都丸潤子
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都丸 潤子(とまる じゅんこ、1963年6月 - )は、日本の政治学者・歴史学者。専門は、国際関係論・国際移動論。早稲田大学政治経済学術院教授。
略歴
[編集]東京大学教養学部教養学科国際関係論分科卒業、同大学院総合文化研究科国際関係論専攻修士課程を経て、1992年、同大学院総合文化研究科国際関係論専攻博士課程単位取得退学。1997年、オックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジ大学院で博士(政治学)の学位を取得。
神戸大学法学部助手(1993年)、同助教授(1993-1994年)、同大学院国際協力研究科助教授(1994-2002年)、上智大学外国語学部助教授(2002-07年)を経て、2007年より現職。
著書
[編集]単著
[編集]- The Postwar Rapprochement of Malaya and Japan, 1945-61: the Roles of Britain and Japan in South-East Asia, (Macmillan, 2000). ISBN 978-0312227777 ... 2001年、第17回大平正芳記念賞受賞
共編著
[編集]- Japanese Diplomacy in the 1950s: from Isolation to Integration, co-edited with Makoto Iokibe, Caroline Rose and John Weste, (Routledge, 2008).
訳書
[編集]論文
[編集]雑誌論文
[編集]- 「多民族化のなかの島々――19世紀末からのフィジーとハワイ」『神戸法学雑誌』43巻1号(1993年)
- 「フィジーにおける先住民、植民統治者、労働移民」『国際政治』109号(1995年)
- 「東南アジアの地域主義形成とイギリス(1941-1965)――東南アジア総弁務官と駐在官会議の役割」『国際法外交雑誌』98巻4号(1999年)
- 「発展途上国における多文化主義」『国際協力論集』7巻2号(1999年)
- 「戦後日本の対マラヤ復交とイギリス――賠償なき関係回復(1945-61年)」『国際政治』124号(2000年)
- 「国際関係論におけるエスニシティ研究序論」『国際協力論集』8巻3号(2001年)
- 「戦後初期イギリスの東南アジア認識(1945-1960)」『歴史学研究』794号(2004年)
- 「脱植民地化過程における多文化統合の試み――英領マラヤでのマルコム・マクドナルドの社会工学」『インターカルチュラル』4号(2006年)
- 「兵庫県インド系住民の震災・復興経験と多文化共生」『国際協力論集』13巻3号(2006年)
- 「戦後日本の東南アジア移民送出計画とイギリス――ヒトの移動からみたアジア復帰過程」『歴史学研究』818号(2006年)
- 「イギリスの対東南アジア文化政策の形成と変容(1942-1960)」『国際政治』146号(2006年)
単行本所収論文
[編集]脚注
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