配線工程
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配線工程またはバックエンド(back end of line、BEOL)とは、半導体製造における2番目の工程であり、それぞれのデバイス(トランジスタ、キャパシタ、抵抗など)がメタル層によって配線される。 配線材料として以前はアルミニウム配線が使われていたが、その後銅配線に置き換わった[1] 。 ウェハー上に最初のメタル層が成膜されてからがBEOLである。
BEOLのステップ:
- ソース領域とドレイン領域、またポリシリコン領域をシリサイド化する。
- 絶縁層(プリメタル絶縁膜(PMD)、メタルをシリコンとポリシリコンから分離する)を作り、CMP研磨を行う。
- PMDにホールを作る。
- メタル層1を作る。
- 2番目の絶縁層(配線間層間膜)を作る。
- 下層のメタルと上層のメタルを接続するために、絶縁層にビアホールを作る。ビアはCVDプロセスで埋められる。
- 4–6をくり返す。
- マイクロチップを保護するため、パッシベーション膜を作る。
関連項目
[編集]引用
[編集]- ^ Karen A. Reinhardt and Werner Kern (2008). Handbook of Silicon Wafer Cleaning Technology (2nd ed.). William Andrew. p. 202. ISBN 978-0-8155-1554-8
参考文献
[編集]- “Chapter 11: Back End Technology”. Silicon VLSI Technology: Fundamentals, Practice, and Modeling. Prentice Hall. (2000). pp. 681–786. ISBN 0-13-085037-3
- “Chapter 7.2.2: CMOS Process Integration: Backend-of-the-line Integration”. CMOS: Circuit Design, Layout, and Simulation. Wiley-IEEE. (2010). pp. 199–208 [177–79]. ISBN 978-0-470-88132-3