばれる。食品用香料などに用いられる。IUPAC名ではブタン酸ペンチル(pentyl butanoate)。
用途
[編集]アンズ、バナナ、パイナップルに似た甘いフルーツの香りを持つ。香料としては各種フルーツやバター、バニラのフレーバーとして、チューインガムに800ppm、その他の用途で70ppm程使用される。酪酸イソアミル は本剤の異性体であり、「酪酸アミル」と表示されている製品には、酪酸イソアミルを主体としたものもある[1]。
安全性
[編集]日本の消防法では危険物第4類・第2石油類に分類される。皮膚や眼に対する刺激性がある[2]。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-X
- ^ 酪酸アミル(東京化成工業)